■センター試験得点 803点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
100 |
+ |
91 |
+ |
28 |
+ |
37 |
+ |
37 |
=293/440点 |
自己採点 |
95 |
+ |
75 |
+ |
30 |
+ |
30 |
+ |
30 |
=260/440点 |
■受験した感触・・・ 物理で1ページ飛ばしてしまうという致命的なミスがあったものの受かってよかった。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
参考にならない合格体験記
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
まず初めに、この勉強法は帰国子女であり英語がもともと100点前後取れたゆえの勉強法であり、決して参考にならないことをお伝えしておきたい。
東大を志望した理由
昔から興味が「浅く、広く」のタイプの私は、特に将来就きたい職業というものが無かったので、最初の1年半程度は基礎教養をつけてその後進路選択ができる東京大学は魅力に感じていた。また、高校では英語ディベートをやっていて、多くの先輩が東大に行った私にとって、東大の英語ディベート(UTDS)も魅力的だった。
高2までの学習
高2までは、高校の授業自体のレベルが高かったため、それについていくだけで充分であった。実際、先取りして勉強していたのは数学、物理と化学程度であったと思う。逆に、先ほど述べた英語ディベートや文化祭に主に力を入れ、ディベートでは全国大会、文化祭では副班長など楽しい思い出が多い。高3になれば必然的に勉強をせざるを得ない・勉強以外のことはできないので、高1、高2のうちは様々な課外活動に積極的にかかわったのは正解だったと思う。
高3になって
参考程度に、各教科の勉強法を書いておく。
- 国語:林修先生が「現代文は才能だし東大においては現代文で落ちることはない」と仰っていたこともあり、もともと苦手だった現代文を伸ばすことはあきらめたが、共通テストのみは現代文でも高得点が必要なため過去問演習によって対策した。古文に関しては、英語を感覚で覚えてしまった私にとって、単語を暗記する、文法を学習するという作業が苦痛であり、語呂で単語を覚えるなど試みたが、結局のところ諦めてしまった。唯一漢文は、比較的覚える量・やることが少なく、参考書で文構造などを覚えることによって仕上げた。漢文は、エピソードと教訓がたいていの場合あるので、それを探すと文が読みやすかったと思う。
- 数学:数学は学校の進度も速く、問題集で先取りしていた私にはさほど苦痛ではなかった。夏ごろまでは主に学校配布の問題集を終わらせ、その後東大数学の過去問40年分に取り掛かった。東大数学を解くというのは、傾向を把握するのに重要であったと思うし、事実、過去問をやりだしてからテストゼミなどの点数はかなり上がった。ただし、周りには難易度の高い教材をやってる人はいたが、数学で余程の点数を取ろうとしない限りそこまで必要無いように思えるし、数学は英語や理科などの強化に比べて安定しないので、得点源とするのはリスクが高いと思われる。
- 英語:帰国子女であり英語ディベートをやっていたので、省略。
- 物理:基本的には原理を理解することが最も重要だと思う。例えば、運動方程式からどうやってエネルギーの式が導けるのか、三角台の運動でのエネルギー保存、などはまとめておくと分からなくなったときにすぐ復習できる。あとはひたすら演習を積んで楽する方法を覚える
- 化学:有機化学が得点として取りやすいので覚えるべきだと思う。東大の化学は計算が多く煩雑なイメージなので取捨選択も重要だと思う
共通テスト
共通テストの対策は冬休みに入ってやった。本番では数学ⅠAや国語が異常なまでの難化を見せたが、重要なのは切り替えだったと思う。1日目の国語で失敗しても、「明日400点取れば目標点行ける!」と思い込んだし、数ⅠAのあとも「皆出来てない!」と思うことでⅡBは満点取れた。また、共通テスト後にやる気を失わないようにするのも大事だと思う。
■東進東大特進コースについて
- 東大入試同日体験受験・東大本番レベル模試:数学に関して採点が甘いことなどはあったが、全体として傾向を理解したりするのに大変役に立った。また、良い模試の成績は、受験直前の「絶対落ちる」と思えるときに安心材料になる(ただしA・B判定に限るだろうが)ので取っておくべきだと思う。更に、他の塾の冠模試と異なり、答案用紙が実際の受験のものとほぼ一致していたり、リスニングにおいても雑音が入るなど「本番に近い」環境で受験できるのが東大本番レベル模試のユニークな魅力だと思うし、試験本番にパニックにならずに済む。
- 授業:東大現代文、東大古文、東大化学を取っていた。特に林修先生の現代文の授業は、世間の時事ネタや東海生ネタなどを交えながら巧みに話しくださるのはとても面白く、授業に関しても論理関係を徹底的に把握していく様子は面白かった。更には、「現代文は才能・合格に影響ない」と断定されたことで現代文に無駄な時間を回さずに済み、感謝してもしきれない。東大化学に関しても、若干高校内容を超える内容などから有機化学の理論をわかりやすく説明してくださり、頭の中にあった様々な疑問が次々に解決されていった(π結合やカルボキシル基の安定性の話など)。更に煩雑な計算を簡略化するテクニックなども本番で役に立った。
- 東大生スタッフ:具体的に各教科をどう勉強したらいいかなど分からない時に尋ねられるので安心した。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
高3になって受験一色になると、夏休み頃には段々疲れてきてしまうので気晴らしは大事だと思うが、遊びすぎると逆に後悔することになると思う。実際、私は共通テスト後にほとんど勉強しなかったので落ちたら後悔していただろう。そのため、後悔しないように精一杯勉強するように伝えたい。また、共通テストが難化したからといって安易に志望校を変えるのは得策ではないと思う(実際、志望校を直前に変えた友人は残念な結果になってしまった人が多い)ので、配点において2割しか占めない共通テストのことは気にせずに本番に向けて切り替えることが重要だと思う。