■共通テスト得点 881点/1000点
■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 物理基礎 化学基礎
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
62 |
+ |
28 |
+ |
71 |
+ |
37 |
+ |
45 |
=243/440点 |
自己採点 |
68 |
+ |
38 |
+ |
60 |
+ |
41 |
+ |
38 |
=245/440点 |
■受験した感触・・・ 数学易化かと思って絶望していたが、X見たらみんな解けてなくて安心。リスニングで再び失敗。自己採点は甘々です。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科二類 |
A |
文科二類 |
B |
文科二類 |
C |
文科二類 |
C |
自分と向き合い、自分と戦う
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
東大を志望した理由
私は早稲田大学の系列校に所属しており元々早稲田大学への進学を考えていましたが、高一秋に全国統一高校生テストで東大文二A判定を取ったことで、もしかしたら自分も東大に行けるのかもしれないと考えるようになり東大を第一志望としました。
高二までの勉強と成績
高一の頃は学校の定期試験に全力投球しました。中学の頃は定期試験の順位は140位くらいで、私の高校は東大合格者が30人程度であるため東大には程遠い成績でしたが、高一の2学期には20番台となり、東大を目指すための基礎学力がここで身につきました。高二の頃は、私の高校は中高一貫で範囲学習を高一までにほぼ終えていたため高三生向けの試験ではいい結果を出すことができ、高二東大本番レベル模試と共通テスト同日体験受験、東大入試同日体験受験では全てでA判定を取れました。高二生向けの模試ではD判定などを取っていましたが、この事実から目を背け続けてしまいました。いい結果の模試ではなく悪い結果の模試を自分の実力の現れだと考えるべきだと思います。
高三での勉強(全般)
前述した大量のA判定のせいで完全に油断してしまい、6月までの勉強時間は高二の頃より少ないものになってしまいました。こうなると当然成績はぐんぐん下がり、夏休みには流石に危機感を持ち始めました。しかし、勉強を始めようと思ってもスマホに手が伸びてしまいなかなか始めることができませんでした。そこで、まずは少しの時間でもいいから勉強時間を増やし、それに慣れたら翌日はさらにもう少し増やすという方法をとることで夏休みからは必要な勉強時間を確保することができました。秋以降は、最低限の勉強時間を定め余裕がある日はそれを大幅に超えて勉強することで量の確保を行いました。過去問演習は高三の夏から少しずつ始め、秋から本格的に行いました。世界史は20年分、地理と数学は15年分、国語は10年分、英語は5年分行いました。英語は本番崩れたのでもっとやった方がいいと思います。
科目ごとの勉強
苦手科目でした。高三での英語学習は基本的に学校の授業などの復習に終始しました。単語は高二までに単語帳をほぼ終わらせていましたが、授業で知らない単語や文法事項が出るたびにノートに書き留め、時々見返すようにしていました。これにより単語の知識は増えましたが、東大に出ないような難しいものもあったので取捨選択はするべきでした。(早稲田法学部を受けるときには大いに役立ちました)
範囲学習は中三で終わらせ、その後は学校で配られた問題集と市販の問題集を二周ずつしました。
一応得意科目でした。東京、実教、山川の教科書(この順でおすすめです)を買い、因果関係を意識しながら熟読して本質的理解を目指しました。流れの記憶が重要だと考え、教科書を時間制限して読み、書かれている内容の要約を紙に書きました。それと並行して東大特進の授業で論述問題の問題文の読み取り方や論述の書き方を学びました。
秋までは学校と東大特進の授業の復習に終始し、共通テスト以降は過去問演習を行いました。地理は過去問の類題や似たような考え方をする問題がかなり出やすく、15年分を3周しました。歴史に比べると最低ラインの点数を確保するまでの勉強時間が少なくて済むので、時間がない人にはおすすめの科目です。
現代文は学校と東大特進の授業の復習に終始しました。古文は苦手科目でしたが、夏休みに単語帳を2冊読み込み、文法の基礎事項を覚え直したことで穴にはならずに済みました。
■東進東大特進コースについて
講座
荒巻豊志先生の東大世界史は緊張感がありながらも自分で教科書を読んでいるだけでは見つけられない視点を与えられる点で雑談も含めて非常にためになり、歴史が好きな自分としては今年も受けたくなるような面白いものでした。リード文や問題文を精密に読み解く方法や論理のしっかりした論述を書く方法を学ぶことができます。林修先生の東大現代文を受講したことで、フィーリングで答案を書くことをやめ、論理の精密な把握を行ったうえでの答案作成を目指すようになりました。最初はやや苦戦しましたが、授業のたびに答案が添削されて返ってくるので自分の答案を見直して反省し、秋ごろに現代文の実力が大幅に向上させることができました。村瀬哲史先生の東大地理特講は、短い時間ながらも東大地理に頻出の論点を学べました。地理はあまり参考書等が充実していないので貴重だと思います。
過去問演習講座
過去問はかさばるので、スマホで解答解説を見られるのは魅力的でした。提出してすぐに解説授業を受けられ、提出した答案が遅くても5日、早いときは2日ぐらいで返ってくるので効率的な復習を行えました。過去問をたくさん解く予定のある人は利用した方がいいと思います。
東進リスニングアプリ
本番は練習でやっていたほどではないけれどまあまあ音質が悪かったので雑音入りリスニングを毎日聞いて「高地トレーニング」をした方がいいと思います。英米以外の話者が入ってるのも良いですね。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
努力量と成績は必ずしも比例しません。模試で頑張って勉強した科目で悪い点数を取り「あんなに頑張ったのに……」と悔しく思うこともあります。しかし、勉強すればするほど本番でその科目で成功する確率は上がります。本番で運悪くその科目で失敗することもありますが、東大の二次試験は五科目、共通テストに関しては十科目あります。全部の科目で失敗するなんてことはそうそう起こりません。全科目の勉強を頑張って本番で成功する確率を上げれば、本番できっとどれかの科目で当たりを引くことができ、受かります。1つの模試がたまたま悪かったからといって自分の努力を否定し、諦める必要はありません。頑張ってください。