阿部 潤太さん
■共通テスト得点 832点/1000点
■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 化学基礎 生物基礎
| 前期試験得点 (自己採点) |
英語 | 数学 | 国語 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 開示得点 | 0 | + | 0 | + | 0 | + | 0 | + | 0 | =0/440点 | |
| 自己採点 | 82 | + | 38 | + | 68 | + | 49 | + | 24 | =261/440点 |
■受験した感触・・・ 大失敗ではなかったが、正直落ちた。
| 第1回(6月) | 第2回(8月) | 第3回(10月) | 最終(1月) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 |
| 文科一類 | C | 文科一類 | A | 文科一類 | C | 文科一類 | C | |
私はもともと数学が超苦手科目で、東大模試でも5点レベルからのスタートでした。同じように数学に苦手意識がある人に伝えたいのは、「最後まで諦めずに基礎を信じること」の大切さです。
まず、私が徹底したのは「標準問題」の習得です。入試当日までに同じ参考書を何十周も繰り返して完璧にしました。文系数学において重要なのは、解法の「引き出し」を頭の中に体系化しておくことです。
具体的には、ある問題に対して「範囲を求めるなら、相加相乗か、存在条件か、あるいはグラフの利用か」というように、複数の解き方が瞬時に浮かぶ状態を目指しました。この「引き出し」さえ揃えば、問題文を読んだ時にどのツールを使えばいいか自然と判断できるようになります。
夏以降は、東進の松田聡平先生の授業をオンラインですべて受講しました。松田先生の授業は数学が非常にわかりやすく体系化されており、入試基礎を固めていた私には、バラバラだった知識が一つに繋がるような感覚がありました。これにより実力は飛躍的に伸び、本番を戦う自信へと繋がりました。新しい参考書に次々と手を出すのではなく、決めた一冊と信頼できる授業を徹底的にやり抜くことが、合格への一番の近道だと思います。
世界史は、春から夏前にかけて荒巻豊志先生の講座を受講しました。歴史の大きな「流れ」をざっくりと把握しながら、並行して学校のプリントを徹底的に復習し、知識の土台を作りました。夏以降は少しずつ過去問演習を取り入れ、かなりの年度遡って演習を積みました。古い年代まで研究することで、東大が求める特有の論理構成や出題のクセが見えてくるようになります。
地理に関しては、高2から高3の夏前までに基礎を詰め込みました。正直に言えば、本格的なスタートが少し遅かったと感じており、直前の東大本番レベル模試で偏差値37を叩き出してしまうなど、最後まで苦労した苦手科目でした。しかし、基礎固めに使用した村瀬哲史先生の『村瀬のゼロからわかる地理B(系統編・地誌編)』には本当に助けられました。特に自然環境のセクションなどは「なぜそうなるのか」という原理から説明されており、圧倒的に分かりやすく、一度理解すれば忘れにくい知識になります。9月以降は東大の過去問をメインにしつつ、記述の幅を広げるために他大学の過去問にも触れ、直前期には過去問と教科書を再読して知識の最終確認を行いました。
東大特進の林修先生の授業を受講していました。この授業をペースメーカーにすることで、定期的に質の高い過去問演習に触れることができ、記述の精度を維持することができました。漢字やキーワード集などは早い時期から少しずつ進めておき、直前期に総復習して完璧にすることをおすすめします。
古典は、高2のうちに知識面での基礎固めをしっかりと終わらせていたことが大きなアドバンテージとなりました。同じ参考書を何度も繰り返し復習して知識を定着させました。学習の工夫として、毎週「古文の過去問」と「漢文の過去問」を交互に解くことを習慣化していました。東大の古典は基礎的な知識が点数に直結しやすいため、早い段階で武器にしておくと、入試全体が非常に有利に進みます。
私はもともと英語が得意な方でしたが、工夫した点は演習の順序です。まず、自分が苦手としていた「英文和訳」や「和文英訳」に焦点を当て、記述の厳しい他大学の問題で揉まれることで、精読力と表現力を磨きました。夏以降は、直前期まで継続的に東大の過去問に触れ、特有の形式や時間配分に身体を慣らしていきました。
東大受験を通して感じたのは、「英語一本足打法」のリスクです。得意科目を作ることは大きな強みになりますが、もし本番でその科目が難化し、思うように得点できなかった場合、一気に合格が遠のいてしまいます。英語の力を維持しつつ、他の苦手科目を潰して「オールラウンダー」を目指すことが、最も確実な合格への道です。