■センター試験得点 773点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
|
英語 |
|
数学 |
|
国語 |
|
日本史 |
|
地理 |
|
開示得点 |
55 |
+ |
37 |
+ |
55 |
+ |
54 |
+ |
49 |
=250/440点 |
■受験した感触・・・ これは大変なことになった。
|
第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科一類 |
D |
文科一類 |
A |
|
|
文科一類 |
B |
早め早めのスタートを
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
中高一貫校に通っていたのもあり、東京大学受験を考えたのは高1のころで、夏休みのオープンキャンパスに行ってからでした。はじめから東大に特化した勉強を始めたわけではもちろんなく、まずは学校の勉強を軸に基礎力の充実に努めました。それまでも中学校の頃から学校の定期試験を一つの指標として基礎的な力をつけながら演習も積んでいく形で勉強していました。結局、高3になって東京大学レベルの演習を積むにあたって、そのような基本がとても大事だったのだなと今では思います。そして、この基礎力を付けられたのも早期から基礎を意識した学習を始められたからだと思います。高2終盤・高3から始めようとしてもどうしても基礎がおろそかになってしまって、受験に失敗したという例もよく聞くので、是非とも早めにスタートを切ることをお勧めします。
英語
一番苦手でした。模試では偏差値は50を切ることも多かったです。高3進級時点ですでに危機感をかなり抱いていたので、受験までの計画を立てる中で、一番時間を割り当てました。宮崎尊先生の講義で各大問において問いにどう向き合うのかを学びながら、単語や文法など本当に基本的なところから始め、毎日長文を読む、リスニングをするなどいろいろ対策を考えました。特にリスニングの聞きづらさはかなりのものなので、相当訓練を積む必要があります。東大受験者は全体的に英語が得意な人が多いように思われるので、英語が苦手な人は大きくビハインドにならないよう、早めに基本から固めたほうがいいと思います。また、英語が苦手な人は時間配分がさらに厳しくなると思うので、早いうちに解く順番を決め、模試や過去問を解く中で調整し最適解を出したほうが良いと思います。
数学
比較的得意でした。ですが近頃東大文系数学はかなり難化しているので、比較的得意ぐらいではあまり差がつかないですね……ですから、多くの人は点稼ぎ教科にはできないと感じます。ただ、これからもこの傾向が続くかわからないし、他の人がとれている問題で落とすと大きく失点してしまうので基本問題の演習と解法の理解はもちろん、過去問・模試問題を通して初見の問題への対応力も養っておくべきです。
国語
特に現代文は何となく解いている人が多いのではないでしょうか。私も高2までは感覚的に解いていたため、点数も当然伸び悩んでいたのですが、林先生の講義を受け、論理的に文章を読み解く力を学べました。古文は学校では比較的得意な方でしたが、模試等では頭打ちしていたので、栗原隆先生の授業で記述力を養いました。
社会科
得意でした。知識教科としては。地理はまだ普段の模試から記述回答を経験してきたので問題はなかったのですが、日本史は東大の形態は他に見たことがなかったので、苦戦しました。とにかく自分の中で記述の方法論を確立することと、細かい知識と時代の大局観を併せ持った体系的な理解が必要なのだと感じました。私は、山中裕典先生の授業で各時代の大局観を得るとともに、条件文等の読み取り方、問題文の読解法を学びました。
■東進東大特進コースについて
東大特進は講師の先生方が、時期や一年の流れを考えてカリキュラムを組んでおられるので、2月のプレ講座から通しで受けるとより一層効果的です。私は大阪校まで時間がかかるということもありライブには参加していませんでしたが、参加した同級生に話を聞く限り、参加できる人はぜひライブで行った方がいいと思います。一人で受けるよりも、より緊張感を持った学習ができるような気がします。私も後から長期休み中の回だけでもライブで行っておけばよかったなと思いました。ただ、オンラインがメインになる人も双方向講座は全国から集まる参加者と講師の先生とのやり取りを目の当たりにし、自分も参加できるので、ライバルの存在を意識でき、東大受験者のレベルの高さも改めて意識できるいい機会だと思うので参加をお勧めしたいと思います。
過去問演習講座にも大変お世話になりました。市販でも東大は特に過去問集のテキストはそろっていますが、本番のような冊子形式でできるものはなかなかないですし、添削がついているのも、どうしても自分には甘めな自己採点をしてしまいがちな私にはよかったです。また、解答解説がいまいち理解できないときにも解説授業で詳しく解説してもらえるので安心でした。
東大本番レベル模試も役立たさせてもらいました。他の模試よりも高頻度で、数か月単位の目標を定めるには便利でした。また、返却が早いので、自己採点もしてある程度感覚が残っている状態で、採点を見直せるのも復習が大事な模試としては良い点だと思います。これにも一流講師の先生方の解説授業がついているので、理解できないもやもやが残ることはありませんでした。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
入試本番で本当に頼れるのは今まで培ってきたものだけです。私も一科目目の一問目から頭が真っ白で、それでもどうにかこうにか答案を書きあげましたが、やはり実力以上のものは出せないし、体が勝手に動くほど身についたものしか頼れないということを痛感しました。だからこそ、なるだけ早めに計画性を持った東大受験への勉強を始め、体にしみこむほどやりこむことが大事なのだと思います。そして、完全に自分のものにしたとき、同時にその実力は自信をも与えてくれると思います。これを読んだ皆さんが一刻も早く栄冠への道に踏み出してくれることを願っています。