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東京都 国立 筑波大学附属駒場高等学校 卒
東京大学 文科一類

吉田 光太朗さん

■センター試験得点 832点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 0 0 0 0 0 =0/440点

■受験した感触・・・ 受けてないです。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 A 文科一類 A 文科一類 A

推薦入試と2次試験対策の両立

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

全体

 ざっくりとどの位の時期に何を勉強したか書きます。

高2まで

 英語は元々得意だったので、数学だけ勉強していました。社会と古漢が(ガチ)ノー勉だったため東大入試同日体験受験でD判定を取ってしまいました。

高3

 ということで流石に焦り始め、4月5月は全科目必死に勉強しました。勉強時間は平日5時間・週末8-9時間勉強くらいです。その甲斐あってか、6月の東大本番レベル模試ではA判が取れ、ちょっと受験に余裕が出たタイミングで推薦入試を受けるか考え始めました。7月は色々立て込んでいたので8月に集中的に特に社会を勉強しました。数学とかって勉強量と成績が一致しないですが、社会は勉強した分だけ伸びるのでいいですね。9月には学校内での推薦者応募締め切りがあったので、推薦入試に志願できることが確定した後9月下旬から1次選抜の書類準備・志望理由書記入を始めました。筑駒に限った話ですが、10月は文化祭準備でバタバタしていたので志望理由書は締め切りギリギリに完成させました。11月以降は文化祭準備で飛び去った社会科目の知識の補充に専念し、12月上旬は2次選考(グループディスカッション・面接)の準備をしつつ共通テスト勉強を始めました。

科目別

  • 英語

海外在住経験があり元々得意だったのであまりアドバイスできません。

  • 数学

一番苦手意識のある科目でした。私が成績を伸ばすのに有効だと思ったのは、とにかく基礎的な問題を繰り返し解き解法を頭に叩きつけることです。模試・2次試験、共通テストでも、天才しか解けないような難しい問題を落とすことは問題ないですが、周りの平均的な受験生が解ける問題を落とすことは、特に一問当たりの配点が大きい数学では致命傷です。変な応用問題には取り組まずに基礎的な問題を解くことにフォーカスしました。

  • 国語

国語は東進・東大特進の授業の予習・復習以外殆ど勉強していません。古漢は単語・文法・句法を適宜確認する程度でした。これは私が国語は苦手で、勉強しても成績があまり伸びないだろうと早い段階から見切りをつけていたからです。

共通テスト国語は各選択肢の配点が高い上時間制限も厳しい、最も点数の変動が激しい教科なので、集中的に取り組みました。過去問演習を積むことで現代文の明確な根拠のない選択肢の選び方が分かったり、漢文だと文章を読まずにある程度選択肢が絞れたりします。

  • 世界史

東大文系の最も厚い壁だと思います。膨大な暗記量。覚えては忘れてを繰り返すうちに段々身についてきます。論述対策と暗記を同時並行で進めることで理解を深められると思います。

  • 日本史

一見すると東大日本史において暗記は要らないと思いがちですが、暗記は重要です。暗記した知識があって初めて問題文の論述ができるかつ、共通テスト日本史である程度の知識がないと点数が取れないからです。問題演習は量より質だと思って直近の過去問・授業で扱った過去問を集中的に勉強しました。

推薦入試との両立について

 推薦入試自体あるいは私個人の入試準備については東進に資料があるのでそちらをご覧ください。推薦入試を受けるか検討中の方々にざっくりとイメージを持っていただけると幸いです。1次の書類選考については時間を割かざるを得ません。資料を集めたりかなり分量の多い志望理由書を書くのはなんだかんだで1ヶ月超かかります。2次に関しては直前1週間空き時間に「どんな質問が来るかな」「どんな返答をしようかな」と考えるくらいしか対策できないのであまり負担はないです。一番の欠点は共通テスト後から2次試験までの1ヶ月超勉強モチベを保つのが極端に難しいことです。直前期の東大特進の第Ⅵ期講座以外の勉強時間は1日1時間あったか怪しいくらいです。「もし推薦入試で落ちたら」と思うとヒヤヒヤします。
 もちろん推薦入試には良いことも沢山あります!東大受験に2度チャンスを得られること。学部が確定すること。早くから後期課程の授業が受けれること。志望理由書を書く過程で自分の将来やりたいことが明確になること。

■東進東大特進コースについて

 国語と社会は東大特進にとてもお世話になりました。
  • 現代文

林修先生の授業の予習・復習をすれば現代文は心配要りません。下手な参考書を買って勉強するようなことをしなくてよく、私のような現代文に時間を割きたくない生徒には最適の授業でした。

  • 古文

栗原隆先生の授業は(というより栗原先生は)クセが強く、初めの方は慣れませんが受け続けているうちに慣れてきます。そのうち古文の問題を解いている時に耳元で栗原先生が耳打ちしているかのような錯覚を覚えるようになります。「人間なんてらりりるれれ〜」とか(笑)私はこれで古文の成績がかなり伸びたのでひたすら感謝です。

  • 日本史

授業ももちろんですが、何よりも配られるプリントの質がピカイチです。山中裕典先生の模範解答は市販の教材を遥かに上回るクオリティーで詳細な解説と採点基準も教えてもらえます。そして、おまけ程度に配付される年表と文化史まとめプリントが模試前日と共テ・2次直前期に神プリントへと変化します。

  • 世界史

世界史で最低限の点数を取ろうとしている私にとって荒巻豊志先生の論述解説はとても参考になり、「論述対策」のようなことをしないでひたすら知識吸収に集中できました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 共通テスト3日前に予想問題を解いたら740点でした。その時は絶望しましたが、共通テスト本番はしっかり睡眠を取って絶好の健康状態で臨み、自分の最大限を発揮できました。受験は時に理不尽な結果が出るし、時に努力が報われます。成績が伸び悩んでいても焦らずに自分の実力を信じて勉強を続けてください。みなさんの合格を応援しています。東大でお会いしましょう!