合格までの振り返り
私が東京大学を受験しようと決めたのは高校二年生の夏に行ったオープンキャンパスの後でした。
さらに言えば科類はその後も長い間迷っていました。実は、高校二年生では文理選択で迷った挙句理系のクラスに行っていたのですが、数学Ⅲや物理に苦手意識を覚えていたこともあって、その選択に少し後悔も覚えていました。
結局、10月の東進のセンター試験本番レベル模試を試しに文系で受けたところ、世界史が9割近く取れたこともあり、高校二年生の11月頃に文転の意思を固めました。色々考えて文科一類を志望することに決めましたが、理系で一年間勉強したことで逆に世界史に未履修の部分が生まれているということが問題でした。
今から世界史の学習をするにはどうしたらいいかと考えた結果として、東進衛星予備校に通い始めることになりました。
東大入試同日体験受験こそC判定で不調だったものの、その後は多少調子が上向いてきて東進のセンター試験本番レベル模試で9割前後で東大本番レベル模試等の大学別模試でもA判定をとれるようになりました。
夏休み前ぐらいからは、過去問演習講座を始めて東大の問題に対する理解も深まってきました。過去問演習講座は解説もついていたので、疑問点が解消されたり出題傾向に対する理解が深まったりしたことも受験勉強にとって良かったと思います。
最終的な合格に至るまでに様々なことがありましたが、取り合えず各教科別に振り返りたいと思います。
教科別
苦手意識が最後まで抜けませんでした。東大は問題が多様なので苦手な分野を他で取り返しやすいのが良かったです。付け加えると、単語帳はもう少しやるべきだったかなと思います。
現代文は、昔からテストによって浮沈が激しい得意教科のようなそうでないような教科でした。なので、現代文は基本的に自分を信じてあまり悩まないことにしました。ただ、東大特進で林修先生の講義を受けられたことは良かったと思います。
古文は学校中心で特段変わったことをしませんでした。単語の小テストに全力を尽くしたことは単語力を上げる点でよかったと思っています。
漢文も同様に授業と小テストを中心に据えていました。
東進の志田晶先生の講義を受講しました。確認テストがついていたこともあって学習の効果があったように感じます。予習や復習の重要性を感じた一方でその実行となると不十分なところもあった気がします。ただ、最終的に本番で好調だったのはその成果だと個人的に思っています。
世界史は東進の講座で未履修部分を学べたおかげで無事にある程度の成績をとれるようになりました。一問一答をもう少しやっていたら安心できたかなと思います。
地理は学校の授業が分かりやすく、特にほかの勉強はしませんでした。
学校の授業でしっかりセンター9割取れました。
東進衛星予備校での講座は、世界史と数学の志田晶先生の「テーマ別数学Ⅰ・A/Ⅱ・B」、「東大対策文系数学」を受講しました。世界史の講座は分かりやすく確認テストがついていたのも良かったです。数学の志田晶先生の講義は丁寧で分かりやすかったこともあり数学力が上がったように感じました。
東大特進の講座は林修先生の現代文を受講しました。歯切れがよく印象に残る雑談がありつつ、模範解答に対する納得できる解説がしっかりとなされていて、さすがと思わせられる授業でした。
先述の通り、6月頃からは過去問演習講座を始めました。10年分の問題とその添削だけでなく、解説授業まで見ることができたので過去問はこれで十分と思えるほどしっかりした講座だったと思います。英語のリスニングの解説から世界史の短答式の解説に至るまで、問題形式とその解法についての解説から背景知識の解説に至るまで東大型の問題の解き方がはっきりと理解できました。
東進にはそのほかにも色々な講座がありましたが個人的に1月頃にあった双方向講座は印象的でした。宮崎尊先生の授業がライブ配信されて、受講者の側からもコメントができるというシステムは興味深く、ほかの受験生の存在が感じられて心に残りました。
東進に通ったことは合格の一つの要因だと思います。
6年間の学校の授業を通じて学んできたことが最終的に活きてきたと思います。中間テストや期末テストに全力で取り組んだことも、習ったことを定着させる点で意味がありました。
学校の授業が一番大切であったとしても、それだけでは不安であったり、不十分な教科もあります。なのでそういう教科の補完のために、塾に通うこともまた大切だと思います。必要な教科の講座を自分で決めた時間に受けられるという点で東進衛星予備校には他にあまりない利点がありました。東大特進も添削や有名な先生の講義が受けられて良かったです。
努力の成果が今回報われて良かったと思います。