■センター試験得点 点/900点
■センター試験得点選択科目 世界史 地理 化学基礎 生物基礎
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
78 |
+ |
55 |
+ |
86 |
+ |
46 |
+ |
41 |
=306/440点 |
自己採点 |
70 |
+ |
50 |
+ |
70 |
+ |
40 |
+ |
40 |
=270/440点 |
■受験した感触・・・ 普段の過去問や模試通りの実力が出せた気がした。リスニングが難しく焦ったが英語後半もやり抜いた。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
総合点 |
志望学類 |
総合点 |
志望学類 |
総合点 |
志望学類 |
総合点 |
文科一類 |
167 |
文科一類 |
193 |
文科一類 |
211 |
文科一類 |
248 |
中庸
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私には目立った得意科目、不得意科目は無かった。センター試験同日体験受験の頃までは英語が得意、漢文と数ⅡBが苦手という意識があったが、前者は二次対策に触れる中で人並みだということに気づき、後者二つは基礎を固めて克服した。そもそも肝心の東大入試同日体験受験は全教科壊滅してE判定であったので、二次試験を基準とすれば最早全教科苦手と言っても差し支えなかった。こうして全ての科目が同程度の成績となったことで、教科ごとの難易度に関わらず対応できるようになり、それが次第に私の受験における強みとなった。
不得意科目を普通の出来にまで持っていった方法は各教科によって様々だ。
数学と古典のやり方は似ているところがある。この二つの教科は教材の難易度を順を追って上げて行くことで実力を高めた。私は高三の文化祭が終わる五月まで殆ど勉強していなかったので、当時これらの教科は基礎すら怪しい状態であった。周囲の同期には高難易度の問題集を扱う人もいたが、私はまだ実力不足と思い、まず学校の教科書の付属の問題集を夏前半までかけて三周し、基礎を固め、その後高難易度の問題集へ移行したが、問題が好きになれず一周でやめてしまった。古文もまず文法を読本で復習し、その後基礎的な問題集を解いた。漢文も文法確認の問題集を解いてからより実戦向けの問題集へ移行した。失敗だったのは古文単語を疎かにしたことであった。これにより秋以降に急いで古文単語を詰め込むことになってしまった。
英語は逆に単語ばかりに注力しすぎて成績が伸び悩んでいたので、夏後半から基礎文法の復習と英文和訳の練習を始めた。また自分に合った時間配分や解く順番などを吟味した。
現代文は完全に東大特進での林修先生の授業や学校の授業で行うセンター対策に依存したが、最後の方には少なくとも二次国語第一問の二行記述に関しては着実に成績が伸びていた。
地歴はまず読本で知識を獲得し、その後問題集を周回してそれを定着させると同時に、東大特進の講義などを通じて体系的な理解を進めた。
過去問を始めたのは夏後半から秋にかけてで、実戦向きな問題集から更なる高みへのステップアップとして解き始めた。東進の過去問演習講座を取っていたので直近十年は手をつけず、古いものをまず消化して行った。数学は問題集で過去問に触れた。また、数学の過去問を一日三問は必ず解くようにしたことも力となった。十月からセンターまでに過去問演習講座の奇数年を四年分降順に終わらせ、センター後に残りの六年分を昇順に終わらせた。十年全て合格点を超えられたことは自信になった。
センター前は世界史など暗記の多い科目は十年分以上の過去問を解いたが、その他は五年分ほどしか解かなかった。部分点がないセンター対策は精神的に疲れるので時々二次対策に専念する日も設けた。二次直前は東大特進の第Ⅵ期講座を受けた。
■東進東大特進コースについて
東進は受験期間を通じてずっと利用していた。学校の近くの東進衛星予備校の自習室を愛用していた。t-POD授業は高二の時まで英語、数学、現代文などを取っており、高三では単元ジャンル別演習をセンター対策として用いたほか、東大の過去問演習講座を積極的に利用していた。前者は直ぐに採点してくれるところが便利であり、後者は自分ではなかなか難しい採点・配点を代行してくれて実力のある程度の指標となる上、添削も詳細なところが非常にありがたかった。
長期休みには東大特進の講座を複数取った。どれも実際の入試問題を解きながら学ぶ形式やテストゼミ形式であり、実戦向けの力やテクニックを鍛える重要な機会となった。荒巻豊志先生や林修先生の授業はそれぞれの教科における論理的な思考力、記述力の向上につながった。レベルの高いライバルと切磋琢磨し、受験生全体における自分の現在の位置を確認することも出来た。また、秋や直前期などの忙しい時期は、t-PODを用いて多くの東大特進の講座を受講した。
東進の参考書は世界史で頻繁に用いた。『荒巻の新世界史の見取り図』が全体の流れの把握に役立ったほか、『世界史B一問一答』『世界史問題集完全版』の二つが知識確認に有用だった。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
周囲の言葉に流されず自分に必要な勉強をすべきだ。よく夏冬の休みは一日十時間以上勉強と言うが、私は平均七時間だった。無理し過ぎて疲れる必要は無い。
スマホを封じる人もいたが、私はゲームしたり友達と通話したり勉強中音楽を聴いたりするのに使っていた。模試が良かった時は三十分だけ一人カラオケでストレスを発散した。勉強の支障にならない適度な息抜きを挟むのも大切だ。
短時間で成績を伸ばすには問題演習後正解でも不正解でも模範解答を分析して教訓を得て類題が出た時に活かすと良い。また模試の復習は翌日までに行うと良い。