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東京都 私立 駒場東邦高等学校 卒
東京大学 文科一類

山家 佑太さん

■センター試験得点 773点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 78 68 54 36 40 =276/440点
自己採点 70 60 55 35 35 =255/440点

■受験した感触・・・ 初日はまあまあだと思ったが2日目は失敗したという感触が残ってかなり不安になった。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 B 文科一類 A 文科一類 D 文科一類 D

受験の後の大学生活を想像して

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

時期別の勉強

  • 高1

集中的に勉強していたのは学校の定期試験の前くらいで、勉強する習慣が身についていませんでした。しかし共通テスト(以下、共テ)の2年前になった頃に、自分の成績が芳しくなかったことをきっかけに、英数国から少しずつ受験勉強を開始しました。

  • 高2(10月まで)

部活と両立したうえで、英数国の基礎固めをさらに進めました。英数国の勉強が順調に進んでいたので、夏休み前くらいから世界史にも少し手を出し始めました。夏休みの勉強時間は期末試験休みを入れた約50日で300時間を目標にしましたが、280時間くらいでした。

  • 高2(11月以降)

部活を引退したことで勉強に使える時間がさらに増えました。2月にコロナの感染拡大で学校が休校になったタイミングで地理の勉強も開始しました。共通テスト同日体験受験の成績はあまりよくなかったものの、高2の1年で成績が向上したため、高3進級直前に東大志望を確定させました。

  • 高3(4月~8月)

夏休みまでは夏模試の英数国でいい成績を残すことを目標に勉強を進めるとともに、社会のインプットも少しずつ進めました。夏休みには3年分くらい過去問を解きました。

  • 高3(9~11月)

過去問を9月に2年分解きました。しかし、夏休みに社会に時間をかけすぎた結果英数の勉強時間が減ったことや、夏模試の成績が良かったことで油断した結果勉強をさぼり気味になったことが影響し、秋模試は成績が下がりました。夏の成績が良くても絶対に気を緩めずに勉強を継続しましょう。秋模試がすべて終わった頃から、理科基礎の勉強を本格的に始めたほか、ほかの教科も共テ対策を開始しました。

  • 共テ直前

12月中旬までは共テ:2次=3:7くらいの比率で勉強し、12月末は共テ:2次=7:3、1月の最初の1週間は共テ:2次=8:2、共テまで1週間を切ったら共テ:2次=9:1くらいの比率で勉強しました。東大は2次の配分が高いので共テ直前も2次の勉強を完全に止めるのはあまりお勧めしません。

  • 2次試験直前

共テの翌日から2次対策を再開し、過去問や第一志望校対策演習講座の中の予想問題を利用して本番を想定した訓練を重ねました。2次試験まで10日を切った後は今までやったことの復習を中心に勉強しました。


うまくいったこと

 地理と世界史の復習ノートの作成。過去問や模試などで間違えたところや気になったところをノートにまとめ、本番直前に見返していました。書き方は自分がわかるような形でよいと思いますが、本番前に見直して何が書いてあるかをすぐわかるようにまとめるのがおすすめです。

うまくいかなかったこと

 夏休みの勉強の科目間のバランス配分。前にも書きましたが、夏休みに世界史と地理に時間をかけすぎた結果、数学と英語の勉強時間が不足しました。この影響で英・数の二科目は秋にかけて苦労することとなりました。夏休みに社会のインプットを進めるのはもちろん重要ですが、他の教科にもしっかり触れることを意識してください。特に英語、古文、漢文といった語学系の科目は触れない日を作るとあっという間に成績が下がります。

■東進東大特進コースについて

東大特進コースでの受講講座

  • 現代文(林修先生)

なかなか確立するのが難しい現代文の解き方を確立するのに役立ちました。添削された答案の見直しで自分の答案のどこがよくないかを確認する作業を丁寧に行うと力がつきやすいと思います。

受講を重ねることで、もともと苦手だった現代文で足を引っ張るようなことはなくなったと感じています。

  • 世界史(荒巻豊志先生)

先生のお話を聞くことで、論述の書き方はもちろん、世界史という科目の面白さにも気づくことができました。先生が示す解答作成のプロセスには毎回圧倒されていました。

  • 地理(村瀬哲史先生)

対面授業ではたくさん当てられますがその分集中して授業を受けることができたうえ、解説もとてもわかりやすかったのでその場で内容をしっかり理解することができ、復習に割く時間を抑えることができました。添削指導も非常にありがたかったです。

  • 数学(長岡恭史先生)

演習の時に全く歯が立たなかった問題でも、解説を聞いた後では「なぜ解けなかったのか」という感想を抱くほどの見事な解説でした。解説の時には別解もたくさん示して下さったほか、豊富な復習問題もとても役に立ちました。


東大本番レベル模試

 返却が早く、成績表でどこが弱点になっているかが把握しやすかったので復習を行いやすかったです。年に4回も実施され、1年でかなりの回数の東大型模試を受けることができ、4回すべて受験すれば本番での緊張を抑えることにつながると思います。

第一志望校対策演習講座

 似た形式や分野の問題がまとめられているので苦手分野の補強を効率的に行えます。直前期の予想問題セットでは本番と同じ形での演習を繰り返し行うことで、これまでに詰め込んだ知識の最終確認ができたほか、英語や地歴では本番での時間配分の最終決定に役立ちました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験勉強の時には焦りが出たり、不安を感じたりすることがあるかもしれませんが、おそらくこれは皆に共通するものだと思うので心配する必要はありません。また、モチベが続かなくなることもあると思います。タイトルにも書きましたが、そのような時は合格した後の大学生活を想像してみてください。きっと楽しい大学生活を送っている自分が思い浮かぶでしょうし、そうすればつらい時間も乗り切れると思います。
 最後まで粘り強く、諦めずに、合格を信じて頑張ってください。心から応援しています。