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東京都 私立 海城高等学校 卒
東京大学 文科一類

阿部 潤太さん

■共通テスト得点 832点/1000点

■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 化学基礎 生物基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語      
開示得点 0 0 0 0 0 =0/440点
自己採点 82 38 68 49 24 =261/440点

■受験した感触・・・ 大失敗ではなかったが、正直落ちた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 C 文科一類 A 文科一類 C 文科一類 C

C判定はほぼA判

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

早期スタートの重要性

 受験勉強を本格的に開始したのは、高2の11月でした。本番から逆算すると、4月開始では遅すぎると判断したためです。この時期に苦手だった世界史と数学の基礎固めに着手したことが、最終的な勝因の一つとなりました。

~春休み(基礎の徹底)

 1日12時間の学習時間を確保し、入試基礎(単なる基礎ではないことに注意)の参考書を徹底しながら、東進の志田晶先生(数学)と荒巻豊志先生(世界史)の受講を通じて徹底的に基礎を固めました。特に世界史はこの時期の貯金が、後に得意科目へと押し上げる要因となりました。

春〜夏休み

 4月からは地理も本格化させましたが、今振り返るともう少し早く着手すべきだったと反省しています。夏休みは「過去問演習講座(25年分)」と講習の詰め込みすぎでキャパシティを超え、メンタルが不安定になった時期もありました。しかし、東進の担任助手の方やチームミーティングの仲間に支えられ、立ち直ることができました。

秋〜直前期(実戦力と時間配分)

 11月までは過去問と並行して、苦手分野が見つかるたびに勇気を持って基礎に戻りました。共通テストには苦手意識があったため12月から対策に全振りしましたが、本番は思うような点数が出ませんでした。しかし、「二次で挽回できる」と信じ、直前期は時間配分や、問題の難易度変化への対応力を徹底的にシミュレーションしました。

科目別アドバイス:オールラウンダーを目指して

  • 数学(数弱からの脱却)

私はもともと数学が超苦手科目で、東大模試でも5点レベルからのスタートでした。同じように数学に苦手意識がある人に伝えたいのは、「最後まで諦めずに基礎を信じること」の大切さです。

まず、私が徹底したのは「標準問題」の習得です。入試当日までに同じ参考書を何十周も繰り返して完璧にしました。文系数学において重要なのは、解法の「引き出し」を頭の中に体系化しておくことです。

具体的には、ある問題に対して「範囲を求めるなら、相加相乗か、存在条件か、あるいはグラフの利用か」というように、複数の解き方が瞬時に浮かぶ状態を目指しました。この「引き出し」さえ揃えば、問題文を読んだ時にどのツールを使えばいいか自然と判断できるようになります。

夏以降は、東進の松田聡平先生の授業をオンラインですべて受講しました。松田先生の授業は数学が非常にわかりやすく体系化されており、入試基礎を固めていた私には、バラバラだった知識が一つに繋がるような感覚がありました。これにより実力は飛躍的に伸び、本番を戦う自信へと繋がりました。新しい参考書に次々と手を出すのではなく、決めた一冊と信頼できる授業を徹底的にやり抜くことが、合格への一番の近道だと思います。

  • 世界史・地理

世界史は、春から夏前にかけて荒巻豊志先生の講座を受講しました。歴史の大きな「流れ」をざっくりと把握しながら、並行して学校のプリントを徹底的に復習し、知識の土台を作りました。夏以降は少しずつ過去問演習を取り入れ、かなりの年度遡って演習を積みました。古い年代まで研究することで、東大が求める特有の論理構成や出題のクセが見えてくるようになります。

地理に関しては、高2から高3の夏前までに基礎を詰め込みました。正直に言えば、本格的なスタートが少し遅かったと感じており、直前の東大本番レベル模試で偏差値37を叩き出してしまうなど、最後まで苦労した苦手科目でした。しかし、基礎固めに使用した村瀬哲史先生の『村瀬のゼロからわかる地理B(系統編・地誌編)』には本当に助けられました。特に自然環境のセクションなどは「なぜそうなるのか」という原理から説明されており、圧倒的に分かりやすく、一度理解すれば忘れにくい知識になります。9月以降は東大の過去問をメインにしつつ、記述の幅を広げるために他大学の過去問にも触れ、直前期には過去問と教科書を再読して知識の最終確認を行いました。

  • 現代文

東大特進の林修先生の授業を受講していました。この授業をペースメーカーにすることで、定期的に質の高い過去問演習に触れることができ、記述の精度を維持することができました。漢字やキーワード集などは早い時期から少しずつ進めておき、直前期に総復習して完璧にすることをおすすめします。

  • 古典

古典は、高2のうちに知識面での基礎固めをしっかりと終わらせていたことが大きなアドバンテージとなりました。同じ参考書を何度も繰り返し復習して知識を定着させました。学習の工夫として、毎週「古文の過去問」と「漢文の過去問」を交互に解くことを習慣化していました。東大の古典は基礎的な知識が点数に直結しやすいため、早い段階で武器にしておくと、入試全体が非常に有利に進みます。

  • 英語

私はもともと英語が得意な方でしたが、工夫した点は演習の順序です。まず、自分が苦手としていた「英文和訳」や「和文英訳」に焦点を当て、記述の厳しい他大学の問題で揉まれることで、精読力と表現力を磨きました。夏以降は、直前期まで継続的に東大の過去問に触れ、特有の形式や時間配分に身体を慣らしていきました。

東大受験を通して感じたのは、「英語一本足打法」のリスクです。得意科目を作ることは大きな強みになりますが、もし本番でその科目が難化し、思うように得点できなかった場合、一気に合格が遠のいてしまいます。英語の力を維持しつつ、他の苦手科目を潰して「オールラウンダー」を目指すことが、最も確実な合格への道です。

■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて

東進

 東進の最大の魅力の一つは、担任・担任助手の方々、そしてチームミーティングの仲間の存在だと思いました。夏以降、演習量の多さや模試の結果にメンタルが削られ、精神的に非常に辛い時期がありました。でも、親身になって相談に乗ってくれる担任助手の方や、同じ目標に向かって切磋琢磨するチームの友達がいたからこそ、最後まで諦めずに走り抜くことができました。チームミーティングのみんなや担任・担任助手の方とはいまでもとても仲が良いです!

東大特進コース

 心配性だった私にとって、東大特進コースのサポートはありがたかったです。現役東大生スタッフがLINEやZoomで常に相談に乗ってくれるため、疑問や不安をすぐに解消できました。特に、現役時代の失敗談や挫折した話を聞けたことは大きな救いでした。「合格するような先輩でも、自分と同じように苦しんでいたんだ」と知ることで、過度なプレッシャーから解放され、心が軽くなったのを覚えています。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私は夏以降模試の判定がCで停滞し、直前期は共通テストが上手くいかず、実は東大の推薦にも落ちました(2月11日結果発表)。2次試験で挽回を試みたのですが、地理と英語の難化により、苦手な地理は壊滅し、得意な英語は失敗ではないけれど、いまいちという感じでした。それでも、最後まであきらめず、戦い抜いた結果受かったので、現役生の皆さんはほんとに本当に最後まで頑張ってほしいです!!