■センター試験得点 823点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
87 |
+ |
30 |
+ |
52 |
+ |
37 |
+ |
39 |
=245/440点 |
■受験した感触・・・ 社会の記述量多すぎてむり!
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科一類 |
E |
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文科一類 |
A |
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最後まであがく
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
6月東大本番レベル模試E判定から、10月の同模試でA判定を取り、ついに合格を勝ちとることができました。E判定を取った時は、自分が東大に果たして受かるのか、と呆然としましたが、その後必死に勉強をしたことでなんとか合格ができたように思います。私はロングスリーパーで体調を崩しやすかったので、毎日8時間の睡眠は死守し、それ以外の時間はほとんど勉強にあてていました。毎日毎日、絶対に悔いの残らないくらい勉強することを意識していました。
国語
現代文に関しては、林修先生の授業を一年間受けました。自分の作成した答案と先生の答案の差に驚くことが多々あるかと思いますが、自分の解答と向き合い、間違いの原因を抽象化することが大切だと思います。古典に関しては、過去問を10年分解きましたが、古文単語や漢文句法、頻出漢字の暗記をおろそかにしてしまったため点数が安定しませんでした。基礎知識を早くから身に着けることをお勧めします。
数学
苦手意識はなく好きな科目でしたが、模試ではよくひどい点数を取っていました。東大の数学は、一見難しそうに見えても問題文を一つ一つ数式で表していけば、おのずと解答の方向性は定まりますし、一つ一つの過程も基本的なものが多いと思います。従って、網羅系の参考書に取り組むことが欠かせないでしょう。100分をどのように使うのかも工夫するといいと思います。私は、試験開始後第一問から順に5分ずつ、合計20分かけて問題の難易度を見極めたうえで、一番解きやすそうなものから残りの80分で取り組むという方針を取っていました。
英語
過去問演習をメインで行いましたが、最初のころは量をこなすことに重きを置いてしまいました。一つの問題を時間を空けて復習するほうが効果的だと直前期に気が付きました。英語は良い意味でも悪い意味でも安定するので、苦手な人は比重を重く、得意な人は軽くするといいと思います。リスニングは毎日30分程度を1年間続けていました。私はリスニングに時間をかけましたが、毎日少しでも継続するといいと思います。またどのような順番で解くのか、早くからいろいろ試しておくべきです。私は英作文をちらっと見て頭の片隅で何を書くのか考えながら、基本的に後ろから解いていました。
世界史
高3の一学期は英語と数学に注力していたために、本格的に勉強し始めるのは夏休みになってしまいました。本試験にはなんとか間に合いましたが、2冊目の教科書をじっくりと読み込む余裕はなかったので、もっと早くから取り組み始めるべきでした。第二問の過去問は1990年代からすべて暗記しました。
地理
直前期の詰め込みでなんとかなると思って後回しにしたことで、直前期は地理に多くの時間を割かねばならず痛い目を見ました。東大の地理は似たような問題が繰り返し出題されるので過去問演習が欠かせませんが、昔の問題はデータが変わっていたり、知識が多く聞かれるものもあるので、直近10年分を何周もすることが一番優先度が高いと思います。そのうえで余裕があればさらにさかのぼるといいと思います。世界史でも同じことが言えますが、ポイントだけ紙に書いたり、頭の中で考えていけば、効率よく勉強できます。
■東進東大特進コースについて
この講座の予習、復習を徹底して行えば、平均点には乗ると思います。先生も授業でおっしゃっていましたが、常用漢字は確実に書けるようにしておいたほうが良いと思います。私は二次試験の4日前くらいから焦って漢字の勉強を始めました。本番は書きづらい漢字が出題されたので、正答率は例年よりは低かったのではないかと思います。漢字で自信がないと、そのあとも考えてしまい、精神的にきついです。
ライティングの授業を受講しました。英作文の書き方を誰かに教わる機会はなかなかないと思うので、お勧めです。英作文の型の作り方や、自分でも使いやすい表現をたくさん教えてくださります。また、提示してくださる解答もとてもきれいなもので、私は先生の解答の型を覚えていました。
何よりも返却が一週間と早かったのが良かったです。記憶が新鮮なうちに、自分の解答を見ながら復習ができ、勉強の計画を再編することができました。また、本番さながらの緊張感があり、本番のイメージトレーニングにも役立ちました。
雑音入りリスニングを重宝しました。スマホをブランケットで巻くことで、少しでも聞こえにくくしていました。そのおかげか、本番ではスピーカーの質が悪くて聞こえづらいなどということはありませんでした。ただ、スピーカーの問題ではなく話者の喋り方のせいで非常に聞き取りにくいパートもありました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
がむしゃらに勉強しても効果は薄いですが、自分が苦手なことを見極め、他の科目や分野とのバランスを考えたうえで、ひたすら勉強すれば大きな効果があると思います。私は夏休み以前は他の東大受験生と大きな後れを取っていましたが、夏休み以降に苦手だった世界史にかなり時間をかけたことで、総合得点を伸ばし、なんとか他の東大受験生に追いつくことができたと思います。少しでも不安に思うのなら、シャーペンを握って勉強しましょう。1年間あっという間に過ぎてしまうので、一日一日悔いのないように過ごしてほしいです。