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東京都 国立 東京学芸大学附属国際中等教育学校 卒
東京大学 文科二類

鴫原 紗世さん

■センター試験得点 758点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 94 33 60 35 38 =260/440点
自己採点 90 40 55 35 40 =260/440点

■受験した感触・・・ 英語で取らなきゃいけないのに……。世界史600字問題消えた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 B 文科二類 A 文科二類 E 文科二類 D

受験“楽”年

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大を志望した理由と時期

 私は広く浅く色々なことに興味があるので、自分が将来何をしたいのかもよくわからず進路にも迷っていました。その上私の学校では高3まで文理選択をする必要がなかったのでなかなか決められずにいました。しかし高2の夏に東進の特別招待講習の際に行った面談で志望校を早めに決めることを勧められ、それをきっかけに真剣に志望校を考えるようになりました。理系にも興味はありましたが、特にやりたいことが定まっていたわけでもないので理系学部に比べ学ぶことが抽象的であるイメージがあった文系学部に進むことにしました。また文系でも東大の文科を目指してみようと思った理由は進学選択制度です。2年間教養学部で様々なことを学び、3年生から専門分野を学ぶというシステムは将来の進路を選ぶ上でとても有効であると感じたので東大を志望することにしました。

教科毎の勉強

  • 国語

 国語は古典を固めることを意識して勉強しました。文章の内容把握に重きを置き、一旦時間通り問題を解いた後に、わからない単語や助動詞などの文法を参考書等で調べ、隣に訳を書くことで文章全体を理解できるようにしていました。これは単語帳を眺めているより単語の使われ方を把握することができますし、二次にも活きてくるのでとてもお勧めできる勉強方法です!

  • 数学

 色々な問題・解法に触れることが大切だと思います。私はそこまで数学が得意ではなかったので夏の終わりまでは主に網羅系の問題集で演習をしていました。そこから徐々に過去問に触れ、それまでに得た解法の鍵をどのように使うかの練習をしたのがよかったなと思います。

  • 英語

 私は帰国子女だったのであまり英語は勉強する必要がなかったですが、時間配分やコツをつかむために、1Aの要約問題、2Aの英作文、4Aの文法正誤問題を積極的に演習しました。

  • 世界史

~高3夏

 教科書を中心に通史の基本的な部分を勉強しました。このプロセスは世界史に限らず歴史を学ぶ上で大事な根幹になると思ったので疎かにしないようにしました。

高3夏~共通テスト

 東大の第2問を中心に演習を重ねました。第2問では比較的基礎的な知識を簡潔に述べることが求められているので、通史がある程度入った段階で解き、その周辺知識を復習するとより通史が身につくと感じました。

 また第1問の600字論述は後述の荒巻豊志先生の授業で夏から少しずつ対策し始めました。共通テスト後までは教科書や資料集、用語集などを参照し、情報を整理しながら600字の長さの感覚をつかみつつ書きあげる練習をしていました。

共通テスト後

 過去問や過去の東大模試の第2問を主に解きました。また私大受験で私が受けた慶應義塾大学経済学部のB方式では世界史が近現代を範囲としていたので、試験1週間前からはひたすら近現代史を詰めていました。このことは今まで目を背けていた複雑な部分と向き合ういい機会であった一方で古代中世の復習がかなりおろそかになることにもつながってしまいました……世界史は用語集でも一問一答でもいいので1週間で1周程度回すことを強くお勧めします。

  • 地理

 地理は共通テストまで基本的には共通テスト形式の問題を解いて、とにかくいろいろな問題に触れることを意識しました。東進コンテンツの大問別演習は、分野別で問題数が多かったのでとても役に立ちました。共通テスト以降は出題傾向別演習をひたすら行い、解説を読んで復習しました。しかし私大併願(世界史選択)をすると社会に割く時間のうちほとんどを世界史に持っていかれてしまうので、思ったより地理に時間をかけられなかったです。

■東進東大特進コースについて

過去問演習講座・東大本番レベル模試

 返却スピードが速かったことが、復習するという点においてとても活用しやすかったです。自分がその問題を解いた記憶があるうちに答案が返ってきたので、復習をスムーズに行うことができました。過去問演習講座では過去の受講者の中での立ち位置を知ったり、どの点が取るべき点で、どの点が取れたらいい点なのかということを知ったりすることができたので、自分が入試当日にとるべき点数を把握するうえでとても役に立ちました。また東大本番レベル模試は6月と1月にも行われるので、自分の現状を把握するうえで重要な判断材料になりました。また東進の東大本番レベル模試で使用した解答用紙は本番のものとそっくりであったので、本番戸惑うことなく解答を記入することができました。

東大特別演習

 過去の東大本番レベル模試の問題を分野ごとに出題してくれるこの演習講座は直前期に演習を重ねる上でとても役に立ちました。過去問は傾向や難易度を踏まえるとかなり数に限りがあるが、この演習講座では似た傾向の問題がたくさん用意されていたので、過去問と同じ感覚で演習量を積むことができた。特に数学や社会科目は演習量が重要だと感じていたので、この講座で様々な問題に触れられることができたのはとてもよかったと感じました。

チームミーティング・担任助手

 東進は集団授業ではなく個々で勉強を進めていくシステムであるため、孤独に感じることも多いのではないかと最初考えていたが、担任・担任助手の方々はとても温かく、親身に相談事に応じてくれ、質問に答えてくださったので、とても心の支えになりました(東進のスタッフの方々なしでの東大合格は無理だったのではないかなと思います)。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 1年は結構長いので楽しむ方法を見つけることが一番大切だと思います。義務感で勉強をしていても身が入らないと思いますし、自分にとってもしんどいと思います。高3は最後の運動会や文化祭などイベントも多いと思うので、メリハリをつけ、受験生としての一年を生活面でも勉強面でも楽しんでほしいです!頑張ってください!
*帰国子女の皆さん
 夏時点では周りがどの教科もまだ固まっていない時期なので、相対的に圧倒的英語力がある帰国子女が周りと差をつけやすく判定もよくなりがちですが、それに慢心し油断すると秋には追い上げられ、痛い目を見ることになります。英語の大きなアドバンテージを活かして時間を他の教科に有効活用してください!