■センター試験得点 741点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
69 |
+ |
34 |
+ |
49 |
+ |
43 |
+ |
41 |
=236/440点 |
自己採点 |
73 |
+ |
32 |
+ |
69 |
+ |
42 |
+ |
38 |
=254/440点 |
■受験した感触・・・ 数学0完とかいつぶりだよ……東大さんやりすぎです。意外とリスニングは聞きにくくなかった。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科一類 |
B |
文科一類 |
A |
文科一類 |
B |
文科一類 |
A |
「計画性」さえあれば勉強と部活は共に追える。
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
自分が東大を目指したのは中三の時です。詳述はしませんが尊敬する方が東大にいて、その方にあこがれて東大にも次第に魅了されていった感じです。つまり4年を経てようやく入りたかった東大に入れたという事になります。しかし自分は勉強だけをしたわけではなく、高校三年間は甲子園を目指して高校野球を全力でやっていました(夏休みはほぼ毎日一日練習という地獄みたいな部活でした)。その中で感じたのは、タイトルにある通り、計画性さえあれば勉強に全振りしなくても東大には入れるという事です。なのでこの体験記は部活、ないしは課外活動など、勉強以外も頑張りながら東大に入りたいという方には特に役立つ内容となると思います。
なぜ計画性を立てねばならないのか
これは現代文の林修先生もよく言う事ですが、勉強内容を足し算のようにその場の思い付きでやっていては、期限が決まっている入試においてはボロがいつか出ます。ましてや、自分のように一日の勉強時間が取れない人は足し算式だと不完全な教科が出てきます。配点や受験生のレベル的に、東大は一科目でも苦手な科目があるとかなりのディスアドバンテージを背負うので、これはまずい。だからこそ、全教科の現状と入試までの時間を見渡して、トータル得点の最大化のために「逆算」をする必要があるのです。計画性の大事さが分かっていただけたでしょうか。しかし、かくして計画性の重要性を心得ても計画を立てるのが下手だと意味がありません。ですので次に、計画の立て方について詳述していこうと思います。
どのように計画を立てるのか ~情報の活用~
計画を立てる際にはあらゆる手段を駆使して情報をかき集めるのが前提として重要です。志望校の入試方式、過去問の形式・傾向、合格最低点、試験時間等の「相手側」の情報はもちろん、自分の今の各教科の学力、学校や塾のカリキュラム、持っているあるいは売っている参考書等の「自分側」の情報。この把握が必要条件です。そのうえで、それらの情報を総合して勉強計画を立てます。また、その際には長期・中期・短期の視野で計画を立てると、計画にミクロな視点とマクロな視点があってよいと思います(例えば、長期目標……高1の東大入試同日体験受験で英語55点、数学20点とる 中期目標……高1の12月までに英単語帳を終わらせて、数ⅡBまでも一通りやる 短期目標……今月末までに英単語帳10セクション終わらせる、数学は微積を教科書レベルはマスターする とかです)。ここでも、長期目標から決めて「逆算」するのがミソです。長期目標を達成するにはどんな中期目標が必要なのか、そしてその中期目標を達成するにはどんな短期目標を達成すればいいのか、そのためには明日は何をやるんだ(できるんだ)……こんな感じでおのずと自分のやるべきことが見えてきます。
計画を立てる際の補足
おススメは、計画つまりやる講座や参考書をばーっと紙に書き連ねることです。自分は全教科で少なくとも40の参考書・講座を高1の時に羅列したのを覚えています。頭の中だけじゃなく実際に書いて形にすることでかなりすっきりします。そしてそれを壁に貼って、勉強のモチベーションがない日や野球で疲れて勉強せず寝てしまいそうな日も、その紙を見て嫌でもやるようにしていました。もちろん、計画より進度が遅くなることもありました。つまり、「自分側」の把握が甘かった時です。それは人間なのでしょうがないです。でもそこで計画を全部パーにしてだらだらするのでなく、プランを少し変えてうまく軌道修正するのも大切です。このようにすることでこそ、自分のような時間のない人間は、合格に近づけるのです。
■東進東大特進コースについて
受講講座
現代文の力がつくのはもちろん、少し大袈裟かもしれませんが、文章の読み方自体もよくなります。だから社会科目の記述、英語の要約問題など、国語力が大事な東大入試においてはかなりのメリットを感じました。また、雑談も面白いものからアカデミックで興味深いものまで幅広く、楽しみながら授業を受けれました。一度でも受けることをお勧めします。
自分である程度世界の知識を付けたのであれば、通年で早く参加することをお勧めします。というのも、持っている世界史的知識(人名、出来事、時期など)が有機的につながり理解が深まるので、大論述が出来事の羅列にならず、完成度の高い答案になります。また、世界史の見方が養われて、教科書や資料集での自習学習時のツボもわかるので、自習効率が上がると思います。
東大本番レベル模試
とにかく返却が早いのは受験生としてこの上なくありがたかったです。というのは復習と返却がほぼ連続する形になるので、ただ成績が分かるのみならず、自分の記述の穴を心得やすいからです。
東大特進のスタッフの方々
担当のスタッフの方から時折電話をいただいてお話したのですが、そこでもらうアドバイスは去年実際に合格された方という事で説得力があって心強かったです。何か気になったら去年の合格者にいつでも話が聞けるというこの環境はなかなかすごい環境だと思います。自分の担当のスタッフの方は特に優しい方で、体験談を交えながら親身に自分と話をしてくださって本当に感謝しています。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
ここまで色々書いてきましたが、この文章をすべて鵜呑みにしないでください。いきなり何を言うのかと思ったでしょう。でもよく考えてみてください。勉強に正攻法はないのです(あったらみんなやってるでしょう笑)。だからこの自分のやり方が完全に合う人などいないのです。鵜呑みにするのでなく、この文章でいいと思った箇所を盗んで、自分なりにカスタマイズして、取り入れてほしいなと思っています。情報が氾濫する今の時代、ネットで様々な勉強法が紹介されていますが、それを取捨選択して適切に利用できる能力がある人は勉強面でも成功すると思います。この文章が読者の一助となり、合格につながる事を祈っています。