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兵庫県 私立 灘高等学校 卒
東京大学 文科二類

金井 昭徳さん

■センター試験得点 856点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 98 66 67 49 40 =320/440点
自己採点 80 60 40 40 30 =250/440点

■受験した感触・・・ まあいけたやろ。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 A 文科三類 B 文科二類 A 文科二類 B

油断大敵!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

はじめに

 私は中高一貫校に通っており、周りが皆東大を目指していたので、高2の秋ごろには東大受験を意識していました。東進に入ったのもその時期です。私は高2の夏まで一年間留学に行っており、数学がついていけるか心配でしたが、文系でしたしそこまで影響はなかったです。

  • 英語

得意科目でした。高1の春の休校期間中に文法を1からやり直したら学校の成績が伸びたのを覚えています。一旦得意科目になるとプライドがあるので、勉強する気になり、英語の成績は安定するようになりました。自分はメジャーリーグが好きで、野球の英語の記事などをよく読んでいたので速読能力もつけることができました。リスニングも同じような感じです。英語は自分の好きなことで勉強できるようにするのが一番の近道です。高3の一年間はサボり気味でしたが、海外のYouTuberにハマり、ずっと英語の動画を見ていたのでリスニングは鍛えることができました。リスニングで、よくTedやBBC Newsが勧められたますが、面白いと感じないものを無理やり聞いても続かないので、自分の好きなコンテンツを探し、それを英語で聴くべきだとおもいます。

  • 数学

中高通して苦手でした。留学中1分も数学を勉強しなかったので帰国した時はインテグラルが何かすら忘れているほどでした。高2の夏から復習として問題集を一周することにしました。それと同時に東進で数学の真髄を受講していました。高3の夏には過去問を始め、案外本番の問題が難しくないことに気づけたのはよかったと思います。過去問は最終的に15年分ほどやりました。模試などは、常に2完はしようというマインドで取り組むことで、焦らずできました。

  • 国語

現代文は一年間全く成績が伸びませんでした。伸びない人は本当に伸びないし、たかが60点分なので気にすることはないと思います。その分古漢を勉強する方がいいでしょう。古文は古文単語を高3から始めました。知らない単語が出てくるたびに単語帳で探し、そこに載っていない場合は余白に書き足すということを繰り返していき、自分だけの単語帳を作りました。覚えきることはできませんでしたが、暇な時にはこれを見ていました。過去問は古漢のみ15年分、現代文は林修先生の授業で扱った年数のみやりました。

  • 地理

地理の勉強は学校のプリントをメインにやっていました。高3の初めにセンターの過去問を始めました。学校以外の地理の勉強を何すればいいのかわからなかったのでやり始めたんですが、早く始めて駄目なことはなかったと思います。東大地理の過去問は夏から始め、最終的には10年分をやり切りました。

  • 世界史

高3の春から通史の勉強を始めました。論述は荒巻豊志先生の講座を受け、それの予習復習に勤めました。共テレベルの知識を覚えきらないと論述の勉強ははじまらないので、サボらずにコツコツやることが大切です。

■東進東大特進コースについて

  • 世界史(荒巻先生)……初回から受講しました。前評判通り、怖いですが説明はとてもわかりやすかったです。東大過去問をこの授業で一通りやれたことで直前期には教科書の読み込みに集中できました。受験世界史を超えた歴史の解説も教養になります。アドバイスとしては大論述の予習はめんどくさくてもさぼらない方がいいです。
  • 地理(村瀬哲史先生)……夏から受講し始めました。共テ地理は取れるようになってきたのに2次の地理の点数が伸びなくて不安になったからです。とにかく声が大きくて聞き取りやすい上、親しみやすいので授業が受けやすかったです。でも回数は少ないので、結局は自学自習が大事です。
  • 国語(林先生)……初回から受講しました。最後まで林先生の国語の解き方を学びとることはできませんでしたが、授業中の雑談はとにかく面白かったです。過去問をほぼ終わらしてくれるので、安心できます。添削の採点は辛すぎるので気にしすぎない方がいいと思います。
  • 数学(青木純二先生)……数学の真髄は通期講座も全て受けていたので、迷わず受講しました。いい所はあげたらキリがないんですが、写像や同値変形の話は基本のことであると同時に、これで確実に問題も解きやすくなります。通期講座でやったことを前提としてくることが時々あるので、そこだけ注意です。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 なぜ自分がなんとか合格できたかを考えると、やはり得意科目があったからだと思います。確実に点が見込める科目があると全体の点数も底上げされますし、メンタルも安定します。
 受験は勉強以外も大事です。よく言われますが、早寝早起きの習慣はあって損しません。自分のように試験前日まで毎日11時起きとかだと当日本当に辛いです。また、私は高3になっても、友達と遊びに行ったり、学校行事に参加したりしていましたが、息抜きになって逆によかったと思います。オンオフの切り替えさえきちんとしてれば、それのせいで落ちたということはないはずです。高校生活は一生に一度しかできないんですから、後悔のないよう、勉強、遊び、部活などを上手く調節しながら過ごしてほしいです。ここまで読んでくださった人の合格を祈っています。