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広島県 国立 広島大学附属高等学校 卒
東京大学 文科一類

柴田 美羽さん

■センター試験得点 774点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 0 0 0 0 0 =0/440点
自己採点 85 30 80 35 35 =265/440点

■受験した感触・・・

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 B 文科一類 D 文科一類 E 文科一類 E

好きなものを追いかけていけばゴールに辿り着く

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東京大学を志望した時期・理由

 私が東京大学を志望した理由は全く立派なものではなく、日本最高峰と言われる大学に入ってみたいなという単純な思いです。そのため明確に東京大学を志望した時期は定かではなく、中学生の時にはすでに憧れとしては存在していたように思います。そして、東京大学で文科一類を志望したのは中学3年生の公民の授業で学校の先生の授業が面白かったからです。その先生の授業に感銘を受け、法律や社会の仕組みはこれほど様々な理由があり、それが考えられてきた歴史を知ることができました。特にトロッコ問題などの答えが分かれる問いを授業の最初で与えられて、生徒はそれぞれの立場に立って根拠を示して考えるという授業が面白かったです。将来の職業については現時点では特に構想はなく、大学の中で様々なことを知り体験して見つけていければいいなと思っています。

学習について

 先取り学習をする利点は演習時間や暗記する時間が増えることだと思います。数学や世界史は解法の暗記と慣れや流れと用語の暗記が全てだと思うので、早期に始めることは十分な利点があると思います。一方、国語や英語などは二次試験向けの勉強を始めた意味はあまり大きくなく、そもそもの文法や古典の知識が足りていなければ問題は解けないので、学校の進度に合わせていても特に問題はなく、確実にとりこぼさないことが大事だと思いました。
 私は高校二年の秋頃まで管弦楽の部活に入っており、平日は毎日6時まで土曜日は一日中部活がある毎日でした。部活がなくなった後は3時に学校から帰ることになり、明るい時間に学校を出ることにすごく違和感を感じたほどです。その忙しさに危機感を感じていたことはありませんでしたが、他の人はもっと勉強しているだろうと思い、平日は一コマの受講はするように心がけていました。部活がなくなってから思ったことは、結局勉強時間は劇的には増えなかったなということです。もちろん部活の時間が空いた分勉強はしましたが、他のことに気を取られていることも多かったです。部活や習い事などで忙しい、時間がないと思い、大きなハンデだと感じている人に対して、意外と忙しくない人の側は有利だとは感じておらず、その時間を有効活用していない人が多いのではないかと思いました。そのため、受験生だからと何かを始めるのをやめるのではなく、忙しくなるけど頑張ろうと思えるのであれば部活でも他のことでも躊躇わず挑戦してみてほしいと思います。高校生の時にしかできないことは必ずあるので、その貴重な機会を逃さないようにしてください。

■東進東大特進コースについて

 東進の講座は、多くの選択肢の中から自分に合ったレベル・先生の授業を選択できることがとても良い点だと思います。どうしても相性がある授業の中で、自分に合った先生を見つけることが勉強が好きになる第一歩だと思うからです。勉強そのものを好きになることが難しい人でも、話が面白い先生やわかりやすい授業をする先生を見つけることで受講を進めるモチベーションが上がるでしょう。私は英語の今井宏先生の授業がとても面白く、あまりやる気が起きない日でもその授業なら楽しく集中して受けることができたので、苦痛にならずに時間を無駄にせずに勉強を続けることができました。
 東大本番レベル模試は、何度も緊張感の中で本番レベルの問題を解くことができ、本番に試験を受ける上でとても役立ちました。過去問演習を自分の席でやるだけでは、どうしても自分は全然かけていないのに隣の席でシャーペンの音がするという緊張感の体験や試験と試験の間の休憩時間をどのように過ごすのかという予行練習ができません。その点、東進の東大本番レベル模試では多くの回数の模試があるためよかったです。
 過去問演習講座では、自分の答案が実際に採点されて点数がつけられるということで、文字の丁寧さや大きさに気を使ったり数学の記述では詳しく説明を述べたりと過去問を採点を気にして解く癖をつけることができました。また採点者によるコメントがついているため、自分の答案がどこまで採点者に伝わったのか、何が足りなかったのかを知ることができました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 世界史や日本史に興味がある人や選択しようと思っている人は早めに楽しく読める本を見つけて隙間時間に読むことを習慣づけるとよいと思います。特に世界史は歴史の流れが掴めないまま学校の授業を聞くことになると、全く頭に入らないまま終わってしまうので、復習をするのは当然のこととしても予め流れを掴んでおくことが世界史を得点科目にする第一歩です。ちなみに私は読書が好きだったので、1日3時間弱ある登下校中や授業の合間の休憩時間に読む習慣をつけました。