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東京都 国立 筑波大学附属駒場高等学校 卒
東京大学 文科一類

森川 凌介さん

■センター試験得点 746点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 94 40 61 40 39 =274/440点
自己採点 85 40 55 45 40 =265/440点

■受験した感触・・・ 英語の感触が死んでたが自己採点して意外とできてて驚き。数学のケアレスミスが悔やまれる。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 D 文科一類 C

結局積み重ね

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大を志望した理由

 中学の時から学校の周りの人たちが東大をめざす流れだったのは事実です。私個人としては将来やりたい仕事の候補がいくつかあり、それら全てを実現できる可能性が一番高いのは東京大学に入ることなので志望することにしました。

勉強について

 ここからは私個人の経験を書いていきます。科目別、時期ごとの具体的なアドバイスなどは他の人の体験記を読んでください(笑)。
 私は何かの科目に特に秀でることができないことはわかっていたので各科目満遍なく点数を取ることを想定してなるべくどの科目も苦手科目にしないようにしようとしていました。しかし高二で始めた世界史の知識がどうしても覚えられずに苦労し、かなりの苦手意識が生まれてしまいました。高三になってからもう一回通史をやる時にかなり時間をかけて集中的に暗記したので本番の頃にはどちらかというと得意になっていました。高三でかなり時間を世界史にかけられたのは英数に時間をめちゃくちゃかけなければいけない状況ではなかったからだと思うので英数は早めにやってよかったです。学校では部活が週四であり、夜勉強机に座っても睡魔にやられていた記憶があります。委員会活動も校外学習実行委員会の委員長を中一から務めていて高三の夏までは仕事が多く忙しかったです。ただその頃も最低限のやるべきことはやっていました。最低限のことは続け、リスニングの時間はとったり毎日世界史のプリントを少し見たりしていました。
 高三の夏には夏休みがちょうど始まる時にコロナにかかってしまい、その時は本当に終わったと思いました。その後家族も罹患したりして夏休みの間は遅れを取り戻すので精一杯で全くもって自分が予想していた成長する夏休みとは異なる四十日を過ごしました。二学期になると私の高校では十月末の文化祭の準備が本格化していきました。土日は毎週文化祭作業に追われ全国の受験生からどんどん置いて行かれているような焦りを感じていました。ただ今振り返ってみるとその頃も勉強をゼロにしてしまうのではなくて何かを続けることを意識して勉強に取り組んでいたのでそれがよかったのかもしれません。受験勉強は努力を積み重ねていくものなのです。どんな小さなことでも積み重ねることが大事なのです。
 文字数が足りなそうになってきたので一つ最も伝えたいことを最後に書きます。それは過去問をとことんやりきれということです(特に国語と社会)。もちろん過去問を始めるレベルまで達してから始めるべきですが、その後は過去問は何周しても多すぎません。私は社会に関して日本史は5周、世界史は4周くらいしたと思います。傾向が似たりすることがあります。結局は過去問が最良の教材です。

■東進東大特進コースについて

 東進ハイスクール、東大特進コースで林修先生の現代文の授業を受けました。
 高二から講座を受けましたがその頃は授業で学ぶのはさることながら受験の科目としての現代文に週一くらいで触れ続けることで自分の中に慣れを作っていたのがよかったかなと思います。高三になってからは東大特進コースで林修先生の講義を受けました。
 私は多分一般の受験生もそうだと思いますが、現代文に解法なんかあるのか、などというような見方をしていました。しかし林修先生の講義では文章全体の構造や段落毎の関係構造などを紐解いて解説してくださり、だからここにこの問題を作ったのかと納得することもしばしばでした。また、NG答案や不十分な考え方を痛快なほどまでに斬っていく授業展開は大変刺激的でした。授業の本筋以外ではテクストに関連してさまざまな雑学を披露してくれたり業界ネタなどの雑談が毎回とても楽しかったです。
 とにかく現代文という科目がよくわからないからってあまり手をつけてないような人はとりあえず一回林修先生の授業を受けてみることをお勧めします。
 東大本番レベル模試は高二の時から受けていました。何より返却スピードが早くて素晴らしいです。模試を受け終わって記憶が鮮明なうちに結果が返却されるので、すぐにそれを元に復習ができますし次の学習に役立てていくことができます。
 東進の東大リスニングアプリも使用していました。音声と雑音の有無、英語の話者の種類などが豊富にあり、頻繁に使用して1.2倍速にしたり本文を見て聞いたりなどして活用しました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 結局受験なんてものは悲しいことに結果が全てです。そして言ってしまえば最後は運の要素があります。ただ、忘れてはいけないのは受験勉強は受験そのもののフィールドに立つためのものであり、そして自分のできる限りまで合格の可能性を上げるためのものです。春に笑顔になれるように後悔を残さないことが一番です。頑張ってください。