■センター試験得点 804点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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日本史 |
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開示得点 |
75 |
+ |
64 |
+ |
55 |
+ |
43 |
+ |
33 |
=270/440点 |
■受験した感触・・・ 全力は尽くしました。五分五分かな……。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科一類 |
C |
文科一類 |
A |
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文科一類 |
C |
受験は総合力
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私は私立中高一貫校に通っていたこともあり中学生のころから漠然と東大を意識していましたが、本気で東大を目指そうと思ったのは高2くらいだったかと思います。やりたいことが明確でなかった私にとって東大の進学選択制度は魅力的でしたし、多くの友人が東大を目指していたこともあり東大を第一志望にすることに決めました。この体験記が誰かの参考になれば幸いです。
国語
現代文に関しては、林修先生の東大現代文を一年間受講していました。もちろんある程度の対策は必要ですが、時間をかけすぎるのは非効率的かなと思います。逆に古典はやった分だけ点数が伸びるという印象です。古文単語と漢文の基本句形はできるだけ早く一周してこまめに確認して定着させるのが良いです。特に東大の古文は単語や文法の知識だけで解ける問題も多いです。逆に漢文は知識というより読解力や論述力が問われる部分が大きいので早いうちから過去問に触れて演習を積むことをお勧めします。
数学
他科目にどれだけ自信があっても数学をおろそかにしてはいけないと思います。数学は嫌いではなかったので高1~高2では最も多くの時間を費やしました。数学はとにかく苦手分野を作らないようにすることが大切です。学校や塾の教材・テストで問題量をこなしたおかげで、得意科目といえるほどではありませんでしたがどの分野でもある程度のレベルの問題は確実に得点できるようになったと思います。そのおかげで易化した今年の問題では高得点を獲得することができました。
英語
私が最も苦労し、反省点も多い科目です。高2まではとにかく単語とリスニングをやるべきです。特にリスニングは一朝一夕で伸びるものではないですし共テも東大もリスニングの配点が大きいので、移動時間等を活用してできるだけ毎日英語を聞きましょう。リスニングは満点レベルで得点してくる人が一定数いるのでそこに食らいつくためにも絶対におろそかにしてはいけません。私は共テレベルまでは何とかなったものの東大のリスニングは最後まで聴けるようになった実感がないまま本番を迎えてしまい、高3になってもリスニングから逃げていたことをものすごく後悔しました。東大の英語は要約・文補充・英作文・和訳・長文読解など多岐にわたっているため他の科目よりも早めに過去問に触れて自分の苦手分野を洗い出し、その分野の演習量を増やすなどして対応しましたが、最後まで得点は安定しませんでした。
世界史
得意かどうかはさておき一番好きな科目であり、直前期も暇さえあれば教科書をボロボロになるまで読んでいました。高3の夏休みは多くの時間を世界史に費やして全範囲の一問一答レベルの知識を頭に入れ、秋以降は論述を書く中で抜けている知識を確認しつつ東大の世界史に対応できる論述力をつけられるよう頑張りました。
日本史
模試でも思うように点数が取れない上に勉強の仕方があまりわからず苦労しました。過去問や模試と類似のテーマが出たら確実に得点できるよう、過去問の解説を読み込みました。個人的に東大に関しては、世界史は過去問演習<知識の確実な定着、日本史は逆だと思っています。ただ、共テ対策もあるので日本史でも一問一答レベルの知識で抜けがないようにこまめに基礎知識の確認を行っていました。
■東進東大特進コースについて
現代文(林修先生)
前述したように現代文はこの講座の予習復習で十分なくらいの量と質だと思います。
世界史(荒巻豊志先生)
毎回の授業に緊張感があり、予習も復習も大変でしたがとても為になりました。ただ、四月ごろに受講した古代の論述対策は私が共テレベルの知識すら入っていなかったこともあり十分に活用できなかったので、できるだけ基礎知識を完璧にしたうえで受講するべきだと思います。初めのうちは先生の話を理解するだけで精一杯でしたが、答案をほめていただけたときはとても嬉しかったです。12月頃に受けた近現代史の授業では、受験世界史を超えた現代の世界についての理解が深まり知的好奇心を刺激され、早く大学に行って勉強して視野を広げたい!と思ったことを覚えています。
日本史(山中裕典先生)
東大日本史の解き方を基礎から学びました。理解がおろそかだった土地制度史などを分かりやすく解説していただいたのも良かったです。
東大本番レベル模試
とにかく返却が早いです。特に最後の模試はC判定だったこともあり共テから二次対策に切り替えるきっかけになりました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
受験は総合力です。私にはずば抜けた得意科目がなく最後まで自分の強みといえる科目はありませんでしたが、全科目を人並みにして「捨て科目」「捨て分野」を作らないようにするためにバランスを意識して勉強したことが合格につながったのかなと思います。全科目、全分野の基礎を固めてそれぞれをちょっとずつ伸ばせば、特に強みがなくても東大合格に手は届きます。共テ・二次試験ともに終わった後に「全力は尽くした」「これで落ちても後悔はない」と感じたとき、頑張ってよかったと思えました。皆さんも自分に合った勉強法を見つけて最後まで頑張ってください!応援しています。