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東京都 私立 女子学院高等学校 卒
東京大学 文科一類

松井 愛奈さん

■センター試験得点 777点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 87 37 80 37 43 =284/440点
自己採点 70 40 55 38 37 =240/440点

■受験した感触・・・ 数学と古文の易化に動揺した。答案回収後に英語のマークミスに気がついて不合格を確信した。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 A 文科一類 C

最後まで諦めない

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が受験勉強を本格的に始めたのは高校2年生の秋です。あまり志望校や科類に悩むこともなく、気がついたら文一志望に決めていました。
 中高一貫校に在学していた私は中高一貫生らしく中だるみ(中1から高1までほとんど勉強をしなかったので“中”だるみではない?)をしていました。高1の冬にここには書けないような偏差値をとり、さすがに危機感を持ちました。本格的な受験勉強はまだですが、私が勉強を始めたのはこの頃でした。まずは塾の授業を真面目に聞き、ほぼ手を着けたことがなかった宿題に取り組もうとしたのですが、中1からの基礎が全くない私には授業や宿題の内容が分かりませんでした。そこで市販の参考書で英数の勉強をし、(後述)人並みの成績まで持っていきました。
 高校3年から東大特進で林修先生の現代文を受講するようになりました。高3になる頃には成績も安定し始め、それ以降はやる気を失ったり取り戻したりを繰り返しつつもなんとか勉強を続け、合格まで辿り着きました。
 私の科目別の勉強法、直前期の過ごし方についてお話しします。

科目別

  • 英語

【基礎】文法と単語が分からないことには何も始まりません。

文法書は、間違えた問題に付箋をつけ、自信を持って答えられるようになるまで剥がせないというルールを決めて取り組みました。最初の1周目の正答率は悲惨なものだったので付箋まみれの参考書が出来上がってしまい、元の姿に戻るまで4周くらいかかりました。

単語は、手持ちの単語帳を2週間で完璧に覚える!と決めて英単語漬けの2週間を送り、8割くらい覚えたので長文を読みはじめました。

【その他】

東大型のリスニングを直前期に毎日1セット解きました。最後の形式慣れに良かったのと、本試よりレベルが抑えめなものを使ったこともあり、自信になりました。

  • 数学

【基礎】

まず教科書レベルを学び、問題を見て一瞬で方針が浮かぶようになるまで参考書の例題だけを何周かしました。次に入試数学の頻出手法を扱うような参考書に取り組みました。

私は本試で大量の計算ミスをして合格発表まで不安な日々を過ごしたので、定期的に計算ドリルのようなものに取り組んで計算力をつけるのが良いと思います。

  • 古典

単語や文法、句形を飽きるほどやって完璧にするのが1番です。

  • 社会

通史の後はとにかく過去問を解いて自分で解説できるレベルまで復習すると良いと思います。社会は最後の最後まで伸びます。私は当日の朝に読んだ世界史の論述が本番で出ました。

直前期の過ごし方

 現役生は特に最後まで伸びるので、不安な中でも勉強を続けましょう。
 私は慶應経済と東大どちらも不合格を確信していましたが結果的には合格していました。体感は当てになりません。直前期のプレッシャーの中では自分の実力を正しく評価できないこともあります。この時期に諦めて力を抜いてしまっては、結果がどうあれ後悔することでしょう。
 とにかくいつも通りに(できればいつも以上に)勉強すればその勉強量は自信と実力に変わります。

■東進東大特進コースについて

受講講座

 私は高3で林修先生の現代文を受講していました。私にとって現代文は、答えが定まらずなんでもアリに思えてしまいがちな科目でしたが、先生のおっしゃる通りに読解を進めると書かなければいけないことは定まってきました。こだわらなければいけないポイントとそうではないポイントも分かりやすく、何を意識して読めばいいのかが明確になったことに加え、実戦的にもほぼ完璧に押さえなければいけない問題とある程度見切りをつけるべき問題の区別もできるようになりました。
 自分の答案を採点して頂けたことや、答案と一緒に返却される採点講評もありがたかったです。

東大本番レベル模試

 6月や1月にも東大型の模試を受け、自分の立ち位置や弱点を確認できるのは魅力です。模試前だと勉強のやる気も出るのでそういった意味でもよかったです。
 また、成績返却が早い点がすばらしいです。他の模試では返却に1ヶ月以上かかってしまい、その間に問題を忘れてしまったり、その頃の自分と今の自分の実力は違うと思って結果を真摯に受け止めづらいこともあるかと思います。東進は1週間で返却されるので復習のモチベーションも続いており、結果をバネにさらに勉強をがんばることもできます。実際私は共通テスト後の最終東大本番レベル模試で過去最低の判定を取ってしまいましたが、そのおかげで共通テストボケが長引くことなく、直前期は二次対策に集中できました。

東大生スタッフ

 授業の時などに、スタッフの皆さんが東大生なので、東大を手の届かないところではなく身近に感じることができ、この方々の後輩になりたい!という気持ちからモチベーションが続きました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 他のことをあまり気にせず一つのことに打ち込める時期は貴重だと思います。受験が終わって受験勉強以外のことに視野が広がると、逆に勉強だけに集中していればよかった受験期が恋しくなったりもします(笑)。
 もちろん受験勉強以外のことも並行して行わなければならない人もいるでしょうが、そういった厳しい経験も自身の成長に繋がることでしょう。
 最後の最後まで自分のベストを尽くすことが何より大事なことだと思います。私のように不合格を確信していても受かっていることもあります。
 勉強に困ることがあれば東大特進のスタッフの方をはじめ頼れる人に相談し、とにかく最後まで諦めずに努力を続けてほしいです。努力はきっと報われます。