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千葉県 私立 成田高等学校 卒
東京大学 文科一類

髙橋 道琉さん

■センター試験得点 794点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 62 15 56 38 36 =207/440点

■受験した感触・・・ 確実に落ちた。春から早稲田。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 E 文科一類 E 文科一類 E 文科一類 E

夢にも見なかった東大合格

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

中学時代

 中学受験を記念受験的な気持ちで受けたところ、いわゆる中高一貫の進学校と呼ばれるところに入学しました。しかし、その分勉強をよほど頑張らないとついて行くことも難しいと考え、ひたすら予習復習に力を入れ、それを習慣化することに努めました。すると学年でも上位層に入ることができ、それを維持するように頑張ることで、高校生になる頃には学力がついたことを実感できるまでになりました。この頃はまさか自分が東大に行くことなど全く想像すらしていませんでした。

高校1年生

 高校になるとすぐに大学受験指導があり、そこで進学先を検討していく中で先生との話から東京大学を選択肢として加えることにしました。夏休みに東大のオープンキャンパスに参加し、憧れが現実的な目標へと変わり、そこに向けてさらに意欲がわきました。折しもテレビで東大王という番組があり、クイズが好きだったこともあり休み時間には友達とクイズを出し合ったりしていました。しかし、東大に向けて特別な勉強をしたり、塾などに通ったりすることはなく、今まで通り学校の授業を中心に部活動にも一生懸命に参加してきました。

高校2年生

 2年に上がるとすぐに、新型コロナウイルスにより2ヶ月ほど休校期間に入りました。学校に通うこともできず、勉強の遅れや勉強時間の確保が危惧されたものの、私立高校ということもあり、ICT機器の導入も進んでいたため、リモートでの授業や課題のやりとりもできたことで、授業の遅れもなく、むしろ自分の興味関心や足りなかった部分の補強などに時間を使うことができました。またこの時期に毎日の走り込みや夕飯当番をしたことで、大学入学後の生活に向けた生活力の向上もできました。コロナがあったことでむしろ大学受験に向けた基礎固めができたことは良かったと考えています。途中には一部の教科で高校課程が修了し、演習に入れたことで共通テストレベルの学習を進めることができました。その結果、共通テスト同日体験受験では目標としていた8割を超えることができ、2次試験に向けた勉強にも入ることができました。

高校3年生

 いよいよ受験生として臨むに当たり、今までの学校の勉強と独学のスタイルだけでは合格までたどり着くのは難しいと考え、東大特進コースに入りました。1学期は部活の最後の大会に向けた練習にも取り組みつつ、東大特進コースにより、基礎の確認と実力向上を図りました。夏休みには、学校の夏期講習で今までやってきたことをやり直し、過去問演習を進めました。この段階では全く歯が立たなかったものの、東大入試同日体験受験に比べ、実力向上を実感するとともに、さらなる得点アップの必要性を感じました。2学期には共通テスト対策を進めるとともに、東大特進コースで2次試験に向けた学習を進めました。この間、東大模試を複数受験しましたが、結果は芳しいものではありませんでした。それでも受験環境に慣れてきたり、過去問演習を進めていくことで、合格への可能性を高めることに努めました。

受験

 共通テスト前には、その対策に集中したことで、大幅に難化したと言われる中、今まで取ったことのないような高得点をマークすることができました。これをもって東大受験を決意し、そこに向けて集中し取り組みました。しかし、共通テストが良かったことで気の緩みも出てしまい、そのすぐ後に受けた東大模試では散々な結果となってしまいました。ここから気持ちを締め直し、最後の1ヶ月は予想問題などに取り組み、結果として東大合格という中学校時代には夢にも思っていなかったことを実現しました。

■東進東大特進コースについて

 東大受験するためには東大特進コースはとても有力な教材でした。それまで学校の勉強と独学のスタイルで来ましたが、やはり最後の大きな壁を乗り越えるためには、それに向けた教材と授業が必要でした。ライブでの授業には参加できなくても、オンラインによる受講ができたことは、近くに予備校のない地域に住む私にはとてもありがたかったです。
  • 東大現代文

言うまでもなく林修先生の現代文を受けることは東大合格に向けて必修授業だと思います。何も知らなかった状態からもある程度対応できるところまで力を付けていくことができました。

  • 東大古文

栗原隆先生の授業で楽しく実力を向上させることができました。減点されない答案作成方法を学ぶためには、ここは必須だと思います。

  • 東大世界史

第1問対策には参加できなかったものの、オンラインでの2,3問対策は本番に向けてやはり欠かせないものでした。ただ、通史を完了していない状態で受けてもその効果は半減してしまうと感じましたので、なるべく早い段階で通史を完了させ、その上で受講することをおすすめします。荒巻豊志先生の授業では、たまに厳しい指摘もありましたが、自分の未熟さを大学受験前に実感することにつながりました。

  • 東大地理特講

教科書には載っていないような東大独自の出題傾向に対応するために受講しました。記述力の向上にも役立ったと感じています。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私がやってきた上記の受験勉強の方法はとても再現性が低いものであると思います。これらは参考程度に止め、東進をはじめ、様々な教材も活用しながら自分のスタイルを確立してください。私はラスト1ヶ月前の模試でのE判定から逆転の合格となりました。最後まで諦めずに頑張ってください。最後に言えるのは自分が納得できるような悔いの残らない受験にしてくださいということです。どんな結果だったとしても、「いい受験だった」と言えるといいですね。