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茨城県 県立 土浦第一高等学校 卒
東京大学 文科二類

寺尾 瑛司さん

■センター試験得点 769点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 77 40 55 42 39 =253/440点
自己採点 70 35 70 50 35 =260/440点

■受験した感触・・・ 今ある自分の全力を出せた。悔いはなし!

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 D 文科二類 C 文科二類 C

準備は念入りに、イメージは鮮明に。

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は茨城県の県立高校に通い、高校2年生の冬に東進ハイスクールに入り、主に国英社の受講をしていました。地方出身の東大志望の方、東進のカリキュラムに遅れてしまったと不安を抱いている方に少しでも参考にしていただければ幸いです。

高校入学前 評価:良

 都内の高校を受験しましたが全て落ち、県立高校に進学しました。その反動からか、大学受験の目標を東大合格と定め、努力しようと決心しました。入学前は数学の予習を徹底し、アドバンテージがとれました。

高一 評価:普通

 高校入学前の勉強の優位性を生かし、校内順位は東大を目指せる上位につけていました。勉強は学校の授業に集中し、特に英語と数学を中心に勉強しました。余剰時間は陸上競技部の活動やテレビゲームにあてていました。

高二 評価:良

 部活と課外活動に全力を投じました。勉強は授業はもちろん校内考査や校外模試にさらに力を入れ、順位を高い位置でキープできました。私の高校は文理選択が高校二年の終わりにあり、全ての教科がまんべんなく出来た私は文理選択に悩みましたが最終的には「東大に合格したい」という初期の志を元に、文系を選択しました。文系ならば私立高校の精鋭の生徒相手でも勝ち目がある、と考えたからです。結果的にこの選択は奏功しました。
 この時期に東進に通いだしました。東大入試同日体験受験を経て東大入試の難易度の高さを痛感し、東大を目指すにあたって自分の勉強だけでは志望校への対策が十分にできないと考えたからです。東進では得意の国語を伸ばすために受講を行うも、あまり多くはこなせませんでした。

高三 ~6月 評価:悪

 部活や行事が終盤になり、勉強はあまりできませんでした。この時期から数学の成績が落ち始め、後に苦労することとなります。

7~8月 評価:最悪

 大きな行事が終わったことで燃え尽き、あまり勉強に身が入りませんでした。天王山と言われる夏には過去問演習を行うも、受講を完遂しておらず基礎が不安定のままで演習効果が薄く、モチベーションも保てない状態が続きました。しかし夏の終わりに、通っていた校舎の校舎長と親との三者面談で自分の現状を分析し、このままでは合格はできないという結論に至り、カリキュラム遅れを前提とした計画を新たに立て、それを死ぬ気で実行しようという決心をしました。

9月~共通テスト 評価:良

 気合で9月に必要な受講を受け切り、10月からは過去問演習を再開しました。学校で朝や昼食の時間に東大特進の世界史の講座を受けてインプットを行い、二次の地歴をメインに過去問や類題を解きまくりました。1年、2年で英語の基礎が十分にあったことで地歴に時間を十分に割けました。共通テストは直前2ヶ月でこなし、特に古典に力を入れました。共通テストの勉強は二次試験のための真の基礎であるため、絶対に手を抜かないようにしましょう。

共通テスト~私大 評価:悪

 共通テストの点数は良くも悪くもなかったため、余裕も絶望もありませんでした。直前の東大本番レベル模試で流れを掴み、やる気が出ていました。しかし私大受験が近づくにつれ、私大の対策と二次の対策のどちらをやればいいのかという板挟みにあい、結局両方ともうまくできませんでした。メンタルが崩壊したこともありましたが、スタッフの先生や親と相談して何とか乗り越えられました。

私大~二次試験 評価:最良

 私大受験後の1週間はAI予測問題演習をひたすら解いていました。当日はその中のどの問題が出ても答えられるレベルにまで復習を行い、自信をつけて当日を迎えました。当日は会場の雰囲気が模試に近く、過度に緊張せず全力を尽くせました。

■東進東大特進コースについて

東進模試

 東大本番レベル模試は返却が速く復習がすぐできるため、学習効果が最も高い模試だと言えます。共通テスト本番レベル模試はとにかく回数が多く、定期的に自分の実力がわかり、また早期から共通テスト形式に慣れることができ、直前演習が楽になります。これら両者を活用し、どこの分野が苦手なのか、どこに時間を配分すべきなのかといった具体的な対策が取れます。

東大特別演習

 東大の二次試験の過去問や過去の東大模試の問題が分野、設問ごとに集まっており、自分の苦手な単元に対して掘り下げて勉強することが容易でした。また演習後に表示される参考資料には、教科書では散在している内容がテーマ別にまとまっており、知識のインプットだけでなく、体系的なものの見方を得られました。さらに設問に対する深い分析もあり、自分の得点を最大化するための指針ができました。

AI予測問題演習

 直前期に行う演習として、これほど優れた問題はありません。2年分の量があり、今年度の入試に出そうな問題が予想されて出てきます。問題自体のクオリティはもちろん、丁寧かつ迅速に添削してもらえ、その上質なアドバイスにより自分の解答を客観視して分析出来ました。自分は本番の時間割に基づいて解くことで、当日のルーティーンの決定にも活用しました。

東進リスニングアプリ

 リスニング対策はほぼこれだけでした。特に雑音リスニングが良く、自ら話し手の言葉を拾おうという意識が身に付き、本番の音響の良し悪しに関係なくリスニングの力そのものが鍛えられました。朝の登校の時間等のすきま時間に軽くできることが魅力で、朝のバスで聞いていました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 本番は残酷です。ここまでいかなる努力を重ねても、本番の体調やコンディションによって結果はいくらでも覆ります。逆に言えば、納得のいく努力が出来なかった人でも、体調管理をしっかりして本番のイメージを十分に持っていれば誰にでもチャンスはあります。判定に一喜一憂しても良いですが、その先の合格へのイメージを鮮明に持つことが何よりも大事です。周囲の協力してくれている家族やその他の多くの人々に対して感謝の気持ちを持って、自分の納得のいく「結果」を掴んでください。応援しています!