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静岡県 県立 静岡高等学校 卒
東京大学 文科二類

竹下 柚稀さん

■センター試験得点 830点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 87 56 76 47 42 =308/440点
自己採点 83 52 62 50 33 =280/440点

■受験した感触・・・ 数学簡単だったのにたいしてできず……。合格最低点50点ぐらい上がるか。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 D 文科二類 A 文科二類 A 文科二類 A

勉強の方向性と情報

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

勉強の仕方について

 私は勉強は方向性が重要だと思います。同じ時間集中して勉強したとしてもそれが、東大の求める力に向かっていない人と向かっている人では大きな差がつくということです。つまりまず大切なのは東大が求める力を知ることだと思います。私の場合は、東進の先生や優秀な友人が教えてくれたり、自分で分析して見出したりしました。こういうところは情報戦の面もあると思います。受け身になるのではなく、いろいろ調べたり、聞いたり、自分で探そうとしたりするする姿勢が必要だと思います。次に正しい方向性を知ったうえで、それに向けて常に自分なりの工夫をして、かつ他人を参考にしながら勉強をしていくことが重要だと思います。最適な勉強法は各々違います。この通りに勉強すれば誰でも受かるなんてものはないと思います。だから自分に適した勉強法を編み出すことが重要ですが、周りが見えなくなると方向性がずれたり効果がない勉強へ行ってしまったりする恐れがあると思います。常にアンテナを張って良いものは取り入れながら自分なりのやり方を編み出し、更新していってほしいです。そして必ず目的をもって一つ一つの勉強に取り組んでほしいです。言われたからやる、言われたことをただやるでは効果は半減だと思います。

勉強の内容について

 東大入試で点を取るために必要なのは実力と技術だと思います。実力というのは本質の理解など各教科の純粋な力、技術というのは東大入試の問題において点数を稼ぐ力です。技術を付けるのは東大型演習です。時間配分や解答順序、各設問の性質に従った解答過程の研究、解答の際考える事や実際の行動の工夫などによって技術が身につくと思います。解答の際は緊迫しているので、やらなければいけない作業が抜けてしまったり、執着して時間配分を失敗してしまったりしがちです。自分は特にその傾向が強かったのでこの演習は徹底しました。東進の第一志望校対策演習講座などをたくさんやりました。その際には過去に犯した技術的ミスのメモや解答中に考えるべきこと経るべき過程のメモを作って演習前に毎回見ていました。それでもできないので問題用紙や解答用紙にやるべきことを目に付くように書き入れてから解くこともしました。また各教科傾向変化も視野に入れ、何が起きても想定外とならず、確実に点数を取れるような解答のマニュアルを作成しました。

各科目の勉強について

  • 英語

第一問対策として、英文を論理的に読む、パラグラフを意識することを常に行って、要約に適した文章ならできるだけ要約するようにしていた。また第四問A対策として演習の際間違いとして問われた事項や問われそうな事項をまとめたメモを作った。毎日音読をした。本番近くには、東進のリスニングアプリを雑音ありで聞いた。

  • 数学

青木純二先生に教わった本質の習得を目指した。公式もすべて自分で導ける、当たり前に見えるのを目指した。各問題を解いて解法を覚えるのではなく、数学的な力、知識を得ようと取り組んだ。そして初めて見る問題を考えて解ける人になろうとした。テスト中の頭の中を適切な思考回路にする訓練、うまく問題を選んで、一点でも多くもらえる記述をする訓練を徹底的に行った。

  • 国語

現代文は林修先生のような論理的思考と東大現代文の設問分析ができるように過去問をメインに演習した。古典は単語や句法など基礎メインで勉強した。

  • 地歴

世界史は第二問はテーマをたくさん覚えた。第一問は文章の読み取り、解答の構成を重視した。地理は、地理的考え方を知識以上に重視した。

■東進東大特進コースについて

授業について

  • 数学の真髄(青木純二先生)

数学の見方を変えてくれた授業でした。はじめは先生に教科書に戻って一からやり直してくださいとか、数学をやめないといけませんねえとか言われてしまうようなことをしてしまうこともあったのですが、だんだん腕を組んでそんなの当たり前だと、先生と同じところで笑えるようになり、成長を感じました。テストゼミでは、解答を書いている人は、解答と同じことを頭の中で考えているのではない、答えが見えてからどうやって記述するかを吟味するんだという言葉などにはっと思わされ、納得のいく解答の過程を実現するのをめざした演習を始めることができました。

  • 東大特進英語(宮崎尊先生)

英語の文章を型を意識して読むということを考えたことのなかった自分にとっては、なんとなく解くということから脱却させてくれた講義でした。和訳や英訳も得るものが多く、演習量もそれなりの量を先生の教材だけでも確保できたので良かったです。

第一志望校対策演習講座

 演習で本当にお世話になりました。東大型の問題を添削付き、分野別に取り組むことができたので、苦手分野の克服や本番を意識した演習に有用でした。社会に関しては、知っている論述のテーマを増やすことができたので良かったです。過去問以外での演習の材料としてとても役に立ちました。

東大本番レベル模試

 他と違って年四回実施され、直前期にも成績が出る模試があるというのはとても良かったです。この模試を中間目標として勉強をしていました。返却が圧倒的に早く、成績表も各設問について目標得点率などが分かり復習にも最適でした。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験勉強は量が全てではないという考えのもと自分はスマホは使ってたしYouTubeも見ていました(もちろん息抜き程度に)。そのような時間や友達と話す時間はメンタルに好影響があるんじゃないかなと私は思ってます。さらに睡眠も一定時間以上取らないとパフォーマンスが下がって寝た方がましだったので自分はある程度重視していました。ぜひメンタルや体調の整った状態で質の高い勉強をしてほしいです。誰にでも正しい勉強法はないしこの体験記にあることは自分の場合なので参考程度に自分なりに合格を勝ち取ってください。