■共通テスト得点 958点/1000点
■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 化学基礎 生物基礎
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
90 |
+ |
54 |
+ |
64 |
+ |
42 |
+ |
36 |
=286/440点 |
自己採点 |
95 |
+ |
50 |
+ |
60 |
+ |
35 |
+ |
40 |
=280/440点 |
■受験した感触・・・ 全科目十分に取れたと感じ、合格を確信した。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科二類 |
A |
文科二類 |
A |
文科二類 |
A |
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準備と自信が導く合格
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私が東大受験を意識したのは高校受験の時。当時通っていた塾の先生に「筑駒を目指すならば東大もほぼ受験することになる」というようなことを言われ、何となく自分は東大に進学するのかなと思っていました。高校でも周りは東大を目指す人ばかりで、「そういう空気」があったと思います。有名校に通っている方はこのように思う人も少なからずいるのではないでしょうか。しかし、「そういう空気」は人を自動的に東大に合格させてくれるわけではありません。(無論、合格しやすくなりますが)入念な準備が大切でしょう。
しばしば「マラソン」とも喩えられる受験生活において、走り続けることが何よりも重要というのは耳にタコでしょうが、2点、私がそうするにあたって上手くできたと思っている部分について書いていきます。
1)体調管理
安定した睡眠スケジュールを維持することは受験勉強では最重要項目だと思っています。単純に、眠ければ勉強の効率が落ちます。私は11時寝、7時起きを大体保っていたつもりですが、それが崩れる時もあり嫌でした。
2)休憩
勉強することは大切ですが、休憩も同じくらい大切でしょう。やはり人間永遠に集中することは出来ません。私はSNSもゲームもガンガンしていましたが、それを強制的に断つよりは多少用いていく方がストレスがかかりづらい気がします。メリハリを付けるのが肝要です。自習室を利用したらスマホを見辛くなるので良いのではないでしょうか。
さて、各科目どのように勉強していたかも記していきます。
- 英語……帰国生であることにかまけていました。しかし、過去問を解いてみると要約や訳出問題系は対策が不可避だと感じました。東大は英語を強化すればかなり楽に合格できると思います。
- 数学……高3の夏に基礎的な問題ばかりが載っている問題集を1周解きました。差をつけることより付けられないことの方が大事で、誰もが取れる問題を落とさないことがかなり合格に直結すると思います。1問20点ですしね。
- 国語……現代文は林修先生の授業がためになりました。古典は最終盤まで苦労していて、単語・文法を早めに押さえることがかなり大事だと痛感しました。直前期は古典の過去問ばかり解いていました。
- 世界史……第一問は模範解答が異なっていて、正直迷いましたが荒巻豊志先生の解答は納得感が強かった気がします。結局は第二問・第三問対策が肝要で、資料集のまとまったページなどが役に立ちます。
- 地理……高3の夏に基礎的な問題ばかりが載っている問題集を1周解きました。東大の過去問は発想力勝負的なところもありますが、基礎的な「お話」を押さえておかないと話になりません。問題演習でしか力が伸ばせない科目だと思っています。
また、共通テストについても。今年度からの情報は直前1週間に教科書を読む程度で自分は問題を感じませんでした。一つ最大に忠告しておきたいのが、国語の「共テ感」は共通テスト(センター)でしか体感できないことです。直前期に予想問題を解くのは(国語でなくてもほぼ全ての科目で)おすすめしません。
今年度は入試傾向が変わり、受験会場で少し驚かされたこともありましたが、結局自分を支えるのは自信でしかありません。正攻法でコツコツと勉強すれば、自ずと結果は付いてくるでしょう。
■東進東大特進コースについて
受講講座
私は東大特進コースでほぼ全ての科目を受講していました。
まず林先生の講座は自分でも再現性の高いものだと感じ、特に夏にある程度コツを掴めた気がします。また漢文の寺師貴憲先生の授業は非常に分かりやすく、正しいアプローチを学べました。
世界史の荒巻先生の授業も、先生のお話が毎回興味深く、また自学自習では得られない様々な事項を教わることができました。地理の村瀬哲史先生も朗らかで楽しく、分かりやすい授業で、内容がすんなり頭に入りました。
英語では駒橋輝圭先生の授業を受けていましたが、直前期の4A対策講座では沢山の問題を演習することができ、非常にためになりました。また各大問での基本的なアプローチを丁寧に解説してくれたので、本番もスムーズに問題に取り掛かることが出来ました。
東大本番レベル模試
他と比べて結果の返却が早く、復習が楽で助かりました。また要所要所で模試を受けることが出来たので、自分の成長とともに周りとの位置を確かめることが出来ました。数学の問題は他の模試と比べて難しく、実戦的な問題だったと思います。地理や世界史の問題も問題演習として参考になり、模試として復習価値が高かったと思います。
その他
担当スタッフの方が定期的に電話をしてくださることで、東大生で年齢も近い勉強の相談相手が出来て精神的に助かった部分が大きく、お礼を申し上げたいです。
また、東進リスニングアプリがスキマ時間にも有効に活用することができ、非常に役立ちました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
やはり書いた通り、睡眠が一番大事だと思います。自分は体調を崩しがちだったので、体力(体調管理)も受験科目の一つだと痛感しました。
また、過去問を解く時に目的意識を持つことも大事だと思います。この問題で何点取れるのかという戦略立ては、東大入試の大きなテーマの一つでしょう。
自分はこれといった苦労もなく合格することが出来ましたが、これはひとえに支えてくださった両親や学友、また先生やスタッフの方のおかげです。後輩の皆さんのこれからの受験生活を応援しています。