ページを更新する ページを更新する
メインビジュアル

大阪府 私立 大阪星光学院高等学校 卒
東京大学 文科二類

東谷 知樹さん

■センター試験得点 738点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 0 0 0 0 0 =0/440点
自己採点 70 31 62 32 35 =230/440点

■受験した感触・・・ いけといてくれ。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 C 文科二類 C 文科二類 B 文科二類 C

考え続けること

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

時期毎の勉強の仕方

 夏の模試を迎えるまでの期間は学校などの指導に則って東大にこだわらないマルチな勉強を心がける事が、定期テストの著しい点の低下や一般模試の失敗などの不必要な心配に気を取られることのないようにするために肝心です。さらに東大は出題範囲も広くその都度対応の求められることが多分にあるので、一見関係のないような知識も必要になるケースが存在し、マルチな勉強が重要となります。
 夏を過ぎれば早めに過去問を解き進めておくことが余裕を持った直前期を過ごすことができるようになる秘訣です。模試の判定に必要以上に囚われることのないように注意することと共に、自分が何をこなすべきなのかを徐々に自律的に考えていく努力を行い始めることが必要になってきます。
 共通テストへの対応は自分の2次試験で取れている点数に応じて行っていくことが重要です。12月中旬から共通テストに注力しても、直前期に効率的に勉強できるならば十分に間に合います。
 直前期には周りを気にせずに自分の苦手の克服や長所を伸ばすことに尽力することが重要です。片っ端から問題集に手を出すことのないように気をつけましょう。

うまくいったこと

 塾でこなした様々な課題や過去問を何度も復習したことが問題への適応力の底上げにつながりました。林修先生の授業で取り扱った過去問は繰り返して演習を行ったために現代文をより論理的に解くことが可能になりました。また、英語の授業を受けた後には同じ文章を週に4,5回読むなども行いました。こうした勉強法はリスニングにも応用が可能で、繰り返して同じ音声を聞くことで耳を作ることにつながりました。

うまくいかなかったこと

 特に夏休みの期間や直前期など、学校に登校する義務のない期間においては早起きができず、朝の時間を有効に使うことが出来なかったです。朝に起きる義務がなくても起きれるように日々の寝る時間や起きる時間を固定する他に、朝に必ず行うルーティーンなどを作るなどの対処法で、これから受験生になる皆さんには同じ失敗を繰り返さないようにして欲しいと思います。

■東進東大特進コースについて

 東大特進コースでは、現代文と世界史の授業を選択していました。現代文はここでしか聞くことのできない素晴らしい授業を受けることができ、現代文に対する漠然とした不安の軽減につながります。しかし林修先生のおっしゃっていた通り、明確な得点アップが期待できる単元ではないために、古文と漢文を含めた「国語」としてのバランスを考えたプラン立てが重要です。
 世界史の荒巻豊志先生の授業は、自分は第Ⅲ期講座に参加したのですが、自分の無知に気づく機会を得て隙のない勉強を行おうと考えるようになる機会となりました。荒巻先生の授業には、そうした無知の自覚や勉強に対する意識の改革をうながすような、特殊な魅力があるように思えます。
 東進学習アプリでは、リスニングアプリを多用しました。このアプリでは豊富な音源が用意されていることに加えて、1,2倍速での再生が簡単に行えることが大きな魅力です。実際の過去問と同様の長さ、そして速さの文章をより早く聞く練習を行うことで、落ち着いた対処ができるようになります。繰り返して同じ音源を聴くには、電車の中でも家の中でも場所を選ばずに使うことのできるこのアプリは極めて優秀です。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験においてまず大切すべきことは、常に自分が今すべきことは何なのか、どれほどの時間を使って終わらせなければならないのかを考えることだと考えます。正解の勉強や誰しもが行うべき課題は存在せず、一人一人にそれぞれのやり方があります。先生や周りの賢い人に尋ねることは、指針を決める上で極めて重要でありますが、それはあくまでヒントに過ぎず正解は自分で作り上げるものです。手段と目的を見失うことのないように常に頭を働かしながら、長い一年を悔いのないように過ごしてください。