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神奈川県 県立 平塚中等教育学校 卒
東京大学 文科二類

小川 雄大さん

■センター試験得点 842点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 82 43 70 43 52 =290/440点
自己採点 80 35 65 45 35 =260/440点

■受験した感触・・・ 得意の数学0完でやらかした……でも、私で解けなかった問題は他の受験生も解けてないはず!!

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 A 文科二類 A 文科二類 A

出身なんて関係ない

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は学校行事に打ち込みたいタイプだったので、体育祭があった高3の6月は勉強時間がほぼゼロという日々が続いていました。そんな私が、余裕をもって東大受験を迎えられたのは、比較的早い時期から計画的に受験勉強に取り組んだことによるところが大きいです。「自分の学校のレベルで本当に東大に受かるのかなぁ」、「学校行事に取り組んじゃって受験勉強大丈夫かなぁ」と思っている人がいたら、この体験記が少しでも役に立てば嬉しいです。

意識したこと

(1)とにかく先行逃げ切り

 普通の公立中等教育学校に通っていた私は、自分がどれだけ頑張っても、常にライバルたちにあっという間に抜かされてしまうのではという不安がありました。その不安を払拭するために、高2の東大入試同日体験受験でその年の合格最低点を超えるという目標を掲げて、高1の夏から勉強してきました。早いうちから高い目標を掲げ、それに向かって本気で勉強することで、同学年のライバルとかなりの差をつけることができて、高3での勉強がかなり楽になりました。

(2)主体的に計画を立てる

 私は、人に言われるがままに物事をするのが嫌いで、なるべく自分で納得したものに従って行動したいと思う人でした。そこで、学習計画は担任助手の先生のアドバイスも受けながら自分で短期・中期の計画を立てていました。自分で計画を立てると、おのずと自分の長所や短所を分析して自覚することにもつながり、納得したうえで効率よく勉強することができました。計画立てには時間がかかるという欠点はありますが、それでもやる価値はあったと思います。

(3)体調管理

 受験勉強は例えるならばマラソンです。睡眠時間を削るなど無理をし続けると、いつか体調を崩して長期離脱を余儀なくされかねません。そこで私は、何よりも優先してまず、1日7時間半の睡眠と15分の仮眠を取るように決めて体調管理に努めました。しっかりと体調を整えることで、高い集中力を持った質の高い勉強をしつつ、最後まで受験勉強を完走できるようにしました。

後悔していること

(1)単語力の低さ

 英単語を暗記する際に、英語→日本語の一方通行での暗記ばかりに重点を置いていたので、細かいスペル(eは1個or2個など)までは意識して覚えておらず、英作文の時にスペルが分からないということに相当苦戦しました。普段の学習から、スペルもきちんと意識して単語を暗記しましょう!!

 また、古文単語に関しては、高1まではサボっていて高2の頃から本格的にやり始めました。しかし、なかなか単語力が上がらずに、そのせいで文章読解の学習効率がガタ落ちしてしまいました。古文単語は覚えるべき語数が少ない分、後回しせずになるべく早く暗記しきった方が圧倒的に楽になります。

(2)体調管理

 意識したことのパートでも書いたことなので「おやっ?」と思う人もいるかもしれませんが、意識していても完璧にはできないほど体調管理は難しいです。実際私は、共テの2週間前には副鼻腔炎をこじらせて、二次試験の1週間前には片頭痛でそれぞれ丸1日近く勉強ができなくなりました。自分だけでできる体調管理には限界があります。時間が惜しいところではあるけれども、時には大事になる前に病院に行く勇気も受験を乗り切る上では大切だと思います。

■東進東大特進コースについて

受講講座

 大学受験に必要な講義は全て東進で完結させていました。ここではその中からいくつかピックアップして紹介したいと思います。
  • 数学

青木純二先生と長岡恭史先生の授業を受けていました。青木先生は、同値変形など数学に対する基礎(基礎とはいっても決して簡単ではない)に比較的重点を置いた授業を、長岡先生は多くの解法を提示する応用に比較的重点を置いた授業をされていました。そこで私は、青木先生の授業で基礎を固めた後に、長岡先生の授業で応用力を磨くという活用をしていました。

  • 古文

栗原隆先生の授業を受けていました。先生の授業は、古文の成り立ちにまで踏み込む内容の濃いものであり、以前は丸暗記するだけだとしか考えていなかった古文という教科の認識が180度変わりました。特に、プレ講座での助動詞特集は目から鱗でした。

  • 現代文

林修先生の授業を受けていました。先生の授業では怪しいテクニックは一切使わずに、一貫したやり方で本文に正面から向き合っていくものでした。自分の拙い答案と先生の模範解答との差に打ちのめされながらも、現代文の力を上げていくことができました。

東大特別演習・AI予測問題演習

 先取り学習をしていた私にとって、直前期になって演習可能な初見の問題がなくなってしまうのではないかという不安がずっとありました。しかし、そんな不安もこれらのコンテンツによってかなり解消されました。実力養成のための問題以外にも、共通テスト型・東大型の問題も豊富に用意されており、演習量を落とさずに本番を迎えることができました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 これから初めての東大受験を迎えるうえで不安に思うことも多いと思います。私もそうでした。しかし、ずっと不安に思っているだけでは何も前進しません。勉強の不安を解消するには、圧倒的な勉強量を確保するのが最善だと思います。幸い、現在のネット社会では東進をはじめとして、誰でも容易に上質な教育サービスを受けられるようになってきています。
 そんな環境を利用して、この体験記を読んでいる皆さんが東大に合格できることを心から祈っています。