
若林 一樹さん
■共通テスト得点 944点/1000点
■共通テスト得点選択科目 世界史 日本史 生物基礎 地学基礎
前期試験得点 (自己採点) |
英語 | 数学 | 国語 | 世界史 | 日本史 | ||||||
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開示得点 | 91 | + | 14 | + | 74 | + | 53 | + | 39 | =271/440点 | |
自己採点 | 85 | + | 15 | + | 70 | + | 45 | + | 40 | =255/440点 |
■受験した感触・・・ 五分五分って感じ。やれることはやったと思う。
第1回(6月) | 第2回(8月) | 第3回(10月) | 最終(1月) | |||||
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東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 |
文科一類 | A | 文科一類 | A | 文科一類 | A | 文科一類 | A |
高2冬以降、通学時のリスニングと就寝前の音読をほぼ毎日欠かさず行いました。闇雲に演習量を増やすよりも、耳と口を英語に慣らすことが迅速かつ正確な読解力の習得の最短ルートだと思います。三日坊主で終わってしまいそう、という人には場所・時間と結びつけた習慣化をオススメします。私は「山手線に乗るときは必ずリスニング音源を聴く」「歯磨きのあとベッドに入る前には必ず英文を3つ音読する」ことを自らに課して暮らしました。また、私のように単語帳を用いた知識定着が不得手な人には、語源理解による単語の推測力を養うことをお勧めします。
古文・漢文は現代文に比べて安定した得点を期待できます。私の場合、高1終盤までに古漢の文法・単語をある程度固められたので、高3になってからの国語の勉強は古漢の単語・文法の復習と過去問演習・復習のみでほとんど済み、数学と地歴に時間を使うことができました。
高3夏まで数学と地歴の勉強量の配分には大いに悩み続けました。しかし「苦手科目を得意科目に強引に転化させる」よりも「得意科目を伸ばす」戦略の方が概してうまくいくと考え、数学を致命傷にしないことを最優先としました。理想は2完以上でしたが、「数学が0点でも受かる」ような得点計画を立てました。日々の演習に関しては、一冊の問題集を反復して完成させることに並行して、「①東大過去問の演習→②回答できなかった問題をまとめた解法集を自作」のプロセスを繰り返しました。地歴に障らないように十分注意しながら数学にコンスタントに触れることが大切だと思います。
世界史・日本史・地理のうちどの2科目を選択するかは好みの問題と言っていいと思います。歴史2科目というハードな選択をしましたが、後悔は全くないですし、むしろ今後教養を身につけるための土台となったと思っています。世界史と日本史いずれを選択するにしても、通史の完成が過去問演習の前提となります。なるべく早く東進の授業で通史を受講し、学校の授業・定期試験にも真剣に取り組んで知識の定着を図ることをお勧めします。また、東大地歴を得点源としたいならば過去問研究が欠かせません。なるべく多くの年度の問題を解き、多様な知識・視点を獲得することが、最善の初見問題対策だと思います。
先述の通り世界史は通史の完成が最優先です。世界史の面白さと難しさを認識させてくれるとともに、受験生活全般への心構えについての学びも多く得ることができる魅力的な授業です。世界史が得意な人にも苦手な人にもお薦めします。
「俺ってこんなにも頭が悪いのか!」と自覚させられる授業です。荒巻先生の厳しいご指導と幅広い教養の吸収を通じて、東大受験生としても、一人の高校生としても成長できたように思います。古い年度の良問も扱ってくださり、世界史選択者には強くお薦めしたい講座です。
東大日本史は全問論述式・基本的に史料を提示されるという特殊性を持っており、単なる通史学習では十分な得点を期待できないかもしれません。ただ史料を要約しても点数は入らないので、東大日本史への正しい向き合い方の会得にはこの講座が非常に有効だと思います。
十分な過去問演習量を確保するためには、高3の夏休みに入ったらすぐ演習を開始することをお勧めします。どの科目を何年分演習するかは成績状況に照らして吟味する必要がありますが、英語:時間配分の感覚を養うこと、国語:答案作成の感覚を取り戻すこと、数学:日常的に高度な問題に触れること、地歴:知識と視点の抜けを自覚することをそれぞれ主眼として演習していました。
東進の東大模試の魅力は①実施回数が多いこと②成績返却が迅速であることです。東大本番レベル模試は、時間配分の吟味や、本番の疲労感の想定に役立つと思うので、なるべく毎回受験して本番のイメージ・トレーニングを行ってみてください。
私の高校では旧帝大志望者は少数、まして東大志望者などほんのひと握りであり、大きな孤独感を抱えていました。チームミーティングでは似たような難易度の大学を目指す「戦友」に出会うことができ、心が荒みがちな受験生活に彩りをもたらしてくれたと感じました。