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神奈川県 県立 横浜翠嵐高等学校 卒
東京大学 文科二類

小松 碧さん

■共通テスト得点 880点/1000点

■共通テスト得点選択科目 日本史 地理 化学基礎 生物基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   日本史   地理  
開示得点 64 28 80 47 39 =258/440点

■受験した感触・・・ 数学なんで解けないんだろう。でも差はつかなそうだったな……リスニングだめだぁ(泣)

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 A 文科二類 A 文科二類 A 文科二類 A

最短経路をめざせ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 受験生って毎日十何時間も勉強しているイメージが強いですよね?でも私が数えた限り一日の最高の勉強時間は7時間で、(しかもこれは高校一年生のとき)何日も続いたことはありません。どうしてこんなに勉強しないで学力がついたのか。私の受験生生活が皆さんのモデルになるとは正直思えませんが、私なりに合格のためにしたことをこの体験記には書こうと思います。何か役に立つことがあれば幸いです。

学校とのつきあいかた

 私の通った高校は数学の進度がとにかく速く、網羅系参考書が予習課題として長期休みによく出されていました(この数学の予習課題をするためだけに私の一日の最高勉強時間が夏休みに記録されました)。ここでめげずに課題をほとんどこなしきったことが後々の数学力にいい影響を与えたと思います。また、一年生のときに理科基礎のテスト勉強を真面目にしていたので共通テストで困ることもありませんでした。学校の課題は折角の機会なので提出するついでに自分の学びにしようと考えていました。自習は期限やテストがないので思うように進まないことがありがちですが、学校の小テストや定期テスト、提出課題はついていけば勉強が勝手に進むので当たり前ですが疎かにしないほうが良いと思います。

とにかく実践的な演習と逆算思考

 高校二年生から東大本番レベル模試をできないなりに受け続けたことはアドバンテージになりました。私の場合、東京大学文科二類を志望したのは高校一年の冬、文理選択と同時なので、志望が固まってすぐに二次試験の傾向を知ることができました。時間配分を決めたり解く大問の順番を試したりする場として模試以外に最適な場はありません。また、二次試験の取りたい点数から逆算して、今自分が何に注力すべきか常に考えて勉強を選択するよう心がけていました。ぶっちゃけ、東大に合格するためにできるようにならなきゃいけないことは東大の二次試験(プラス一応共通テスト)だけです。私みたいに勉強の量を確保するのが苦手な人は特に、無駄なく本番の点数を上げるために常に分析し続けましょう。

いつも使う参考書をつくる

 何かわからないことがあったときにこれさえ開けば絶対大丈夫、という参考書を日本史、地理、理科基礎ではつくりました。わからなかったところを付箋に書いて貼れば自分用のスーパー頼れる参考書ができます。また、分厚い参考書を何度も何度も開いて、全部見覚えのあるページになったときには何物にも代えがたい安心感があります。不安になって買った問題集は大して進まないので、これ!と決めるのがよく言われるように定石だと実感しました。

私立大学との向き合いかた

 とにかく解答速報を調べるな!!!!SNSで他の受験生の手応えを調べるな!!!!これに尽きます。一度検索すると止まらなくなって、ソワソワして勉強が手につかなくなります。そもそも国公立志望で対策してきた時間が少ないのだから気にしすぎないこと。あと、癖のある問題を出す大学学部はそれなりに対策していくか、避けるのが無難なような気がします。できなくても落ち込まないように。受ける前から模試の判定で合格を過信しないように。

 最後に、誰だってモチベーションを維持して毎日勉強するのは難しいです。だからこそ、今、やる気のある時に将来に貯金をつくる気持ちで勉強してみよう!

■東進東大特進コースについて

東大本番レベル模試

 高校二年生から受け続けました。他の東大模試と比べて返却が圧倒的に早いので復習がしやすく、自分の立ち位置もすぐに分かります。

過去問演習講座

 自分の得点が一覧で見れるのが個人的に良かったです。どの教科であと何点とれば目標点になるか毎日みていました。解説授業はわからなかったときだけ観るようにしていたのですが、とくに林修先生の現代文は解答のプロセスを解説していてためになりました。

授業

 山中裕典先生の東大日本史(東大特進)、志田晶先生の東大対策文系数学(東進衛星予備校)がとてもわかりやすかったです。
  • 東大日本史

東大では頻出テーマの土地制度が自分で勉強しても全くわからなかったのですが、山中先生の図解によって時代の流れを整理して理解することができました。一貫性のある論述の解答方針をを教えてくださるので、問題を解くときは頭の中で山中先生ならこう言いそうだな……と考えていました。

  • 東大対策文系数学

少し背伸びして受け始めた授業で、解説を聞いて板書を写しながら成長ができました。∴や∵の記号の使い方、同値など数学的な考え方が一から学べました。

担任の先生

 模試の前後で面談をしていただき、目標設定、振り返りをしました。勉強の進捗や不安なことを都度話すことで自分を客観視する機会になりました。直前期、お守りをいただき(!)ペンケースにつけて、見るたび担任の先生を思い出し、担任の先生のために頑張ろうと机に向かえました。本当にあらゆる面のサポートをしてくださいます。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 毎日必死に勉強しているときは自分は一人で戦っていると心のどこかで思いこんでいましたが、合格の報告を家族や学校の先生方、学校の友人、東進で担任をしてくださった先輩にしたとき、心から喜んでくれている姿を見て、こんなに沢山の人が応援してくれていたんだ、と嬉しくて泣きそうになりました。一人では不安な気持ちになることもあります。でも、あなたを心の底から応援する人が周りにあなたが思うよりずっと多くいるよ。応援しています。