■センター試験得点 742点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
82 |
+ |
15 |
+ |
73 |
+ |
48 |
+ |
38 |
=256/440点 |
自己採点 |
88 |
+ |
19 |
+ |
66 |
+ |
46 |
+ |
41 |
=260/440点 |
■受験した感触・・・ 数学0完で絶望したが、他はいつも通りなので受かったかも。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科二類 |
B |
文科二類 |
B |
文科二類 |
C |
文科二類 |
B |
新インテリ作戦
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
中学受験の後3年間遊び続けていた私は危機感を抱き、高1の頃親の勧めもあり受験勉強を始めました。当初は酷い成績でしたが、高2に入り本格的に取り組む中で、どうせなら日本一の大学を目指そうと思い、夏頃に東京大学を第一志望校としました。進学選択制度と、受験科目に自分の得意な地理歴史が2つあったことが大きな魅力でした。共通テストの点数は決して良くはありませんでしたが、圧縮されるうえに自分は2次型だと思っていたので直前期もモチベーションを維持できました。
教科別の勉強について
東大文系では間違いなく最重要教科だと思います。純ジャパですが私は英会話スクールにも通っていたこともあり得意科目でした。過去問は9月から10年分ほどやりました。一度得意になると安定する科目です。単語はもちろんのこと、長文読解や構文理解、英作文などあらゆる面に力を入れましょう。リスニングに関しては普段海外YouTuberの動画を観たりやBBCを聴いたりしていました。私は1A→4B→1B→2B→3→5→2A→4Aの順に解きましたが、結局は自分に合った順番を模試や過去問を通じ発見するのが一番です。
差が比較的つきやすいですが、今年のように難化するとつきにくい科目のように思います。私は大の苦手科目で模試の偏差値は毎回40台でした。東大頻出分野で言えば確率や整数よりも、微積や関数などに力を入れました。復習は重要です。
他に比べれば差がつきにくい科目ではありますが、軽視しすぎると痛い目にあいます。特に古文単語や漢文句法などは早めにマスターすることをオススメします。私は毎回模試で漢字問題を落とし、疎かにしていたおかげで直前期に漢字の学習に貴重な時間を取られたので気をつけてください。現代文は基本的に林修先生の授業がお勧めです。
一番の得意科目で好きな科目でした。数学とは逆に模試ではほぼ偏差値65を切ったことはないと思います。私は高2までに通史を終わらせ、以降は荒巻豊志先生の授業を受けながら教科書学習を中心に進めました。かなり完成していた方なので、高3の夏以降は他教科に時間を割きました。ただ歴史用語を覚えるのではなく、互いに関連させながら大局的な視点で理解することが大切です。
好きでしたが、並外れて得意ではありませんでした。一通りの学習を終えた後、資料集やデータブックなどで知識を補強し、不安だった単元に重点を置きました。9月以降は過去問を解き、よく復習しました。また国語力が非常に重要なので、模範解答などで用語の使い方や定型表現を修得しておくことを勧めます。さらに近年の東大地理では環境問題を含む時事的要素が問われる傾向があるので、普段からニュースや新聞に目を通しておくと良いと思います。
■東進東大特進コースについて
受講講座
東大特進コースに高2の夏から通い始め、多くの講座を受講しました。以下はそれぞれについてです。
- 東大現代文(林先生):現代文は勘で解くのではなく、論理的かつ安定的な解き方があることを気づかせてくれました。毎回扱う過去問とその論理的で分かりやすい解説を繰り返し、復習をしっかりすることで読解力と答案作成力が着実に鍛えられました。添削・採点も丁寧なのでオススメです。
- 東大古文(栗原隆先生):第Ⅰ期講座の資料集は重要古文単語や古文常識がまとまっており直前期まで愛用しました。添削演習は難度が高い分、しっかり力がつきます。復習も忘れずに(12月に扱った文章が本試でも出題されたので、難なく対応できました)。
- 東大漢文(寺師貴憲先生):第Ⅲ期講座のテキスト巻末付録は頻出句法や漢字の意味が掲載されており、古文同様試験直前まで役立ちました。つい軽視しがちな漢文ですが、この講座を受講することで基礎からマスターすることができました。
- 東大世界史(荒巻先生):神講師による神授業。プレ講座を受講することで、教科書や資料集などの文字だけでは理解しにくい世界史の流れが、荒巻先生の体系的で壮大な説明のおかげで掴みやすくなります。論述編では、知識がついている前提の下で600字論述の書き方を根本から教わることができました。今年度は例年の600字論述が消えてしまって残念でしたが、授業は大いに役立ちました。
- 東大地理特講(村瀬哲史先生):授業では定期的な指名のおかげで適度な緊張感を持って授業に臨め、集中力が長続きしました。テキストには東大過去問に加え東大本番レベル模試の過去問や他国公立大学の良問が厳選されており、復習をしっかりすることで頻出論述テーマが身に付きました。
東大本番レベル模試
解答用紙が本試そっくりなうえ、返却が非常に早いので助かりました。解説授業でさらに理解が深まります。また、個人成績表には志望科類の中での自分の位置や合格までに必要な点数を知ることができ、以後の学習に役立ちました。
過去問演習講座
25年分受講しました。すぐに問題や解答用紙を印刷できるうえに、独学では難しい記述添削がついてきます。私は添削が5日ほどで帰ってくる度に復習をしていました。何よりも良いのは有名講師による詳細な解説授業があることです。特に地理の山岡信幸先生は最新の統計を用いて関連テーマを深掘りして下さったのでとても助かりました。オススメの講座です!
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
よく言われることですが、模試の判定に一喜一憂しない方がいいです。私の周りでも実際にE判定でも合格している友達もいます。一番大事なことは東大に受かりたいという熱意を強く持ち続けることです。また、勉強と休憩とのメリハリをつけましょう。私も眠たい時は10~20分程仮眠を取っていましたし、その方が効率的です。あと睡眠は必ず6時間程度確保し、体調には万全を期してください。私は夏休みにコロナにかかり、大事な東大模試を受けられずかなり悔しい思いをしました。最後に、入試日にはやはりSNSを使用しない方がいいでしょう。私は2次試験1日目の数学が難化し0完で絶望したにもかかわらず、気になって夜にXを見たら易化したという投稿を多数発見し、精神的なダメージを食らいました。
受験勉強は非常につらいものですが、最終的に合格を頂いた時の達成感はそれに見合うものです。ここまで読んで下さった皆さん、ありがとうございました。合格を心より祈っています。頑張ってください!