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大阪府 私立 高槻高等学校 卒
東京大学 文科一類

中間 悠介さん

■センター試験得点 852点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 73 41 67 49 48 =278/440点
自己採点 70 35 60 35 30 =230/440点

■受験した感触・・・ 最後の英語でやらかしてしまい、発表の日の朝までずっと落ち込んでいた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 A 文科一類 A 文科一類 A 文科一類 A

高2までにアドバンテージを!!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

勉強法全般について

  • 早く受験勉強をはじめよう

やはり、「早期スタート」をすることに尽きると思います。かつての私のように、「高3になったらどこからともなく力がみなぎってきて、バリバリ勉強できる」と思ったら大間違いです。結局高3になってもやることは高2までと一緒(ちょっと勉強時間が多くなるぐらい)で、高2までの延長線上にあるといえます。

  • 高3になったらこまめに休憩してもよい

おそらく、高2までは学校行事やクラブ活動をする中で自然と息抜きをしていることが多いと思いますから、むしろ無理して勉強しようとする方に意識を持っていくべきです。しかし高3になって勉強に打ち込んでいると、特に東大志望の方々には休憩することに後ろめたさを感じてしまう人が多いと思います。しかし、それでストレスを溜めてしまって勉強へのモチベーションが下がってしまっては元も子もありません。時には「勇気ある撤退」も必要、正直1・2か月に1日は勉強時間0の日があってもいいと思います。

  • 芯を強く

高3の一年間は、色々な先生から色々なアドバイスを頂くと思います。勿論すべて受験生のためのアドバイスですが、その先生に合ったやり方がすべての人に合うわけではもちろんありません。大事なのは、すべて自分の勉強法に対するアンチテーゼだと受け止めることです。取り入れるところは取り入れ、自分の方がいいと思った点は取り入れないことが大事です。この合格体験記も、冗談半分ぐらいで読んでもらうのが一番いいと思っています。

英語

 自分の失敗は、高2時点では得意科目だったので、高3になってから単語・例文集等々をサボり、演習ばっかしていたことです。夏模試ぐらいまではそれで耐えますが直前期にぼろが出てきてかなりキツかったです。高3の12月に必死で単語帳やってる東大受験生なんて見つけるほうが難しいでしょう……。

数学

 理系に比べて範囲が狭いので、その分「勉強時間を減らす」のではなく「何周も」ちゃんと勉強しましょう。挫けそうなときは、数Ⅲをやっている理系の友達の姿を見て刺激を受けるのが良いです。ⅠAⅡBをやりこめば(ⅠAⅡBからしか出ない)全国模試で理系を倒すのも夢じゃない!目指せ、打倒理系!

国語

 まず、基本事項を高2までにちゃんとやっとくことです。(古文単語・古典常識・漢文句法など) あとはひたすら過去問です。国語で勝たなくてもいいと思います(国語で勝つのは難しい)。なので、「基本問題を取りこぼしてないか?」を最優先でチェックするといいです。

世界史

 量がとにかく多い科目です。本格的には高3から始める人が多いと思いますが、できれば高2からやっときましょう。自分は高2の間に通史をWW1までやったおかげで高3の春から論述をバリバリできました。全科目の中で一番努力に裏切られない科目だと個人的には思っているので、英数同様早めに始めてアドバンテージにしましょう。荒巻先生の授業はかなりコマ数も多く解説も手厚いので、期待して◎です。夏ぐらいには受け終わりましょう。何周も解かないと身につかないので……。

地理

 正直一番困った科目。過去問を解いても成績が中々上がらない、そして演習素材が少ない……。私は諦めて受験者平均ぐらいを目標にやってました。おすすめは、過去問をある程度解いたら共通テストの対策をしっかりやること。自分は、どの科目よりもセンター対策をしました。さらに加えて模試の解き直しをきっちりやることです。理由は、基本問題を取り落とさないことが一番大事だと思うからです。高得点は望みにくい反面、大失敗することも少ない科目ですから、基本問題を合わせたうえで試験場での頑張りで考察問題を数問合わせれば、他科目の足を引っ張ることはないと思います。

■東進東大特進コースについて

  • 東大現代文(林修先生)

東大特進にいるなら受けることをお勧めします。「賢い人の頭の中ではどういう思考がされているのか?」を明示してくださります。

  • 東大古文(栗原隆先生)

自分は東進に入るまで、古文はセンスだと思っていた節があり、あまり勉強する気が起こりませんでした。しかし、栗原先生は言語学や歴史などの知識も紹介しながら古文をとてもアカデミックに解説してくださいました。私は、「古文もやれば成績は伸びる」と考えを変え、古文の勉強にも身が入るようになりました。栗原先生のテキストの巻末付録の単語集はとても覚えやすく、実戦でも役に立つので活用をお勧めします。また授業も軽快でリズムが良く、受けていてとても楽しかったです。古文が苦手な人にも強くお勧めする講座です。

  • 東大世界史(荒巻豊志先生)

授業では、過去問の解説をしながら荒巻先生が世界史の学習方法についてお手本を示してくれます。授業を受けていると、自然とそれが体得できると思います。予習→受講→復習 のサイクルを丁寧に繰り返すとかなりの力がつくと思います。

  • 東大生スタッフ

東大特進に通う大きな利点の一つです。自分は関西圏出身で、あまり東大合格者が多くない高校でした。なので東大生から生のアドバイスが聞ける機会は貴重でした。とても親身に相談を聞いてくれる方ばかりですので、ありがたく利用させていただきましょう。

  • 東大本番レベル模試

場慣れするためにも受けることをお勧めします。第3回までは1日完結での開催で、特に最後の英語の試験が体力的に地獄です(笑)でも、練習で負荷を掛けとけば本番(2日にわたって開催)に気持ちよく臨めると思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 自分には様々な悩みがありました。勿論勉強面でもかなり悩みましたが、一見受験とは関係なくても、受験のストレスのせいでしょうもない悩みを抱えることも多かったです。多分皆そうでしょう。しかし、そこで諦めてはいけません。「失敗は成功の母」とよく言うように、失敗の一つ一つが自分の経験値となると信じて前を向いたほうがいいです。大事なのは、最後まで走り切ることです。勉強できない時期があろうと、成績が下がろうと、集中できなかった授業があろうと、志望校を下げない姿勢。これを貫ければ、最後の最後で何が起こるかはわからないと思います。