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東京都 私立 開成高等学校 卒
東京大学 理科二類

有馬 宙希さん

■センター試験得点 858点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   化学   生物  
開示得点 80 70 51 40 43 =284/440点
自己採点 70 45 35 25 35 =210/440点

■受験した感触・・・ 受験直後は落ちたと思ったが、周りの出来を聞いてからは受かっている気がした。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A

逆転合格を目指して

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は高3の夏まで部活をしていて、受験勉強を本格的に開始したのは夏休みからでした。部活をやっているときは、移動時間が主な勉強時間で、英単語や古文単語を覚えていました。そのため、英語と国語はそれほど周りとの差を感じていなかったのですが、数学と理科はまとまった時間がないと勉強することが難しい科目であるため、夏休みに入るまではほとんど勉強できずにいました。その結果、夏休みが始まる頃は、数学が全くできず、学校の試験で1桁の点数を取るほどでした。そのため、私は数学と理科のレベルを上げることを目標として、受験勉強を開始しました。

夏休み

 周りと比べて遅れをとっていることは明らかだったので、基礎力の向上を目標として、本気で勉強しました。しかし、最初は勉強しても成果が出ず、数学に関しては相当勉強したにも関わらず、8月上旬の東大摸試では、13点でした。今思うと、この時期が1番つらかったなと思います。ここで皆さんに1つアドバイスをします。受験勉強を始めた直後は多くの人が結果が出ず、つらい思いをすると思います。しかし、必ずいつか成果を感じられるときが来るので、ここで挫折しないことが大切です。また、勉強のことばかり考えていると、気が滅入ってしまうので、息抜きも大切です。私は8月中旬に旅行に行ったことで気分転換ができました。そして、この旅行が転換点となり、それまでの勉強の成果が出始めました。そして、8月末の東進の「東大本番レベル摸試」では、数学で60点を取ることができました。こうして、夏休みのうちになんとか周りに追いつくことができました。

2学期

 基礎力が定着したという実感があったので、今度は知識の運用力をあげることを目標に、過去問演習に取り掛かりました。2学期は、過去問演習と英単語や古文単語、理科の暗記事項の定着にほとんどの時間を費やしました。秋の東大摸試では、課題としていた数学で80点を超え、理科も70点を超えるようになりました。

冬休み

 共通テストの対策にほとんどの時間を費やしました。具体的には、過去問を10年分解きました。また、社会の勉強をそれまであまりやってこなかったため、社会を重点的に勉強していました。

3学期

 共通テスト後は、冬休み中ほとんど勉強してこなかった数Ⅲの勉強を重点的にしていました。2学期の時点で合格最低点を超えていたので、この時期は、より高い点数を取ることよりも、ケアレスミスなどによる余計な失点を減らすことを意識していました。入試前夜は、興奮して一睡もできませんでした。皆さんの中にも同じような状態になる人がいるかもしれません。しかし、本番は否が応でも集中するため、眠くなることはないと思います。大事なことは焦らないことです。

最後に

 私と同じように受験勉強の開始が遅くなる人にいくつかアドバイスをしたいと思います。参考になれば幸いです。
  • 忙しいときでもできることをやる……私が合格できたのは、部活をしていた時期に国語と英語を固めていたからだと思います。移動時間などを積極的に使いましょう。
  • 受験勉強の計画を立てておく……いざ受験勉強を始めることができるようになったときに、どこから手を付ければいいかわからないなんてことがないようにしてください。
  • 周りとの差に焦らない……まずは地道に基礎固めからやることが1番の近道です。周りが進んでいるからと言っていきなり応用から入ろうとしても絶対うまくいきません。
  • 質の高い勉強をする……限られた時間で周りに追いつくには、質を高めていくほかありません。惰性で勉強しないように。

■東進東大特進コースについて

講座

 東進はオンライン授業であり、自宅でも受講でき、好きなときに受講できるため、部活や学校行事との両立ができたことが本当によかったです。また、受講後に確認テストを受けなければならないため、理解できていないままなんとなく受講することや、聞き流すことができず、緊張感をもって受講することができ、自分が何を理解できていないのかがわかるため、そこもとてもよかったです。さらに、カリスマ講師の授業を聞くことができ、授業の質は圧倒的です。特に、長岡恭史先生の講座は、本質的なことを教えているので、相当難しいですが、その分学力が伸びるので、おすすめです。

東大入試同日体験受験

 私は、「東大入試同日体験受験」を高1のときに、「共通テスト同日体験受験」を高1、高2のときに受験しました。同日体験受験を受けることで、自分の学力と、合格するために必要な学力の差を実感でき、受験勉強の方針を立てることができるようになりました。通常の摸試と異なり、実際の入試問題を解くため、当然ながら問題の質も本番レベルであり、入試がどのようなものなのか知ることができるため、おすすめです。

高速マスター基礎力養成講座

 知識の確認が手軽にできてよかったです。忙しくて勉強時間が確保しづらい時期でも、「高速マスター基礎力養成講座」は移動中などのすき間時間でできるため、積極的に利用していました。また、数学の計算演習もあるので、計算力に不安があった私は、計算演習で計算力を改善していました。時間制限があるので、自分で時間をはかる必要もなく、とても便利でした。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 合格できるかどうかは、どれだけ努力できるかだと思います。勉強をやめたくなっても、その気持ちを抑え、1時間でも多く勉強できる人が受かります。もうこれ以上努力できないと思えるほど勉強すれば、たとえ不合格でも、受け入れることができ、また、その経験は将来役に立つと思います。努力が足りずに落ちると、相当後悔します(私自身中学受験のときにこの悔しさを経験しました)
 最後に、受験勉強がすべて順調に進む人はほとんどいません。これからつらい時期もあると思いますが、東大に入りたいというモチベーションさえあれば乗り越えられます。皆さんの合格を願っています。