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東京都 私立 渋谷教育学園渋谷高等学校 卒
東京大学 文科二類

浅海 瑞貴さん

■センター試験得点 点/900点

■センター試験得点選択科目 世界史 日本史 化学基礎 地学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 78 16 68 44 45 =251/440点
自己採点 65 45 65 35 35 =245/440点

■受験した感触・・・ 1日目で自信を持って終われたことが、2日間を乗り切る支えとなりました。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 E 文科二類 E 文科二類 D 文科二類 D

楽しめるところと、戦略的にならなければいけないところとを区別

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私がちゃんと勉強を始めたのは高2はじめです。選択科目ということで、どの科目も楽しかったです。楽しい本位で、満遍なく取り組めたと思います。
 そのおかげか、私には際立った得意教科・不得意教科がありませんでした。
 ただ、私には英語で思うように得点できず、ともすれば致命的なディスアドバンテージにもなりかねませんでした。ですので、とうとう高三秋には、英語は戦略的に点数をとることを考えました。得点源にしやすい問題を落とさぬようにし、要約問題などピンポイントでの対策をとりました。
 他の科目については、こういった得点戦略を詳細に固めたのは直前も直前でした。これが一般によいのかはわかりません。でも、私には全般的におさえてゆく方法は合っていました。早いうちから戦略にとらわれることなく、その都度苦手科目(分野)に労力を傾斜できる柔軟性を維持できたこと、受験に捕らわれすぎない「勉強」として楽しめたことがその理由です。
 ただし、科目ごとの目標点は模試や得手不得手の感覚で大まかに定まると思います。それに基づいて、全教科高めに設定し、前年度の合格者平均点を上回るくらいに見積もりました。

 私は、高一までの学習姿勢から、受験に向けた勉強に多少の引け目を感じており、ほかの受講生よりも遅れているという不安もありました。
 そのため、授業では先生方の言葉の全てを拾い、学習事項について(独善的であり得るが)自分なりの解釈を加え、最大限の理解をするよう努めました。
 また、基礎への不安は、模試や過去問を通して理解の抜け漏れをあぶり出し、逐一対処しました。そして、自分の現状を認識し、改善するためにどうするかを考えました。(ですから判定にはあまり目を向けませんでした。)
 つまり、「自ら調べ、自ら考(まな)ぶこと(自調自考)」が平時の学習の要であったと考えます。

 幸い、学校の手厚いサポ-トや、現役東大生とお話できる機会に恵まれていました。
 担当のスタッフさんは、自分の学校の一つ上の先輩でした。ですので、受験について新鮮な情報を持ち、しかも学校という学習の前提条件に通じている東大生として、安心して相談することができました。
 それが、自分を見失わないため、不安に圧殺されないために大切だったと思います。

 二次試験のあと、悔いを残さぬほどにやりきれた、と感じました。
 正直はじめての感覚で、合否への不安はありましたが、自分の取り組みにようやく満足感を得られた瞬間でした。
 合格しただけで燃え尽きては仕方が無いので、「自調自考」を継続し、未練のない大学生活にしたいです。

■東進東大特進コースについて

 東大特進の世界史・現代文を、t-PODで受講していました。
 荒巻豊志先生の授業では、背景にある社会通念や教科書からは読み取るのは難しい事項についての解説が充実していました。問への思考の仕方も学べたが、それ以上に知的好奇心をくすぐられる講義で、もっと早くから受講していれば、と思いました。受験生でなくなっても、是非受講したいくらいです。
 林修先生の授業では、現代文はロジックの教科なのだと痛感させられました。高校生になってスランプに陥った科目でしたが、受講して根本から取り組み方を修正できたのかなと思います。
 両先生は、「ことば」に細心の注意を払って、正確に伝えようとしてくださっています。
 ですから受講に当たっては、先生の言葉をていねいに拾い、解釈し、その上で考え方を吸収することが要だと思いました。
 t-POD受講だったので、疑問点があっても自分で考え抜くしかなく、出た答えが間違ってはいないか引っかかるものが残ることもありました。その点、ライブ受講は時間や環境などに制約を受けてしまうものの、大きな利があるだろうと思いました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 リラックスして、尚且つ気合いも入れて目の前の試験に集中することが、二次本番で十二分に力をだせた理由!
 基礎を再々確認し、睡眠をとり、会場では泰然と構えてください。