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大分県 県立 大分上野丘高等学校 卒
東京大学 文科一類

秀嶋 瑞樹さん

■センター試験得点 767点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 57 52 44 40 43 =236/440点
自己採点 60 30 50 45 35 =220/440点

■受験した感触・・・ 英語できなさすぎた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 A 文科一類 B 文科一類 B

粛々と

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 自分は3年生の春休みから勉強を始めました。それまでは英語と数学は定期考査前の勉強でなんとなくできている程度で、国語に関しては助動詞の活用表や意味があやふやで、漢文の句形も何も勉強していない状況でした。夏休み前までは難しい問題を解きたいという欲求を抑えて、英語の構文の確認や単語の暗記、数学の典型的な問題の解き直しなど、とにかく基礎を固めることを意識しました。そして秋以降は過去問等に取り組んで行きました。成績に波はありましたが、それでも自分が合格をいただくことができたのは基礎基本を抑えることをおろそかにしなかったからだと思います。次に各科目について振り返って行きます。

英語

 これは高2までは得意だと思っていましたが、高3になって大してできないことが判明した科目です。血迷って長文の問題集を買ったりしましたが何の役にも立ちませんでした。結局は、単語・文法・構文等の基礎が固まっているかで左右される科目だと思います。リスニングについては、夏以降毎日とにかく東大型の問題の演習やその聞き直しはもちろん少しカッコつけて海外のニュースの音源を聴いて耳を鳴らしていました。(海外のニュースの音源は正直聴いていてよくわからなかったので効果があったのかはわかりませんが)

数学

 これは苦手であるとも、得意であるとも言えない科目でした。他大学の過去問にも取り組むなどして、とにかくある程度量をこなした上で時間をおいて復習することを意識して勉強していました。典型的な問題は必ず解けるようにし、難しい問題は解けたらラッキーで、他のひともどうせ解けないぐらいの気持ちで取り組めばいいと思います。

国語

 これは苦手科目でした。現代文は東大特進の授業の予習・復習ぐらいしかしませんでした。現代文は費用対効果が非常に悪いのであまり重点を置いて勉強しなくてもいいと思います。逆に古典は単語・句形を覚えればある程度の点数が取れるので、重点をおいて勉強すべきだと思います。自分は古文単語をいつまでも覚えずに、2次試験1週間前にようやく覚え切るという今思えばとんでもないことをしたので、受験生の皆さんは古典の暗記事項をたとえどんなに嫌いでも夏休み前には覚えることをお勧めします。

世界史

 これは一番の得意科目でした。とにかく教科書を読み込み、その上で過去問に取り組みました。事象を覚える際はある程度何が原因で生じたのかなどを意識しました。たまに資料集を読んでいろいろな写真を見て息抜きもしながら勉強しました。後は東大特進の荒巻豊志先生の授業を受けて、歴史上の出来事の流れについて学習しました。

地理

 これは世界史の次に得意科目でした。共通テストを解くのに必要な知識を習得した上で、過去問を解き、学校の先生に答案を見てもらいました。地理は歴史科目に比べて覚えないといけないことは少ないのですが、その分時間制限が厳しいので、共通テストである程度点数が取れるようになったら、論述の練習をしたほうがいいと思います。

共通テスト

 これはどちらかというと得意ではありませんでした。共通テストはいくら配点が低いとはいえ点数は高いほうが精神的に楽になれるので、軽視することなく模試を定期的に受けてました。文系にとって理科基礎は共通テストだけの科目で普段そこまで勉強しないと思うので不安に感じると思うかもしれませんが、そこは最後の1ヶ月でなんとかなるものなのでそこまで気にしなくていいと思います。逆に数学は良い計算練習にもなるのできちんと訓練しておいたほうがいいと思います。

■東進東大特進コースについて

 東進衛星予備校の方では、各種授業を取った他にも、過去問演習講座を取り、共通テスト等の演習量を積みました。東大特進コースの方では現代文と世界史と数学を受講していました。林修先生の東大現代文の授業は本文の構造を明示した上で、論理に忠実な答案を提示してくださったので毎時間得るものが大きかったです。地方に住んでいる自分にもスタッフの方による添削指導があり、とても助かりました。どんなに苦手な人でも予習をし、授業を受けてきちんと復習すれば、きっと合格点には達すると思うので、受講することを強くお勧めします。荒巻豊志先生の東大世界史の授業では世界史という科目に対する取り組み方を学びました。長岡恭史先生の東大特進数学は、東進衛星予備校の方で数学ぐんぐん[基本編]や数学ぐんぐん[応用編]を取っていたこともあり、続けて受講しましたが、とてもハイレベルなものであり、論理に忠実な答案を書けるようになるのにいいと思います。東大特進のスタッフの方には定期的に電話をしていただき、相談にも乗っていただいて助かりました。東大本番レベル模試も他の模試とは比べ物にならないスピードで返却されたため、とても復習がしやすかったです。あと、共通テスト直後にも実施されていて、共通テストぼけ解消と現状把握にも繋がって直前1ヶ月の学習の参考になりました。ほかにも定期的に共通テスト本番レベル模試を受験して、形式慣れをしていました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 今まで自分の1年間の受験生活について述べてきましたが、これはあくまで1例です。皆さんの勉強の参考に少しでもなれば幸いです。そして大学に合格する上で大事なのは、粛々と自分の現状に向き合い修正する力、そして絶対に現役で受かるという強い気持ちだと思います。これは例外なく皆さんに当てはまると思います。これから受験生になる皆さんは、人生で1回しかない経験だと思うので、悔いなく頑張って下さい。そして今まで、お世話になった家族を始めとする方々には本当に感謝しています。今までありがとうございました。