ページを更新する ページを更新する
メインビジュアル

東京都 私立 麻布高等学校 卒
東京大学 理科一類

藤浪 瞳人さん

■センター試験得点 829点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 68 73 32 54 48 =275/440点
自己採点 65 60 40 50 50 =265/440点

■受験した感触・・・ 得意だった数学が全然出来なくて萎えた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

なんで、私が東大に!?

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東大入試を真剣に意識したのは、高二になってからでした。それまでは学校の定期テストで赤点を取らないように精いっぱい勉強していたのですが、高二で東進東大特進の授業を取るようになり、塾に通うようになると、本格的に受験勉強が始まりました。勉強を始めてすぐは、多くの人もそうであるでしょうが、モチベ―ションが高く、パンデミックにより学校が休校であったことも相まって自宅で東進の授業を活用しながら、勉強に打ち込めました。しかし、受験勉強は長い戦いです。高三になり、学校も始まると周りからのプレッシャーや誘惑もあり勉強にのみ集中し続けることは厳しくなっていきます。その時にペースを落としたとしても自分がやるべきこと、やれることをしっかりと考え計画を立て、実行に移れたかどうかが分水嶺となっていたのかもしれないです。

して良かったと思うこと

1)地に足の着いた勉強

私は英語や古文など一般的に暗記を多く要する科目が苦手でした。このような人は、特に直前期ですが苦手を無くそうと焦るあまり、単語・文法力が十分でないのに関わらず「多読」でごまかしたくなります。しかし、単語が曖昧のまま文章を読み飛ばすことで得られる成果が少ないのは明らかです。たとえ焦りを感じても単語など「基礎」を固めるのが大切です。自分がやるべきことは自分が一番わかるはずなのでよく考えて勉強法を確立させましょう。

2)ポイントノート・ミスノート

私は板書を丁寧にノートにとるタイプの勉強をしてこなかったのですが、教科の単元ごとに授業、問題演習、過去問演習を通じて自分が大切だと思ったこと、忘れてはいけないと思うことをかきまとめた「ポイントノート」と、演習の際にしたミスをまとめる「ミスノート」の二つは作りました。要点をまとめることで直前期に知識整理ができることも、悔しい思いを「悔しさ」だけで終わらせないためにミスをまとめることも大切です。そして何より、これらのノートは試験前日・当日の強い心のよりどころとなります。誰しも試験を目の当たりにすると心配で押し潰されそうになりますが、これらのノートで裏付けられた、今までの自分の勉強が勇気づけてくれます。


後悔していること

1)体調管理

運動不足のせいか受験期に熱を出したことが何度かありました。直前期は詰め込むよりも体調管理が大切です。

2)当日の戦略

いろいろな人がいると思いますが、実力が出せれば十分合格ができる人もいると思います。その場合は、数学であれば解答用紙を間違えない、問題を読み違えない、などのくだらないながらも致命的となりうるミスを絶対に起こさせないことも大切です。本番は何が起こるかわからないということを肝に銘じてイメージトレーニングを欠かさずしましょう。

■東進東大特進コースについて

受講講座

 私は林修先生の現代文や青木純二先生の数学を中心に東大対策の講座を受講しました。どちらもテンポの良い濃い授業でした。現代文に関しては、私は学校のほかに塾で定期の講座を受講していなかったこともあり、一層真剣に受けていました。林先生の生徒を退屈させない雑談や、迫力のある授業は印象的でした。また、スタッフによる採点は、自分の言葉で作り上げた答案を他者に確認してもらうという大学入試における現代文で必要不可欠なパーツを埋めることとなりました。いずれも各人において現代文の受験における位置がどうであれ、必要不可欠なものであったと思います。数学に関しては、私の得意科目であったため、学校を補うものとして受講しました。問題演習の解説をするという形式の授業が多かったので、勉強の息抜きにもなり、わからない問題があれば一時停止して考えるなどの学習ができました。

東大本番レベル模試

 東大本番レベル模試の強みは何と言っても結果の返却が早いことです。素早く結果を確認することで復習効率も上がり、次につなげやすくなります。内容に関しても、名前の通りに東大入試程度であり、それぞれの問題に注目しても「東大らしさ」を感じることができ満足感が高かったです。

その他

 東大特進のスタッフの方々も熱心に私たちをサポートしてくださりました。特に直前期に電話にて応援してくださり、また相談を通じて私の不安が解消されたのは東大生のスタッフだからこそ可能だったと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 長いようで短い受験でした。よく先生方には「これほど努力をして、またその努力が公正に評価されることは人生でもほとんどない」と言われてきました。真偽のほどは今の私にはわかりませんが、少なくともこの努力が何らかの良い経験となったことは確かであると思います。受験当日まで結果をストイックに追い求めることが何より大切です。またとない機会だと思って楽しみながら頑張ってください。