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神奈川県 私立 栄光学園高等学校 卒
東京大学 文科二類

宮下 拓己さん

■センター試験得点 843点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 88 32 64 42 41 =267/440点
自己採点 82 25 60 40 40 =247/440点

■受験した感触・・・ 頼みの英数でやらかした。7:3で受かってるかな?

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 A 文科二類 A 文科二類 A 文科二類 B

東大入試は学問の神髄の宝石箱やぁ~

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は「(東進を除けば)塾なし」「高3夏まで部活等学校生活との両立が目標な」「先行逃切型」の方に向けて寄稿しようと思います。

東大受験への姿勢

 バランスよく得点し、英数国で逃げ切ろうと考えていました。各科目高2終了時には時間配分と得点構成を確立できていると良いです。この時に合格最低点から20点ほど余裕をもたせておきましょう。教科毎の学習法をざっくり振り返ります。
  • 国語

現代文は林修先生の講座と学校の先生からの過去問添削指導で実践力を培いました。古漢は学校の授業・テストを定着させれば高3期には太刀打ちできると思います。なんとなく単語帳を回して高2期に過去問を10年分、その後は模試や過去問を遡りました。

  • 数学

学校と自学を活かして中3までにⅠAⅡBの網羅系参考書を一周しました。これ以降得意科目となり怠けていたら高1をピークに数学力は落ち続けました。継続は力なり。直前期は4問100分型の演習を積みました。

  • 世界史

高3夏に通史を終わらせました。高1から教科書を読み進めていましたがもっと何周もしておけばと反省。過去問を解き、復習しました。図表と教科書を読みこんで出来事同士を比較できればOK。但し直前期になるほど不安が浮き彫りとなるので完璧主義になりすぎず。あと戦後史は早めに、たくさん触れましょう、マジで。

  • 地理

中1での履修後高3まで授業がなく一番の不安科目でした。共テ型の知識を入れた後は典型論述の要素を箇条書きにしてました。何の地理的知識をかみ砕いてほしいのか全問吟味しましょう。

  • 英語

高2から模試の過去問を漁り、BBCラジオを通学時間に聞いていました。単語は長文読解から覚え、文法もなんとなくで単語帳、文法書はほぼやりませんでした。一番できるようになりたかった科目なので後悔も一入です。過去問からしか得られないエッセンスがあるので高2でもっと進めていたら、文法や単語をちゃんとやっていればなどと後悔しました。

時期ごとの学習

  • ~高1

学校の定期テストに全力を注げば素養は身につきます。英数はざっと範囲をさらえると良し。

  • 高2

受験を意識し始めます。私は夏の部活に未練たらたらで「高3夏まで部活したい」と思い冬まで受験生として生活、東大入試同日体験受験で合格最低点を突破しました。社会の全体像を把握しておきましょう。英数古漢世の過去問を夏頃から始めていました。

  • 高3

模試の結果はよかったですが直前期には逆転不合格に怯えていました。

  • ~共通テスト

「寒くなったら理科基礎」という格言があるそうですが嫌いだったので1月から勉強しました。何点取るかというより何点落とすかで考えるといいかも。私立は出さず。

  • 共通テスト後

演習はそこそこに模試や過去問の解答用紙に向き合い、自分がミスしたときの思考回路を再現し改善点を科目ごとにノートにまとめていました。家に閉じこもりすぎず試験3日前位からでも学校に行きましょう。褒めてもらったり♪友達に刺激を受けたり。登下校だけでも普通に疲れます。

■東進東大特進コースについて

東進衛星予備校

 私は高2冬からお世話になりました。私は家では全く勉強できないタチだったので家では休むだけ、と割り切れたことが気持ちを楽にしてくれたと感じています。

東大特進コース

 高3期にお世話になりました。周囲の同じ東大志望生の様子を肌で感じ取ったりモチベーション管理を目的としていました。特にお世話になった講座は以下の通りです。
  • 東大現代文

靄のかかった現代文攻略に道筋を示してくれます。雑談(ブラックジョーク)が面白いのでTVの収録に行ってる感じでした。

  • 東大世界史

毎度大論述を書いては貶され書いては貶され……の繰り返しでした。なにくそ!と思って自分を奮い立たせてくれます。雑談が多いほど神回です。要求文に応える力、文章の構成力等今後も必要な力を養って頂いたと感じています。但し、課題論述は計画的に進めましょう。

  • 東大英語in Depth

英語力全体の底上げに力を注いで頂きました。こちらも雑談が良いです。準ネイティブの思考回路を可視化してくれます。本番以上のレベルの新作問題をたくさん演習できるので是非。

東大本番レベル模試

 とにかく返却が早く開催頻度が高いことが特筆すべき強みです。解答用紙もほぼ完全再現です(あとは上の解答科目を千切るだけ)。本番ではあまりのそっくり具合に感動し緊張がほぐれました。

スタッフの方々のサポート

 東進衛星予備校でも東大特進でも東大の先輩方に気軽に相談できました。受験勉強の相談のみならず大学生活についても多くの質問を受けていただき本当に感謝しています。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 合格判明後こそ強がっていますが、直前期には私もかなりの不安に苛まれました。ただ、友人と喋る内に誰もが不安を抱えているものだと気付かされました。周囲の人の進捗や結果、勉強法に心が揺らぐこともあるでしょうが何にどれくらいの時間をかけるか、どんなサイクル・勉強法をとるか等自分にあった策を見極めることが肝要です。己に足りないものは何か、何をすべきで何はしないのか、これを常に心に留め、そして実践に移せれば合格は自ずからその手の中に!