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兵庫県 私立 灘高等学校 卒
東京大学 文科一類

平田 雄大さん

■共通テスト得点 915点/1000点

■共通テスト得点選択科目 日本史 地理 化学基礎 地学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語      
開示得点 77 54 65 46 43 =285/440点
自己採点 75 40 65 45 35 =260/440点

■受験した感触・・・ 英語、数学ともに非常に難易度が高く感じたが、ふたを開けてみれば案外出来は良かった。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 B 文科二類 A 文科二類 A 文科一類 A

同日138点からの逆転

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大を目指した理由

 私が東京大学を志望した大きな要因として、まず灘高校という特殊な環境が挙げられます。周囲の文系生徒のほとんどが東大を目指すという状況下で、私自身も「文系ならば東大を目指すのが当然」という漠然としたイメージを抱いていました。また、ボランティア活動への参加を通じて、人々の助けに直接関与したいという思いが芽生え、官僚などの職業に興味を持ったことも理由の一つです。官僚を目指すのであれば、やはり東大という選択肢が最善であると考えました。さらに、実際に東大でサッカーの試合を行った際にその壮大で美しい景観に深く感動したことも、憧れを強くする一助となりました。しかし、これらは後付けの理由に近いかもしれません。本音を言えば、高校生という狭い視野の中で将来の目標を一つに絞り込むことに恐怖を感じていました。何が好きで何が得意なのか確信が持てない中で、将来やりたいことが見つかった時に、どの道へも進めるよう「自分の手の届く範囲で最高レベルの環境」を確保しておきたかったのです。その点で、入学後に学部を決定できる東大の「進学選択」というシステムは、私にとって非常に大きな魅力であり、追い風となりました。

受験の流れ

 私の受験生活は、決して順風満帆な滑り出しではありませんでした。中高一貫校の緩い空気に甘え、高校1年生までは勉強から逃げ続けており、成績は学年でも大きく低迷していました。共通テスト形式の模試などで少しずつ結果が出始めたことで、自分は軌道に乗っていると大きな勘違いをしていました。その慢心を打ち砕いたのが、2月に受験した「東大入試同日体験受験」です。そこであり得ないほど低い点数を叩き出し、周囲との圧倒的な差を痛感しました。この衝撃を機に私は心を入れ替え、勉強し始めました。
 しかし、4年ぶりの猛勉強は想像以上にハードでした。勉強開始から1時間も経たずに集中力が切れ、スマホを触ったり、短時間の勉強で疲れ果てて友人と談笑してしまったりする日々が数ヶ月続きました。勉強法も確立されておらず、身の丈に合わない難解な参考書に手を出したり、試行錯誤の連続でした。それでも粘り強く継続した結果、6月頃には長時間学習にも身体が慣れ、集中力が持続するようになりました。この時期は、英語の基礎固め(主に単語)と数学の古めの過去問演習を軸に据え、日本史のインプットにも着手し始めました。6月の模試で成績が急上昇し、努力が結果に結びつく感覚を掴めたことは、その後の夏休みを戦い抜く大きな自信となりました。
 夏休みは部活動も引退し、文字通り勉強漬けの毎日を送りました。日本史の暗記が不十分なまま古めの過去問に手を出して伸び悩む時期もありましたが、先生方の助言を受けて基礎の暗記に立ち返ったことで、何とか成績を上向きに維持できました。夏の模試で好結果を残せたことで、「このまま行けば合格できる」という自信が芽生えました。秋以降は、主要三科目の安定に伴い、二科目目の社会である地理に注力しました。他の大学の過去問も積極的に活用しながら、得た知識を「使える武器」へと昇華させる演習を繰り返しました。また、教科書の読み込みを徹底し、日本史の完成度を高めていきました。
 12月後半からは共通テストを強く意識した学習に切り替え、年明けからは午前中に演習、午後にインプットというルーティンを確立しました。共通テスト後の東大本番レベル模試で国語の課題が見つかった際も、過去問演習講座の解説授業を活用して直前期に実力を底上げしました。最後まで演習体力を落とさないよう午前は演習、午後はインプットのルーティーンを徹底し、万全の状態で本番を迎え、合格を勝ち取ることができました。

■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて

東大特進

  • 日本史

東大特進の山中裕典先生による日本史の講義には、私の合格を決定づける二つの大きな役割がありました。

一つ目は、極めて洗練された「図解板書」です。日本史の学習において最も理解が難しく、多くの受験生がつまずきやすい複雑な歴史的因果関係を、厳選された図解で視覚的に整理してくださいます。この明快な板書は、後から見返した際にも授業の詳細な内容を即座に想起させ、知識の定着を強力にサポートしてくれました。

二つ目は、東大入試に特化した「過去問の徹底解説」です。緻密に分析された東大の出題傾向に基づき、独特のアプローチや解答作成のプロセスを体系的かつ網羅的に伝授してくださいます。添削指導も驚くほど丁寧で、問題文のどの要素をどのように抽出して解答を構築すべきか、具体的な指針を長文のコメントと共に示していただきました。また、先生自作のオリジナル問題は、本番に極めて近いレベル感と形式で構成されており、模試では得られない実戦感覚を養うことができました。配付される解説プリントは後からの参照が容易な設計で、知識や解法が固まった直前期に読み返すと、初見時とは異なる深い視点で過去問への汎用的なアプローチを再確認できました。

  • 数学

東大特進の松田聡平先生による数学の講義は、東大入試を突破するために必要な思考の枠組みを完璧に提供してくれます。

まず、教材の核となる「例題」には、各分野における発展的な操作が網羅的に整理されています。過去の入試で実際に出題されたことのある高度な手法が整理されており、これを一、二周繰り返して頭に叩き込むだけで、操作を知らないことに起因する致命的な失点を劇的に防ぐことが可能になります。

また、予習課題と授業問題では、厳選された良問と、本番で避けては通れない泥臭い問題が絶妙なバランスで提供されます。特筆すべきは、解答を導くまでの実験的な操作や着眼点、何をどう見て最終的な解法にたどり着いたかというプロセスが、極めて詳細に解説される点です。解説における論理の飛躍がほとんどないため、数学を苦手とする生徒であっても、上位層が持つ卓越した思考プロセスを「人工的」かつ体系的に吸収し、自らの実力へと確実に昇華させることができます。

さらに、入試に不可欠なワンアイデアを整理した「extract」には、繰り返し解いて定着させるべきエッセンスが凝縮されています。何回も反復演習を行って血肉にすることで、ワンアイデア問題で落とすこと可能性をできる限り減らせました。これらの体系的な教材群を徹底的に使いこなすことで、確固たる戦い方を確立できました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

受験生へのアドバイス

  • 模試の結果に左右されない

模試の判定が悪くても、東大という目標は最後まで下げないでください。最高峰を目指して全力を尽くす過程で培われる圧倒的な学力は、たとえ直前期に現実的な選択を迫られる状況になったとしても、余裕を持って合格を勝ち取るための強力な武器となります。

  • 日常を「当たり前」に変える

最初は長時間の勉強を苦痛に感じるかもしれませんが、まずは本気で挑み続けてください。体が徐々に負荷に慣れれば、長時間かつ質の高い学習が「当たり前」の習慣へと変わります。しんどさが消え、努力が日常の一部になった時、合格への道は一気に拓けます。自分を信じて、最後まで迷わず駆け抜けてください。