■共通テスト得点 912点/1000点
■共通テスト得点選択科目 世界史 日本史 生物基礎 地学基礎
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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日本史 |
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開示得点 |
83 |
+ |
9 |
+ |
77 |
+ |
35 |
+ |
43 |
=247/440点 |
自己採点 |
82 |
+ |
10 |
+ |
65 |
+ |
45 |
+ |
40 |
=242/440点 |
■受験した感触・・・ 古典と数学が悪いが他は自己ベスト級、古典と数学次第。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科三類 |
D |
文科三類 |
A |
文科三類 |
C |
文科一類 |
C |
東大に合格するために
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
やってよかったこと
- 世界史の通史を夏より前に終わらせたこと。世界史は用語・年代の暗記が必須ですがそれだけでは不十分で、多くの記述の問題演習を積まなければならないので、早め早めに勉強を進めることをお勧めします。
- 英語を早く完成させたこと。高2までに共通テストでは苦労しないくらいにしていたことで、高3秋以降英語にほぼ時間を割かずに済みました。
- 短期的ないし中期的に、ある科目または分野を集中的に勉強したこと。例えば、短期的には1週間のうちこの日はこの科目だけやるとか、この数日間はこの科目だけやるとか。また中期的には、自分は8月前半までは定期テスト直前以外は日本史はやらず、社会は世界史だけやるようにしていました。その順番にしたのは、世界史の方が必要な勉強の絶対量が多いからです。結果的に日本史の完成度は世界史より若干低いものになりましたが、点数の安定がより見込める世界史を優先したのは正解だったと思いました。
- 私立を複数回受験したこと。自分は3校受験し、対策は過去問を1年分解くに留めましたが、入試を受けるだけでも東大入試に向けていいリズムと試合勘をもって望むことができました。やはり模試と本番の試験とは違います。
- 模試をペースメーカーとし、模試ごとにテーマ・目標点を決めて臨んだこと。例えば、秋の東大本番レベル模試では得意な英語・世界史で本試の目標点をとることを目指すと決め、英語と世界史を中心に集中的に演習しました。
- 世界史を選択したこと。点数がブレる可能性・解答時間の観点からみて世界史選択で良かったと感じました
やらなければよかったこと
- 2次の古典のための本格的な勉強を共通テスト後から始めたこと。数学で一完できるか怪しかったので国英社で稼ぎたかったのですが、結果的に数学と古典が足を引っ張ってしまいました。共通テストの古典はできても2次では取れませんでした。共通テスト後は社会に多くの時間をかける必要があるので、社会以外に割く時間はあまりないと思っておいた方がいいと思いました。
- 世界史の用語・年代暗記を疎かにしたこと。記述の演習の方が楽しいのでそればかりしていました。当たり前ですが、暗記は不可欠です。秋以降演習に時間を割くためにも、夏までに基礎的な用語と年代は固めておけばよかったと思いました。
- 苦手から逃げたこと。数学がずっと苦手でしたが、文系科目の勉強ばかりして結局数学は苦手なままで終わってしまいました。また、古典の暗記を嫌がって後回しにして古典の勉強を夏から始めたせいで結局古典の勉強も遅れました。
教科ごとに意識したこと
- 英語……音読。たまにシャドーイング。
- 現代文……演習→授業→先生の思考プロセスを自分の中で言語化→それを意識して演習→授業のサイクルを繰り返す。
- 世界史……多くのものを見る。授業も、学校と東進で2重に受ける。問題集を解く。教科書を読む(自分が本格的に教科書の読み込みを始めたのは秋以降ですが、むしろそれで良かったと思いました。過去問演習を通じて教科書の注目すべき箇所に意識を向けられるようになりました。)。記述も沢山問題を解く。
- 日本史……現代文と同様。基本的な知識も大切にしました。東大日本史は大問ごとに問題の傾向も若干変わるので、過去問の傾向に合わせて勉強を進めました。
- 共通テスト……苦手な数学や共通テストでしか使わない理科は、模試ごとに直前に少しずつ触れました。本試直前期の対策は年明け17日間に留め、それ以外は2次の勉強に注力しました。1/1・2に通しで演習→完成度の低い科目を中心に演習→1/12・13に通しで演習→苦手科目を中心に演習・知識の最終確認→本番、という流れで対策しました。
■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて
東大特進の授業
論述問題の作法や、自学では得られないものを吸収でき、また演習と荒巻豊志先生の授業を通じて教科書の注目すべき箇所が明らかになっていき、直前期を含めて教科書の読み込みの精度が上がりました。
再現性の高い授業で着実に学力が向上しました。現代文が得意になったことで、古典が苦手でも国語全体では足を引っ張らない程度になりました。
自分は弱点の古文を克服しきれませんでしたが、それでも本番でギリギリ闘えるくらいになったのはこの授業あってのことでした。
東大本番レベル模試
6月や共通テスト後といった時期に開催され自分の現在地の把握に役立っただけでなく、返却が早いことで復習の効率が上がりました。共通テスト後の模試は共通テストボケを解消するだけでなく、残り1ヶ月何にどれだけ時間を割くべきかの判断材料になりました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
焦らずに基礎を大切に勉強するのが大切だと思いました。自分は日本史の通史が終わったのが年末でしたが、焦らず基礎を大切に、着実に過去問演習を重ねたことで本番で足を引っ張られることはありませんでした。状況を悲観せず、前向きに勉強を続けて欲しいと思います。