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千葉県 県立 東葛飾高等学校 卒
東京大学 理科一類

吉川 由木伸さん

■共通テスト得点 926点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語      
開示得点 66 51 53 24 38 =232/440点
自己採点 65 54 35 35 36 =225/440点

■受験した感触・・・ 普段と同じ調子のはずなのに全然解けないので難化か?友達も難化と言っているのでなら大丈夫だろう。(余談ですが、自己採点は合格発表後にしました。)

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

地味な工夫が点を押し上げた

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 合格体験記を書くにあたり1年間を振り返りましたが、正直派手で奇抜な秘策はなく、小さな地味な工夫で勝ったように思います。そこで、ここではそれらの中でも特に有効だったものや独自性のあるものをお書きしたいと思います。一つ一つの工夫が少しずつあなたの点を伸ばし、合格をつかみ取って貰えたら幸いです。

全科目に共通する勉強法

 勉強法の面で最もよかったと思うことは、共通テストにむけてしっかりと勉強したことです。具体的には、12月ごろに共通テスト対策に手を付け始め、1月に入ってからはかなり共通テスト中心(下手するとほぼ100%共テ)で勉強していました。
 東大は共通テストの配点を大きく圧縮するため、対策に時間を取り過ぎるのはよくないと思います。しかし、共通テストの勉強は二次試験にも生きるため、苦手科目についてはしっかり取り組むとよいでしょう(得意科目は前年の本試と追試だけ解いて終わりました)。私の場合は、無機の知識がかなり抜けていることが分かったため押さえ直したことが自信につながりました。また、現代文は問題集を数冊解いて「選択肢を見る前に自分の答えをある程度作る」ということができるようになったため共通テストと二次試験の両方で点数が上がったと思います。加えて、古文や漢文も問題集を数冊解いていたので二次試験で漢詩が出たときに大丈夫だと自分を信じられました。
 また、間違えるたびにそれをメモしておいたのも効果的でした。メモの際は、なるべく一般化して多くの問題に通用する形で記録することを意識しました。このメモを過去問や模試を解く直前に見て、覚えたものは消す、という作業をずっと繰り返した結果、二次試験の点も各科目少しずつ上がりました。

受験直前について

 私は二次試験の5日前に風邪を引き、高熱を出してしまいました。共通テスト直前や合格発表直前にも身体を壊したので、受験関係の重要な日の前日は緊張で免疫が落ちたのだと思います。つまり、普段は健康なあなたも風邪をひくかもしれないということです。受験期の体調管理は本当に大切です。
 それでも風邪を引いてしまったら勉強は放棄して治すことに専念したほうが良いかと思います(私は風邪を引いた1日目に勉強しようとしましたが全然進まず、身体に悪かっただけだと思います。)
 風邪を引かなかったとしても直前期はかなり大変です。特にメンタルの維持は非常に難しいです。私は、受験の数日前に、これまでやってきたことを「声に出して」振り返り、自己肯定感を高めました。効果的だったのでお薦めしておきます。

当日について

 私の勝因として最も大きかったのは、当日のマインドコントロールです。以下に当日したことを6つ挙げます。
  • 「今年から少し問題傾向が変わるかもしれない」というマインドを全科目で持っていました。国語で漢詩が出たときと英語で活きましたね。
  • 数学が過去問より解けなかったのですが、SNSで易化だと言われていたら泣くのでSNSは開かず難化だと信じ抜きました(実際難化でした)。
  • 漢詩が出て動揺した時は「みんな動揺しているはずだ。共通テスト対策で漢詩はかなり勉強したから大丈夫。」と言い聞かせました。
  • 共通テストは満点を3科目で取ることを目標にしていました。得点を目標にしてしまうと、1日目でこけたときに2日目で目標達成が不可能になりうるため、メンタルに良くないからです(本番は1科目だけで満点でした)。
  • 当日の朝は会場に向かう受験生の顔を見て「みんな緊張しているな」と心の中でニヤニヤしていました(性格は悪いですが有効でした)。
  • 英語の直前は何回も聞いた東大模試のリスニング音源を1.8倍で聞いていました。(ちなみに、世で言うほど音質は悪くなく一般的なリスニングテストと同じぐらいでした。ただ、はっきりとは喋ってくれず、日本人だからと言う優しさは感じられませんでした。)

■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて

駒橋輝圭先生

 私が最もお世話になった先生です。特に、第Ⅴ期講座は先生が「難しい問題が本番出ても動揺しないように難問で練習しておこう」という狙いで作問したということで、実際、本番もかなりの難問ぞろいだったのでメンタル面で役立ちました。
 また、直前期受験生応援講座の「4Aパターン解法」は過去問を徹底的に分析した先生が質の高い予想問題を作られており、非常に有意義でした。実際、この講座を取ったおかげで本番正解できた問題もありました。

東大本番レベル模試

 東大合格に向けてなるべく多くの冠模試を受けましたが、その中で最も好きな模試です。返却が1週間と早いのも助かります。巷では「返却が早い東進は採点が雑なのではないか」という意見がありますが、少なくとも私の場合は全く変わりませんでした。さらに、解説が非常に面白いと思います。問題の内容に終始せず、発展的な内容まで乗っていてとても興味深いです。また、高校三年生になって部活を引退し、受験勉強を本格化する区切り目としてもおすすめです。私は第一回東大本番レベル模試の直前に初めて過去問を解きました。

AI予測問題演習

 先述の東大本番レベル模試と似た傾向の問題が集まった問題群です。返却も中3日ととても早く非常に助かります。また、添削も丁寧です。私が解説と違う方法で解いた際には、その方針で解くための、解説には載っていない情報を書いてくださいました。

高速マスター

 高速マスターも愛用しました。スマホ1台では勉強しづらい国語や英語も電車の中で勉強できるのが便利です。

東大合格支援企画

 東大の過去問を踏まえた、出そうな情報の濃度の高い、魅力的なものです。私の場合は、カレンダーアプリと組み合わせて、覚えていなかったものは3日後に復習するようにしていました。

その他

 LINEで気軽に質問できるのもありがたかったです。最初は「この質問が実はとても初歩的で、恥ずかしい思いをしたらどうしよう」と思って躊躇していたのですが、いざ送ってみると毎回優しい言葉でわかりやすく丁寧に答えてくださいました。皆さんも勉強や進路関係で分からない事があったら絶対に使うべきだと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 最後に、モチベーション維持の方法について述べて終わろうと思います。私は、この1年間、学校の合格報告会で話すことをモチベーションの1つにしてきました。この方法の良いところは、単にやる気が出るだけではなく、「後輩にあとで話すときに誇って話せるような生活を送るぞ!」という気持ちになれる点です。
 ということで、皆さんが合格して、合格体験記2027を書くことをお祈りしています!ここまで読んでくださりありがとうございました!