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神奈川県 私立 サレジオ学院高等学校 卒
東京大学 文科一類

中司 雄貴さん

■センター試験得点 803点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 80 33 73 39 43 =268/440点
自己採点 75 40 65 35 38 =253/440点

■受験した感触・・・ 世界史の第三問で3つわかんなかったし、最後の英語は解答になんの自信もなかったから落ちたと思った。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 C 文科一類 C 文科一類 C 文科一類 B

コツコツと努力する

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志望動機

 高校1年生のとき、私の学校では将来の進路について考える機会がとても多くありました。当時はコロナ禍で政府の国民に対する政策がニュースでも多く報じられ、私はこれを支えている官僚に興味が出てきたので、官僚になる人数が日本で最も多い東大を志すようになりました。

高校2年生

 私は部活動に所属していたのですが、引退が高校3年生の5月だったので、周りよりも早く受験勉強を始めるべく、高校2年生の夏から本格的に受験勉強を始めました。高校2年生の間は英語と数学に絞って勉強しました。英語は単語・熟語、文法、構文、長文、英作文の順で参考書を用いながら行いました。数学は普段から網羅系の参考書で学習を進めていたのでこれを夏休みで仕上げて、秋からは応用を少しずつ進めていきました。部活の予定は土日にも入っていたので、勉強時間は平日3時間、休日5時間程度でした。しかし、東大は記述問題が多く、独学で勉強をするには限界を感じたので、高校2年生の2月から東大特進に入りました。受講した科目は英語、現代文、漢文、世界史、地理です。

高校3年生

  • 4月〜夏休み前

5月までは高校2年生とあまり変わらない勉強でしたが、5月に受けた模試において、リスニングで壊滅的な点数を取ってしまったので、あわててリスニングの対策を始めました。6月からは一日の勉強時間を増やしていき、英語と数学は過去問に入る準備を、その他の科目はセンター試験の問題を使いながら基礎を埋めていきました。

  • 夏休み

夏休みはとても長いものであり、ずっと家に引きこもって勉強をしていると気が狂ってくるので、私は東大特進の現代文と世界史の授業を活用しました。家が東京から遠いところにあったのでちょっとした遠足気分で授業を受けに行きましたが、ここで受けた授業に感銘を受けて、以後はこの2科目はずっと授業を受けるようになりました。東京で授業を受けるというのはとてもいい気分転換になったと思います。

ここからは全科目過去問に入っていきます。英語と古典の添削は学校の先生にお願いをし、その他の科目は東進の過去問演習講座や東大特進の授業を利用しました。私は11月頃に急に過去問が解けるようになるという現象が起きたのですが、これは今までの基礎が東大の問題の解き方の研究によって成果を発揮し始めたことを意味していると私は思います。これが起きるとこのあとの共通テスト対策にある程度心の余裕をもって臨めるようになるので一つの目安にしてみてください。

  • 冬〜共通テスト

よく共通テスト対策は1ヶ月前とか人によっては2週間前とか言われますが、私は苦手科目に関しては11月頃から少しずつ始めるほうがいいと思います。文系であれば理科基礎、理系であれば社会がそれに該当すると思います。知識系に関しては知識を入れる段階が必要ですが、基本的には予想問題などでの演習をすすめます。私は私大を共通テスト利用でおさえたかったのでかなり力を入れて対策しました。

  • 共通テスト明け

無事私大を共通テスト利用でおさえることができたので、直前期は東大の対策に集中できました。勉強内容はまだ伸びしろの大きかった社会と英語に特に力を入れました。社会は1日6時間ほどで今までの復習を中心に、英語は1日3時間ほどで2日で1セットの東大模試の過去問やAI予測問題演習などの新しい問題を行っていました。国語と数学に関してはどちらも復習を中心に行いました。

■東進東大特進コースについて

授業

  • 英語

宮崎尊先生は英語の読み方から英作文や自然な和訳まで丁寧に指導をしてくれます。添削も本番に近いものなのでとても良かったです。

  • 現代文

林修先生の、現代文を「解く」ことに焦点を当てた授業は目から鱗が落ちるほどのものなので是非受けてほしいです。添削もとても丁寧でした。

  • 漢文

秋に漢文でスランプに陥っていた時に前期総集編講座を受けたところ、漢文の解き方を確立することができて漢文を得点源にすることができました。

  • 世界史

荒巻豊志先生の授業は必要ならば高校世界史を超えたところまで解説され、とても興味深かったです。授業前には答案の指導を、授業後には度々質問をするなど本当にお世話になりました。

  • 地理

村瀬哲史先生の授業は独特の喋り方などでとても面白く、また、東大地理における頻出問題を網羅することができます。

過去問演習講座

 学校が長期休みのときなどでも添削を受けられたのでとても重宝しました。解説授業もとても質が高く、非常に良かったです。

東大本番レベル模試

 非常に本番の形式に近かったです。何よりも返却が早いので、記憶が新鮮なうちに復習できたのが良かったです。

東進リスニングアプリ

 本当に優れています。音の割れ具合が本番さながらなのでこれをやれば安心して臨めます。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私が合格できた要因は、一番はコツコツと勉強をしてきたからだと思います。特に数学に関しては中学生のときから網羅系の参考書を少しずつ進めていたのが大きいです。ゴールから逆算して中間の目標と小さな目標をたて、その通りに実行するのが良かったです。また、もう一つ大事なのは自分なりの東大の問題へのアプローチの仕方を確立することです。授業や参考書に様々なやり方が載っていますが、それが必ずしも自分と合うとは限らないので、是非みなさんにも自分なりのやり方を模索してほしいです。