ページを更新する ページを更新する
メインビジュアル

神奈川県 県立 相模原中等教育学校 卒
東京大学 文科一類

吉田 龍晴さん

■共通テスト得点 861点/1000点

■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 物理基礎 化学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 70 32 67 41 40 =250/440点
自己採点 60 35 70 40 40 =245/440点

■受験した感触・・・ 英語が全然できなかったので少しやばいんじゃないかと思いました。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 C 文科一類 D 文科一類 E 文科一類 E

睡眠が命

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は中等教育学校3年次に本格的に東京大学への進学を希望するようになり、家の近くの東進衛星予備校へ通い始めました。当時は理系を志していて将来は脳科学をやりたいと考えていましたが、その後一年間考えるうちに、自分の性格的に何か一つに全てを捧げることは難しいだろう、また何かで世界一になれるだけの才能もないのではないか、と思うようになり、それならば高校生の人格を形成する多感な時期に世界史を学び広い視野を確保し様々な価値観に触れることが大切なのではないかと思い4年生の秋に文転しました。私は元々哲学が好きで3年生の時は様々な哲学者の本を読んでおり、その中で世界史の例を元に何かを語ることが多かったので、何かを考えたり発想する上で世界史を学ぶことは不可欠なのではないかと考えていました。現在、実際に世界史を学び終えた感想としては、当時の決断は正しかったと思っています。私は文章を書くことが好きで3年生から5年生にかけてはほぼ毎日自分の思ったことを作文にまとめていたのですが、そのクオリティーの成長を自分自身はっきりと感じ、常々世界史の勉強の偉大さを痛感していました。多角的な視点を手に入れるためには、世界史とは言わずとも歴史を学ぶことは必然だと思います。
 勉強の進捗をまとめようと思います。私は3年生の終わり頃に英検の二級くらいで、そこから少しずつ伸びていきました。数学に関しては数学1Aまで終わっており、2Bが終わったのは4年生の時でした。世界史は授業で習い始めたのは5年生の時からで、最終的に通史を終えたのは6年次の6月頃で遅めだったように感じます。また、地理に関してはそもそもうちの学校では人数不足で開講自体がされず、完全に独学で試験を受けることになりました。ただ、私の場合は何も勉強していない状態で最初から20点は取れていて、最後の2月に初めて教科書を一周読んだら過去問で40点以上取れるようになったので、正直地理はそこまで勉強した記憶はありません。過去問に関しては、夏休み以降に本格的に手をつけ始めました。東進の過去問演習講座を活用して英語、数学、世界史は大幅に伸びたと思います。共通テストの対策は一週間前から始めた結果、理科基礎と地理の点数が低くなってしまいましたが、許容範囲ではあったので問題はなかったです。冬休みは基本的に二次試験の対策をしていました。共通テスト後は、ひたすら過去問をやり続けました。最後の模試の判定がEで、流石にやらないとまずいのではないかと思い本格的に勉強を始めました。勉強時間の推移をまとめると、3~5年の時は平日1時間休日3時間、6年の時は冬休みまでは、平日2時間、休日5時間くらい。共通テスト一週間前から二次試験までの期間は、1日10時間くらいやっていました。
 学校の定期試験に関しては勉強していませんでした。そのせいで学年順位は常に真ん中くらいで両親からは心配されていました。
 自分は部活動には入っていませんでしたが、代わりに囲碁を学校外でやっていて、3年生の時までは日本棋院の院生をやっていました。秋ごろに東進に入るタイミングでやめて、その時全国大会で準優勝しました。その後2年間は囲碁も勉強も何もやらずにダラダラ過ごしていましたが、5年生の時に団体戦で高校総合文化祭で優勝しました。
 私が受験勉強で一番大事だったことは睡眠だったと思います。私はどんな時でも基本的に8時間以上の睡眠時間は確保するようにし、夜は9時間、学校から帰ってきた後に2時間程度昼寝をしていたので、毎日11時間ほど寝ていました。万全の状態を常に維持するようにしていました。

■東進東大特進コースについて

 東進のコンテンツで一番役に立ったのは過去問演習と東大特別演習の添削だったと思います。添削に関しては自分で行うことは流石に難しく、面倒であったため、そこを代わりに行ってくれたのはとても助かりました。また、問題の解説に採点基準や部分点が明記されていたのもとても参考になり、どのように書けば得点できるようになるのかを知ることができて良かったです。授業に関しては、中等3年から5年まではとてもためになったと思っています。勉強の習慣がない中でとりあえず最低限受講をしていれば勉強は進んでいくというシステムが、基礎固めに役立ち、最後の一年で二次試験対策を行うための良い準備になりました。東大特進の授業に関しては、やる気を出すのに良かったです。たまに申し込んで授業を受けにいくことで他の東大受験生が勉強している姿を見ることができ、自分も勉強しなければならないと感じることができました。また、LINEで定期的に問題が配信されるのを隙間時間になんとなく解くというのも少し役に立ったと思いました。自分の場合、特に古文は単語を忘れがちなのでちょうど良かったです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験は最初の目標設定が一番大事だと思います。結局、東大を目指すから東大に合格することができるわけで最初から東大を目指さなければ東大に合格することはできません。私の場合、判定はそこまで良くありませんでしたが最後まで諦めずに東大を志望し続けたことで晴れて合格することができました。決して妥協せず、自分を信じて行きたい大学を目指し続けることが大事だと思います。頑張ってください!