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京都府 私立 洛南高等学校 卒
東京大学 文科二類

大村 凰介さん

■共通テスト得点 868点/1000点

■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 物理基礎 地学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 84 19 79 36 37 =255/440点

■受験した感触・・・ 1日目の数学で大コケして0完だった。絶望を感じたが、ホテルで仮眠をとって切り替えたことで2日目は調子が良かった。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 D 文科二類 D 文科二類 B 文科二類 D

受験勉強中に考えていたこと

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

受験勉強の開始時期

 私は高二の冬から始めた。あとから夏からやれば良かったと後悔した。

受験勉強の計画について

 私は受験勉強で何をすれば良いかわからなかったため、まずどの教科をいつ完成させるか、どのペースで過去問をやるか、いつまでにどの参考書を終わらせるかを決めた。この計画がうまくいくとは最初から思っていなかったが、自分の勉強のペースメーカーを作り、何をするべきなのかという不安を解消したかった。実際、異常に早く終わったものもあれば、最後まで終わらなかったものもあった。全体としてはうまくいったと思う。12月まではこの大体の予定を見つつ、過去問の出来なども加味しながら毎晩次の日の予定を立てるだけだった。1月、2月に関しては、一か月中にやるべきことを全て書き出し、1週間ずつに分配し、毎日その中からやるべきことを見つけてやっていた。基本的にオーバーワークになる量を予定に入れており、その日中に終わらないことも多かったが、優先度はきっちり守るようにしていた。

過去問について

 私は過去問は最高の問題集だと思っていた。そのため、直しを丁寧にやっていた。出来の悪い年度は、もう一度時間を測って解き直していた。夏以降は過去問を軸に、過去問でできなかった所を中心に勉強していた。

勉強時間について

 長いのは無駄だという意見もあるが、私は出来る限り勉強していた。質に関しては、やることごとに制限時間を決めることで担保していた。

模試について

 模試は勉強の方向性の確認として使っていた。つまり、判定が悪かった時は何が悪いか分析して、その後の勉強計画を修正していた。逆に良かったときは、勉強計画はいじらず、調子に乗らないようにだけ気をつけていた。

参考書や問題集について

 私は基本的に学校で配られたものをこなしていた。英語や数学に関しては自分で買って演習量を確保していた。あとは過去問で十分だと感じていた。

睡眠について

 睡眠は大体7時間とっていた。勉強のできる友達は口を揃えて7時間半と言っていたので、勉強に行き詰まった時はそれぐらいとっていた。受験直前期は寝つきが悪く、6時間程度だった。1次でも2次でも受験前日は全く眠れず、2、3時間程度だったが問題なく頭は動いた。高三の夏まで5時ごろに起きる生活だったが、それ以降は大体7時ぐらいに起きていた。睡眠のサイクルが崩れた時は、日光を浴びる時間をとり、毎日1時間ずつサイクルを戻すようにしていた。あと、昼寝は30分以内に抑えるようにしていた。

学校行事や部活に関して

 学校行事は高二までは主体となって参加していた。高三になってからは抑えたが、行事の準備はかなり手伝った。部活については6月まで週4程度行っていて、週末も試合で潰れることも多かったが、これらに費やした時間は一切後悔していない。

精神面に関して

 私は友達と常に成績はもちろん、勉強時間も競っていたので、どちらかといえば楽しかった。もちろん模試の成績で落ち込んだ時もあったが、まずは最低限やるべきことをやって、寝て切り替えるようにしていた。

■東進東大特進コースについて

 第Ⅲ期講座で林修先生の現代文と武藤一也先生のリスニングの授業を受けた。どちらの授業も面白く、集中して授業を受けれたので後の両教科の飛躍に繋がったと思う。また、東大本番レベル模試は過去問を減らすことなく質の高い演習量を積める点において重宝した。11月ごろからは東大特別演習も行ったが、誰かに添削してもらうという緊張感を持って演習できたのは非常に大きいと思う。最後に東大生のスタッフさんに感謝したい。最後まで親切に私の質問に答えてくださり、メールでも即座に返信して頂いた。特に受験前日、音質が悪いと言われていた講堂での受験だと気づいた時、対策や心構えを細かく具体的に教えていただけたおかげで、覚悟を持って英語の試験に臨めたのは大きいと思う。あの時は本当に東大特進生になって良かったと思った。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 辛い時もありますが、楽しい時だって沢山あります。いや、普段一生懸命やるからこそ、楽しいことが何倍も楽しいと思います。楽と楽しいことは違うことを頭に入れて、楽しむべきことは全力で楽しんで下さい。そして、最後まで諦めずに戦い抜いてください。幸運の女神は勇者に味方する。これを私は最後まで信じていました。
 最後に、この合格体験記が合格の一助になることを心より願っています。