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広島県 県立 呉三津田高等学校 卒
東京大学 文科一類

森 海翔さん

■センター試験得点 737点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 81 7 46 40 43 =217/440点
自己採点 80 7 65 45 40 =237/440点

■受験した感触・・・ オレは数学10点までで十分……!!(つーか これが限界)

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 A 文科一類 A 文科一類 A 文科一類 B

凡事徹底

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は学校の授業で日本史を受け、世界史を独学での受験でした。そして、数学以外は自信はあったが逆を言えば数学が苦手でした。おそらく文科受験の場合はこのような人は多いと思います。以下は主にそのような人に向けたものですが、そうでない人も参考になれば幸いです。

必ず心がけるべき・やっておけばよかったと思うこと

  • わからないこと、特に地歴は先生や東進講師にすぐに頼る

東大の問題は普通に教科書を読んだだけでは対応しきれません。行間を読むことが要求されますが、その際見識の深い人に意見を求めたほうが学習効率が段違いです。

  • 国英は高2までに固めておく

上記のような方は高3では地歴と数学に時間を割く必要があるため、国英に割く時間が作りづらいです。そのため、高2のうちに単語・文法を固めておきましょう。東大英語は読む速さが必須なので、最低200語程度の短文は読み、音声を聞くようにするとよいと思います。シャドーイングも混ぜていくと、かなり英語力が向上するはずです。しかし、単語・文法はどうしても忘れてしまうので2~3週間に1度は復習するようにしましょう。

  • 数学は部分点を必ず取れるようにする

数学が苦手であれば、問題によっては0完もあり得ます。そういう時は周りの人もできないのでは、と気持ちを切り替えて、比較的取り組みやすい問題の部分点を稼ぐようにしましょう。そのため、本番で必要な記述が抜けないよう日頃から添削を受けるといいと思います。

  • 運動をする

軽い運動は脳機能の向上をもたらすようです。運動しなくて体を崩してしまうこともあるようなので、適度な運動は挟みましょう。10分くらい運動したって他の人と差は開きません。大丈夫です。


過去問の扱い方

  • 必ずしもすべてやる必要はない

過去問をすべてやるくらいならその時間を基礎知識の体系化にそそいだ方が効率的かと思います。私は特に直近の過去問で出題されたものは出ないだろうと思い、2015-2008あたりを重点的にやり、その他の過去問はあまり手を付けませんでした。また、スケジュール管理において、過去問の復習にかかる時間を多めに見積もっておくようにしましょう。無理に時間を合わせようとしてなおざりになってしまうと本末転倒です。


自分の実力の最高点を本試に持っていく

 3年間ずっと勉強をしていると気が緩むときが必ずあります。私の場合はそれが夏で、そこから以前のように完全に気持ちを受験に持っていくことが最後までできませんでした(もちろん相応の努力は続けましたが)。しかし、そのせいで合格がギリギリになってしまったように感じ、1月以降は切迫した精神状態であったのも事実です。自分が過去最高に勉強しているという高揚感を得ることは勉強へのモチベーションや精神安定=健康に大きく作用するため、最初から飛ばすのもいいですが、ガス欠にならないようにだけは注意してください。

■東進東大特進コースについて

 私は東大特進では現代文、世界史、日本史を受講しました。
  • 東大現代文

過去問は自分でやるよりこの講座に合わせてやった方がペース配分もよくなるし、理解度も高まると感じました。これさえ受けておけば他の教材に手を出す必要はないと思います。

  • 東大世界史

基本編が長く最初の範囲があまり先生の詳しい解説を引き出すものではなかったので高3の最初は受講をとめましたが、夏終わりにもう一度見てみるととても良い講座だと思いすべて受講しました。これには夏までの期間で世界史の基本的な知識が身に付き、その先の体系化の下地を作れていたことが大きいと考えています。あまり教科書の知識が理解できてない状態で受けるよりは、ある程度成熟させてから受ける方がいいと思います。

  • 東大日本史

私は最後の講座だけ受講しましたが、初めから受講しておけばと後悔しました。東大日本史は過去問がカギと言われていますが、すべてを終わらせる時間は特に現役生にはとても作れません。東大特進では厳選された過去問を解説してもらえるので、日本史に時間を割きにくい人にぴったりだと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 「国英を早く固める」「高3で数歴を固める」などと上記しましたが、結論これらはいつまでたっても固まりません。よって、他の受験生には負けないと思った時点で完璧だとは自分で思わなくても疑似的に「固まった」ということにしてしまいましょう。そうした方が気分もいいです。受験は長期戦ですので、体調管理、また精神管理をしっかり行い最後まで諦めずがんばってください!