■センター試験得点 768点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
|
英語 |
|
数学 |
|
国語 |
|
世界史 |
|
日本史 |
|
開示得点 |
85 |
+ |
48 |
+ |
62 |
+ |
47 |
+ |
44 |
=286/440点 |
自己採点 |
80 |
+ |
50 |
+ |
55 |
+ |
45 |
+ |
40 |
=270/440点 |
■受験した感触・・・ 持っている力は全部出し切れた!英語が難しくて出来ているか心配だけど、数学出来たし多分大丈夫!!
|
第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科二類 |
A |
文科二類 |
A |
文科二類 |
B |
文科二類 |
A |
いつも通り淡々と
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
受験生活
私が受験勉強を始めたのは高3の5月でした。それ以前は学校行事や遊びに全振りした生活をしており、ぼんやり「東大に行けたらいいな~」と思いながらも勉強習慣が全くついていませんでした。受験勉強のスタートは勉強習慣をつけることだったと記憶しています。図書館や東進にこもって、いやでも勉強をしないといけない環境に身を置きました。最初はひたすら数学をやり、6月から世界史の復習を始めましたが、他教科はほとんど触れておらず、偏った勉強をしていました。夏休みは英語と社会(特に世界史)を極めようと思い、国語、数学にはほとんど触れませんでした。そのため夏休み明けのテストでは一学期に頑張ったはずの数学が壊滅的な結果に終わり、それ以降全科目バランスよく勉強することを心掛けるようになりました。二学期はひたすら過去問演習をしていました。特に社会に力を入れていましたが、どの科目も最低週一回は解くようにしていました。このころには何時間も連続で勉強できる体になっており、過去問の進み具合も順調でした。10月半ばごろにスランプに陥り、今まで解けていたような問題をことごとく間違え、模試の数学で14点を取り、精神的にもダメージを受けていました。焦っても仕方ないと思って今まで通り勉強を続けていると1ヶ月ほどでまた元通りになりました。一喜一憂せずに淡々とやるべきことをやるということが大事だと思います。12月に入ると共通テスト対策を始めました。苦手な数学と理科をとにかく重点的に対策しましたが、国語の対策を怠ったせいで感覚を忘れ、本番では137点という衝撃の点数をたたき出しました。共テは感覚なので、演習を一定期間怠ると私のように本番痛い目を見ます。共テ後は二次の感覚を取り戻すためにひたすら過去問や模試の問題を解きました。一週間もすれば感覚は戻りました。直前期は演習をほどほどにし、世界史や古文単語など基本事項の再確認を繰り返し行いました。2月は受験生活の最後ということもあって心身を追い込みがちですが、ここで大事なのは「いつも通り」過ごすことだと思います。この1ヶ月ほどで受験当日と同じような生活リズムを作ることが、本番で力を出しきるカギになります。いくら進捗がヤバくても徹夜とか絶対にしたらダメですよ!!前日は過去問演習のノートを確認しつつもいつも通りケータイをいじったり長風呂をしたりしてリラックスして過ごしました。初日の数学がスラスラ解けたのでここで合格を確信しました。
科目ごとの勉強法
ひたすら問題演習→添削を繰り返しました。古文漢文はそれに加えて古文単語や文法、句形などの知識事項の勉強もやりました。古文は単語も大事ですが助動詞をしっかり覚えないと後々痛い目を見ることになります。(私がそうなりました)。これら暗記事項は時間をかけて何度も繰り返すしかないので、早めにやりはじめることをお勧めします。
東大の過去問25年分をはじめは時間をあまり気にせずに分野ごとに一問ずつ解きました。2周目は年度ごとに時間を計って本番通り解きました。本番を想定して解くことで、問題取捨選択の判断力もつきました。また、演習量が足りないと思い、問題集を一周しました。数学はとにかく演習命です。
大問ごとに対策し、特に英作文を重点的にやりました。英語は感覚で解いていたので共テ後は感覚を維持するために毎日何かしらの問題に触れるようにしていました。リスニングは毎日やった方がいいです。これは私の失敗談ですが、共テ前に共テの英語ばかりやると、字面ばかり追いかける癖ができて、英語力(読解力)が著しく低下します。共テの英語と東大の英語は全くの別物なので、共テ前でも共テ全振りじゃなくて二次型の骨のある英文を2、3日に一回は読むようにすることをお勧めします。
世界史論述は知識があることが大前提です。まずは知識のインプットを重点的にやりました。資料集が便利です。知識がある程度入ると教科書読解に移りました。一文一文丁寧に、前後のつながりや同時代の他の出来事など本文にないことも考えながら読むと、歴史のタテヨコのつながりを意識する癖がつき、大論述対策になります。年号はしっかり覚えましょう。共テ対策にもなりますし、論述でも問題文からの時代特定など大いに役立ちます。
東大の日本史は問題が特殊なので、対策は過去問でやるほかはありません。過去問を演習し、解説、コメントをしっかり読むことの繰り返しです。何度も解けば資料読解や論述のコツが掴めるはずです。私はコツを掴むのに3か月くらいかかりました。知識は共テ対策以上のものは必要ないので、コツを掴むまでひたすら演習あるのみです。
■東進東大特進コースについて
東大本番レベル模試
高1の東大入試同日体験受験で国数英の3科目を受けました。当時は「東大ってどんな問題なんだろう」という好奇心程度でした。高2の間も3科目を受験し、高2の東大同日で初めて全教科解き、高3は全部A判定を取るという目標をもって受けました。点数や偏差値、判定など明確な目標を設定し、それに向けて対策をすると、模試が、長い受験勉強のペースメーカーとして機能すると思います。私は復習をおろそかにしがちで、入試前に慌てて見直しをしました。東進模試は返却がとても早いので、受験後や答案返却後など、忘れないうちに復習することをお勧めします。
共通テスト本番レベル模試
高1の秋に全国統一高校生テストを受けて以降、ほぼすべての共テ模試を受験しました。東大の二次試験にもいえることですが、受験はとにかく問題への慣れなのでなるべくたくさん模試を受けて感覚を養うと自分の得意不得意の傾向が分かったり、時間配分のコツが掴めたりすると思います。マーク型は好き嫌いがわかれると思います(私は大っ嫌いでした)が、模試を活用して実践的な練習と復習を重ねましょう。
過去問演習講座
25年分の方を選び、8月下旬から始めました。最初は社会を古い年度からひたすら解き進め、9月半ばくらいから英数も始めました。最初は解き方も答案の書き方もよくわからない状態で点数も壊滅的でしたが、答案のコメントを読み、解説授業を受けているうちにだんだん解き方が分かり点数も伸び始めたと思います。社会は過去問を2周から3周ほどやりこめば安定して高得点を出せるようになると思います。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
とにかく毎日勉強することが大事です。積み上げるのは時間がかかっても崩れるのは一瞬だということを私自身自分の受験を通して実感しました。受験生活はとても長く気持ちが折れそうになることが何度もあると思いますが、そんな時でも適度な休憩をはさみつつ淡々といつも通り勉強を進めていると勝手に力はついてくると思います。「自分はだれよりも努力してきた」という自信が、本番の緊張を和らげ、心を落ち着かせてくれます。現役のこの一年で決めるという強い決意を持ち、後悔しないように精一杯頑張ってください。応援しています!!