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山口県 県立 下関西高等学校 卒
東京大学 文科二類

田村 遙香さん

■センター試験得点 772点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 83 34 69 43 46 =275/440点
自己採点 70 35 65 40 40 =250/440点

■受験した感触・・・ 試験会場のトイレの個室で小躍りするほど、手応えがあり合格を確信!……30分後、解答速報を見てミス多発に気付くまでは(泣)。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 C 文科二類 A 文科二類 B 文科二類 C

頑張れば凡人でも東大に行けるらしい

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 暗記が苦手で、論理的思考力も低い……そんな平凡(以下?)な私が、普通の地方公立高校から現役で東大に合格しました(現役で3年ぶり!)。その勝因は、受験勉強の早期スタートと模試の丁寧なやり直しにあったと思います。私の合格体験記を読んで、少しでも皆さまの力になれたら嬉しいです。以下、合格までの道のりを記します。

小4

 田舎の公立小学校で「井の中の蛙」だった私は、周りよりちょっと勉強ができるから、と東大を目指すことにしました。受験戦争の激しさなどつゆ知らず……。ただ、家族や仲良しの友達に宣言しただけで、特別な勉強はしていませんでした(世間知らずで、今まで通り学校の勉強を続ければ普通に受かる、と呑気に思って遊び惚けていました)。当時、10年後の自分(20歳)に宛てた手紙に「東大生になっていますか?」と書いてあるのを今見ると、とても感慨深いです。紆余曲折あったけど、無事に東大生になれたよ、と10歳の自分に伝えてあげたいです。

中学生

 地元の公立中学生で、定期テストガチ勢でした。陸上部に所属し学校行事にも全力投球する傍ら、テスト期間には副教科も手を抜かずに勉強していました。この時に自分に合う勉強法を模索できたのは良かったです。

高1

 地元の高校に合格し、華のJKライフを思い描いていた中……いよいよ現実を知ります。都会の中高一貫校は授業進度がとても早く、とっくに高校の勉強を始めているらしい……?「受験にフライングはない」と言うけれど、何だか出し抜かれた感じ……。人生一度きり、やれるだけやってみようと思い、泣く泣く運動部に入るのを断念して高校3年間を勉強に捧げることにしました。知らぬ間に大きく開いていた全国のライバルたちとの差を埋めるべく、東進に入って高速学習に取り組みました。特に数学は、東進で予習して学校の授業で復習することで理解が深まり、高校の考査期間に問題集などで十分な演習ができました。考査期間は東進の受講はストップして、考査範囲の勉強に専念しました。この時に基礎を固めたおかげで後の受験勉強にスムーズに入れました。ただ、周りがキラキラした高校生活を楽しむ中、慣れないオンラインでの高速学習や高校での課題の数々に追われる毎日はとても辛かったです。だんだん朝起きるのが辛くなりました。

高2

 高1で急に勉強を頑張りすぎたせいか、高2ではほぼガス欠状態でした。でも、高2から学校で始まった世界史が大好きになり、なんとか勉強が辛い時期を乗り越えることができました。高1の時に「質より量」でがむしゃらに勉強したおかげで基礎が固まっただけでなく、自分なりの勉強法(ノートのまとめ方、暗記法など)を確立することができました。この頃から成績もグンと上がり多少自信もつきました。ただ、高1の時ほど勉強しなくても成績がみるみる上がったことで慢心し、中だるみしてしまいました。

高3

 東大入試同日体験受験で余裕でA判定を取ったことで、慢心&中だるみは受験生になってもしばらく続きました。6月の第1回東大本番レベル模試でD寄りのC判定を取ってしまったことでさすがに目が覚め、いよいよ東大受験と本気で向き合うことになりました。夏休みは過去問5年分や東大模試を受けてしっかり復習しました。2学期は志望校別単元ジャンル演習講座に取り組むはずでしたが、学校での模試や秋の東大模試の受験と復習に追われてあっという間に過ぎました。冬は苦手な英語と地理に力を入れ、年明けから共テ対策を始めました。共テで模試ほど点を取れず落ち込みましたが、本命は二次だと切り替えて、残りの過去問5年分に取り組みました。精神的・時間的余裕が無くなり、慶應は出願したけど受けに行きませんでした。いよいよ二次当日、試験会場の自分の席で母親からの激励のLINEを見て泣いてしまうほど精神状態は良くなかったですが、試験中はゾーンに入れて全科目でまあまあの手応えを感じ、合格を確信しました。ただ、解答速報を見てミスを連発したことに気付いて一気に自信を無くしてしまいました。東大の合格発表までの2週間ほどの間、後期一橋の対策も集中できず、予備校の資料を読み漁っていました……。開示得点の結果が楽しみです。

■東進東大特進コースについて

受講講座

  • 高2ハイレベル現代文トレーニング:林修先生の毒舌ぶりが面白く、毎回楽しみでした。この講座のおかげで現代文の解き方が分かり、得点を安定させることができました。予習が大変な講座ですが、林修先生を信じて何とか食らいついていってほしいです。
  • 東大特進英語:宮崎尊先生の授業のテンポ、雰囲気が好きで、どんどん受講できました。高2の2月から受講開始したのですが、この時期に東大英語の過去問に少し触れたことで後の心構えができました。

過去問演習講座

 過去問を10年分解いたという自信が、試験本番で緊張する自分の支えとなります。また、全ての答案が添削されることで、自分の解答を客観視できます。

東大本番レベル模試

 東進模試は受験者数が比較的少ないですが、良問ぞろいなのでしっかり復習して同じ問題は二度と間違えないようにしましょう。模試はしっかり復習してこそ、受けた意味があると思います。

東進リスニングアプリ

 スマホで気軽にリスニング対策ができ、毎日続けやすいです。速さや雑音の有無、話者のアクセントを変えられるのもおすすめです。リスニングの勉強法としては、スクリプトを見なくても放送内容をしっかり聞き取れるようになるくらい、何回も聞き直すことが大事だと思います。二次試験本番、私の会場では雑音は気にならなかったのですが、体感1.7倍速くらいに聞こえたので、初めての問題を1回目から倍速で聞く訓練をもっとしておけば良かった、と後悔しました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 平凡な私でも、高校3年間の青春を勉強に捧げた結果、小4の時からの夢であった憧れの東大生になることができました。私が東大に現役合格することができたのは間違いなく、周りの皆さんの支えのおかげです。共テで思うように点が取れず精神不安定でほぼ毎日泣いていた私を、優しく時に厳しくサポートしてくれた家族のみんな。高校3年間、未熟な私を親身に指導してくださった学校や東進の先生方。学校や東進で本気で受験勉強に取り組む同級生の姿を見て、私は何度も励まされました。「受験は団体戦」とは、まさにその通りでした。本当に、ありがとうございました。
 これから東大受験に挑む高校生の皆さん。勉強法は人それぞれ、正解なんてありません。私は勉強のスケジュールを立てるのが苦手でしたが、何とか自分のペースをつかんで東大に合格することができました。合格体験記や先生方の話を参考に、自分に合ったやり方を見つけていってください。勉強も立派な青春です。東大を目指せる環境を提供し、サポートしてくれる周りの人への感謝の気持ちを忘れずに、後悔のない受験生活を送ってほしいです。応援しています!