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東京都 都立 武蔵高等学校 卒
東京大学 理科一類

任田 一輝さん

■センター試験得点 747点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 63 64 27 46 24 =224/440点
自己採点 55 60 35 45 30 =225/440点

■受験した感触・・・

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 E 理科一類 E 理科一類 C 理科一類 B

主体的な行動が合格への鍵

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が受験において最も大事だと考えることは、決して受動的な態度で挑んではいけないということです。その場の成績ではなく、合格点や自分の理想との乖離を分析し、ネットや先輩の声などを頼りに勉強法を考え実行することで、短い期間でも成績を伸ばすことが可能です。本合格体験記を参考にしつつ自分に必要なものを考えて勉強してください。以下私個人のアドバイスです。

勉強姿勢

  • 朝方の方が良いと言われますが、体質的に夜型の人は試験前以外無理して生活リズムを変える必要はないと思います。
  • 雑談や勉強の相談のできる受験仲間を作ると良いと思います(同じ志望校だと尚よし)。
  • 完璧を求めないことが重要です。あまり差がつかない分野は程々にやり、要点を絞って勉強するほうが良いです。
  • とにかくたくさんの情報を集めることが大事です。科目毎の出題傾向や配点予想、合格者のデータなどを調べ、早いうちに自分の目標点を決めてしまったほうが勉強の指針も立ちやすいです。

科目毎の勉強

  • 数学……しっかりと論理を押さえましょう。同値性を常に意識するだけで、数学の吸収力は桁違いに上がります。また東大頻出の写像など学校ではあまり詳しくやらない分野は数学の真髄を始めとした東大特進の講座を取ったほうが良いです。
  • 国語……現代文を重点的にやりましょう。独学では伸びにくいので、林修先生の講座を解法が身につくまで取ることをおすすめします。古典は東大の場合、そこまで深い知識や文法は要求されず文自体も一次レベルなので、単語と助動詞、句法を覚える程度で十分戦えると思います。
  • 物理……とにかく定義を大事にしてください。定義から公式や法則を導出する訓練をすることは物理の理解度を必ず高めてくれます。運動方程式やMaxwell方程式などをしっかり抑えると問題の見え方が本当にクリアになります。苑田尚之先生の講座をぜひとって欲しいですが、時間と労力がとてつもなく掛かるので他教科との兼ね合いで講座を選んでください。苑田先生に教わる方は、予習よりも復習を重視してください。繰り返し講義問題を解いて基礎の確認をしてください。復習を完璧に終えられたら特に演習無しで東大の過去問が解けます。
  • 化学……先に理論分野を完璧にすれば無機分野の暗記量は激減します。有機分野は反応機構を理解するとやりやすいです。東大は分量が多いので、とにかく演習をしたほうが良いと思います。
  • 英語……超苦手な人へのアドバイスですが、東大型に特化しましょう。東大英語は文の難易度が1A1B4Bが簡単なのでここに時間をかけ、あとはリスニングで得点を稼ぎましょう。リスニングは毎日英語を聞いて音読すればある程度取れるようになります。時間配分の確立と出題形式になれることで50点は目指せるようになります。

試験本番

  • 普段どおりの生活を心がけた方が良いです。普段と違うことをすると変に緊張します。

また解答速報や自己採点は試験が終わってからのほうが良いです。余裕がある人以外は、思わぬミスが見つかったり易化評価にショックを受けたりしてしまいます。

  • 本番は模試とは異なり休憩時間が長いので予め何をするのか決めておいたほうが良いです。
  • 試験官の注意事項はしっかり聞いておきましょう。東大で禁止の鉛筆削りが出てしまっていて危なかったです。

 最後に、現役生は前半なかなかいい成績判定が取れないと思いますが、現役ブーストが必ず来るので、諦めずに真摯に勉強に取り組めばいい結果が出ると思うので頑張ってください。

■東進東大特進コースについて

 私が東進の提供するコンテンツで特に満足した点は3つあります。
 まず1点目は、基本的にオンラインで完結していることです。自宅で何度でも受講でき大変助かりました。また模試の結果や過去問データベース上の問題解答解説など、いつでもどこでも見ることができ、他の予備校にはない強みだと考えます。
 2点目は、東大本番レベル模試の内容が素晴らしいことです。まず問題の質や解答用紙の構成など他の模試よりも本番に近く、年間の回数も最多で、最も自分の実力を測りやすいものでした。返却がとても早く復習等非常にやりやすかったです。さらに講師による解説授業もすぐに見ることができいい事尽くしでした。前年度の成績に対応した合格者データ(合格率や成績推移)は学習の指針を立てるのに大変役立ちました。
 3点目は、東進東大リスニングアプリがリスニング力の向上につながった点です。本アプリは通常の音声と異なり、スクリプトの表示やスピードを変えられたり、悪音質verや多種多様な国籍の話者が用意されており多面的にリスニング力を強化してくれます。私は特にインドの方の英語が苦手で、東大模試でひどい点を取ってしまいましたが、このアプリのおかげで本番の3B(恐らくインドの方)での大量失点を避けることができました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私は夏の終りの第2回東大本番レベル模試でE判定をとってしまいましたが、最終的に合格することができました。現役生は秋冬でどんどん実力が伸びていくので前半の模試は自分の勉強の指標として活用し判定は気にしなくていいです。勉強に疲れたときは自分が合格する瞬間を妄想しておきましょう。自己肯定感が上がり、成績に大きく凹むことがなくなります(多少の危機感を持つことも大事ですが)。現時点で全員に合格のチャンスがあります。今年一年本気で挑戦してみてください。応援しています。