■センター試験得点 720点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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日本史 |
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地理 |
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開示得点 |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
=0/440点 |
自己採点 |
60 |
+ |
35 |
+ |
60 |
+ |
48 |
+ |
45 |
=248/440点 |
■受験した感触・・・ 浪人確定。こんなはずではなかった……はぁ。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科一類 |
A |
文科一類 |
B |
文科一類 |
A |
文科一類 |
A |
思ってたんと色々違う……それでも合格る力を!
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
中学時代
いまから6年前、私は中学受験に失敗し地元の進学校に行くことになりました。中1の春こそ気分は沈んでいましたが、剣道との出会いや名物行事の水練会(水渾(ふんどし)1丁での遠泳行事)への強制参加により、そんな気分もいつしか忘れ、夏ごろにはすっかり東海ライフを満喫していました。学習面では、中1から東進の数学特待を活用し高等学校対応数学を中2までで一通り終わらせました。今思えば、そこそこ優良な生徒だったと思います。
高校時代
- 高1 東海中学校4年生がスタートしました。コロナが一旦落ち着き、部活(先述の剣道部)の熱も再燃し、平日部活で全力を出し、夜には睡眠学習に打ち込むといった素晴らしいサイクルにはまっていきました。こんな体たらくの割に、高1の模試では全国26番だったので、慢心により勉強時間が少なくなっていきました。
- 高2 部活中心の生活がやって参りました。練習試合(福井、京都にまで行きました)や試合で週末もつぶれることが多くなり、学習時間の確保が大きな課題となりました。周囲では部活動を引退し受験勉強に本格的に入っていく人が多く、どんどん追い抜かされるのではと不安もありましたが、根拠のない自信によりまだ大丈夫だろうと思っていました。数学に関しては実際のところ、文系内では負ける気はしなかったのですが、それまでは高かった英語の成績に徐々に暗雲が立ちこめて参りました。ただ、東進で受講を開始した難関日本史(山中裕典先生)により日本史の実力はぐんぐん伸びていきました。地理に関しては学校の地理科エースの授業を大切にしていました。
- 高3夏 5月のインターハイ予選で部活を引退しました。部活を最後までやり切ったという経験は私の一生の財産になったと思います。部活引退後、竹刀をペンに持ち替え、本気で受験勉強に取り組みました。私は早くから演習を積んでいたため、模試ではうまくいくことが多く、判定も良かったことが多かったせいか、基礎を疎かにしてしまった部分があったと思います(特に英数)。一般には東大型の問題が解けるならば基礎は完璧(基礎が完璧でなかったら東大模試でA判定など出ない)などと思われていますが、全くそんなことはありません。傾向と対策である程度の点は取れてしまうものなのです。夏までは目先の点数よりももう一度基礎を叩き直すべきだと思います。まだ全然間に合います。
- 高3冬(共通テストまで) 二次対策を中心に勉強しました。英語に関してはリスニングと英作文を鍛えました。なお、単語力(語彙力や語法)の減退は放置したままで、長文が日に日に読みづらくなっていきました。数学は東大文系数学のレベルを超えた難問(良質ではある)を友人から仕入れてせっせと解いていました。ですがあくまでも学習の中心は地歴でした。日本史の近現代史の進度が遅れていたのと、地歴は得意教科にしておきたかったことから、一日4時間ほど地歴の復習に充てました。
- 共通テスト直前期 12月の下旬から共通テスト対策を本格的に始めました。解きまくり、大体800くらいは安定してきたところで本番を迎えることができたので、メンタル的にはまずまずだったと思います。
- 共通テスト1日目 1科目目の日本史は緊張のせいかミスを連発し80点台となってしまいました。その後の地理は好調でした。英語もそこそこには耐えました。国語???
- 一日目夜 絶対やるなと言われていた自己採点をやっている最中に事件は起こりました。私の場合共テ国語は4123の順で解くことにしており、その順で答え合わせをしていました。漢文満点、評論1or2ミス???なんと評論の最後の問題の存在に初めて気づきました。血の気がサーッと引いていくのがわかりました。普段なら1問ずつ解答番号を確認してマークするはずが本試では焦っていたせいか、まとめて塗っていたのです。よって小説古文がすべて消えました。よって私の足切りが確定しました。
- 共通テスト2日目 家族の励ましもあってなんとか受験会場に行くことができました。理系科目は決して良くはないものの、耐えました。
- 2次試験直前期 やはり早稲田の共通テスト利用はすべて落ちていました。メンタル崩壊。かなりきつかったですが、得意科目の数学や地歴で挽回できるだろうと信じて勉強をつづけました。やはり得意科目を作っておくのは重要です。毎日過去問演習や、東大特進のテキスト(地歴)の復習を徹底しました。ここにきてようやく英単語、古文単語、漢文句法、数学の基本手順の確認を急いで始めました……が、もう時すでに遅すぎました。どれも中途半端で本試を迎えることとなったのです。頼みの綱はもうほぼ日本史しかありませんでした。
- 2次試験本番 国語は3214の順で解きました。栗原先生ありがとうございます!東大特進Ⅴ期の東大古文が的中し、かなりの出来でした。数学はケアレスミスの連発でまさかの0完。不合格を確信しました。次の日は日本史のあまりの出来による特別合格を期待してちゃんと受験しました。予想通り日本史は会心の出来で、地理もその調子で好調でした。アレ?まだ受かるかもしれない?英語もいつも通り80くらい取れれば受かるかも!英語の試験が始まりました。和訳と要約が全くわからず、得意の英作文も崩れました。その後も調子は戻らず、結局4Aしか自信は無いまま試験は終了し、もはや不合格というより、失格を確信しました。帰ってきてからは来年の受験に向け勉強を開始しました。
■東進東大特進コースについて
- 駒橋輝圭先生 4A対策講座は大変参考になった。前日に受講したら本番では6分ほどで完答できた。
- 村瀬哲史先生 元気をもらえる。東大地理特講で地理が好きになることは間違いない。
- 山中裕典先生 師の通期講座(難関日本史)、東大特進コースの授業(東大日本史)、師が執筆された参考書以外に私は全く日本史の勉強をしていない。これは本当の話で嘘偽りは全くない。歴史の構造をガッチリ捉える図解板書や論述フレーズ、そしてなによりも師が東大の過去問一問一問に正面からぶつかっていかれるその姿勢には感服せざるを得ない。私自身も師のおかげで日本史が好きになり、いつしかそれは得意科目になり、秋と直前のテストゼミでも好成績を収めることができた。テストゼミに関して、地方勢も積極的に教室での授業に出席することを勧める。緊張感ある中での良問の演習機会はなかなか存在せず、直接師に質問できる機会も滅多にないからだ。良問であると分かっているが故に生まれる本番同様の緊張感が周囲からもひしひしと伝わってくる。私自身大阪校まで行き、大量の質問をさせていただいたこともあった。このように師のテキストや授業などの素晴らしい点を挙げ始めればきりがないが、結局は自分で実際に受講してその良さを感じ取るしかない。日本史選択者の受講を強く勧める。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
基礎を疎かにすると私のように直前期になって焦ることになります。基礎に立ち返ることは後退ではなく前進であると自分に言い聞かせて受験勉強を頑張ってください。あと、入試本番はとんでもない事件が起こりうるものです。それに打ち克つ鋼のメンタルを鍛えるためにも剣の理法の修練をおすすめします。