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広島県 私立 広島学院高等学校 卒
東京大学 文科二類

五十嵐 康佑さん

■センター試験得点 点/900点

■センター試験得点選択科目 世界史 日本史 化学基礎 生物基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 75 41 70 37 44 =267/440点
自己採点 69 45 75 38 45 =272/440点

■受験した感触・・・ 多分大丈夫だろうと思うが、数学のミスが多すぎて心配。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 総合点 志望学類 総合点 志望学類 総合点 志望学類 総合点
文科二類 183 文科二類 185 文科二類 195 文科二類 231

帳尻を合わせる

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

はじめに

 模試成績を見ていただいても分かるように、私は東大受験者の中で決して優秀な方ではありません。高1の後半まではほとんど勉強していませんでしたし、始めてからも高2の春と高3の秋に大きく中だるみしてしまいました。センターもあまり伸びず、運が良かったためにたまたま入試を突破することができたラッキーなだけの受験生、それが私です。ですから、この体験記は東大を志望してはいるものの余裕合格は当然不可能……しかし諦めきれない、勝負することのできる状態に持っていきたいという皆さんに捧げたいと思います。

教科ごとに

  • 英語

苦手意識を持っていました。原因はでセンターレベルの単語、文法を身につけた後何をやってよいかわからず、漫然と学習していたからだと思います。高3になり、二次対策が本格化して壁にあたり、大問別に真剣に取り組んだところ、最終的にはある程度勝負できたのではないかと思います。これは国語、とりわけ現代文でも言われることですが、最終的には「自分なりの方法論の確立」が重要になってきます。参考書や講座で有用な他者の方法論を学ぶのもよいですが、最終的には自分であがいてフィットするやり方を探すべきです。僕は1A、4Bではある程度それが出来た自信がありましたが、1B,5に関してはあまり出来なかったと思っています。これが英語を得意科目にできなかった要因でしょう。1からやるのは大変だと思うので、宮崎尊先生の講座等を活用することを勧めます。リスニングについて、強調しておきたいと思います。東大同日体験受験をした高1や高2のみなさんの多くは、「これを満足に得点できるようになるのか」と不安に思うでしょう。私もそうでした。しかし、リスニングは1~2年間十分な時間をとり、多くの教材に触れて1つ1つを丁寧に復習すれば必ず得点源になる箇所だと思います。最適解を見つけるべくあがいてください。

参考までに、東進の過去問演習講座の点数は18年度から順に87、68、87、90、72、78、94、86、87でした(9月に17年度から開始)。

  • 数学

そこそこ得意で(だと思っていま)した。本番では熱が出ていた(後述)のもあったのですがミスを連発したので偉そうなことは言えませんが、近年の入試では最も得点源にすべき科目です。保険をかけすぎて高3の4月から基本レベルの参考書の例題(3周目)をやってしまったがために過去問演習が疎かになってしまったことが心残りです。なので受験生の皆さんには高3の4月には基本事項を全て押さえ、そこからは演習に専念することを勧めます。私は基本レベルの問題集をやった後に標準レベルの問題集を2周ほどしました。秋から過去問演習に入ることができれば、入試本番を心配なく迎えられると思います。

参考までに、東進の過去問演習講座の点数は18年度から順に57、54、58、22、55、13、31、62、39、74でした(10月頃に17年度から開始)。13って。

  • 国語

得意でした。ですが得意不得意に関わらず国語はほぼ全ての受験生が最も時間をかけない科目であると思うので、少しにしたいと思います。まず現代文から。東進衛星予備校で「東大対策国語」をとっていたので夏まではそれを進め、そこからは東大特進の講座や過去問演習講座をやっていたら、いつのまにか2月が来ていました。センターに関しては、二次対策をしていればいずれ評論で苦労することもなくなったので何もしませんでした。古典についても同様で、センター対策が十全にできていれば二次の問題で苦労することはあまりないと思います。解答の作り方には気を付けて。

参考までに、東進の過去問演習講座の点数は18年度から順に73、60、63、84、85、84、72、67、86、84でした。(9月頃に17年度から開始)

  • 世界史

大の苦手でした。センターでも二次でもモノを言うのは知識だと思ったので、「ハイレベル世界史」を受講して事項を書いて覚えて一問一答で確認して……と考えていましたが合わずに大失敗。結局教科書をまとめたノートを音読するという、自分に合った勉強法を見つけたのは高3の冬でした……。そこから勉強時間の3割を割いて没頭。センターには間に合いませんでしたが二次には何とか間に合いました。暗記系は自分に合った勉強法を見つけることが肝心だと痛感しました。

参考までに、東進の過去問演習講座の点数は18年度から順に30、35、33、30、22、39、34、45、34、35でした(1月頃に17年度から開始)。

  • 日本史

大の苦手でした。世界史の所でも述べた通り、暗記が不得意だったのでセンターでも大失敗(なんと80点!)、二次対策でも苦労しました。「東大日本史」や過去問演習講座を受講すればなんとか二次までに最低限の対策ができると思うので、それらがオススメです。

参考までに、東進の過去問演習講座の点数は18年度から順に39、30、31、39、33、32、41、23、39、39でした(世界史と同時期に開始)。

■東進東大特進コースについて

 英語(リスニング)、古文、現代文、世界史をとっていました。森田鉄也先生のリスニングの授業では、問題を解くときの姿勢を学ぶことができ、かなり参考になりました。受験生の皆さん全員におすすめしたい授業です。現代文の授業は良質の演習を増やすことができるので、現代文に多く触れたい人はとってもいいんじゃないかと思います。
 また、東進東大特進コースが刊行している合格体験記は、成績が振るわず落ち込んでいた時の励みとなり、大変重宝しました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 数学の所でも述べたように、僕は受験前日に熱を出してしまい、最悪のコンディションで受験をすることになってしまいました。それを避けるためにも直前期には本当に体調を優先するべきです。一時期無理して勉強時間を増やすより健康的に、コンスタントに勉強を続ける方がずっといいです。受験生の皆さんが上手く計画を立て、健康的に受験を終えられることを願っています。頑張ってください。