■センター試験得点 829点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
69 |
+ |
43 |
+ |
53 |
+ |
38 |
+ |
44 |
=247/440点 |
自己採点 |
66 |
+ |
35 |
+ |
60 |
+ |
30 |
+ |
35 |
=226/440点 |
■受験した感触・・・ 裏ドラ12枚乗れば数え役満で勝てる(実際に友人に送りました)。そのくらいダメだったと諦観。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科二類 |
D |
文科二類 |
D |
文科二類 |
C |
文科二類 |
C |
ピンチのときほどふてぶてしく笑え
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
東大を志望した時期
やりたいことが不鮮明だったことと周囲の東大志望の友人の影響を受け、高3の6月に進学選択のある東大に決定しました。そのため、かなり出遅れを感じ、最後まで「このままで間に合うのだろうか」という不安を感じていました。時期に関して言えば早いうちからやって損はありません。しかし肝心なのは「間に合わないかもしれない」と思っているならば何かすることだと思います。特に秋以降はこの焦りが常にありましたが、投げ出さず都度目の前の弱点に向き合い続けたことが合格につながったのだと思います。この焦りへの私の態度こそが「ピンチのときほどふてぶてしく笑え」でした。間に合わないかもしれないと思うのではなく、間に合わせるにはどうすればよいのかを考える、と発想を逆転させてやっていました。あわせて、『限りなく灰色へ』という曲の「美学とかプライドとか語る前にやれることやっていけ」という歌詞を何度もかみしめていました。とても私の心に刺さった曲です。
各教科の勉強について
「あの先生の講義をとっていないから受からない」「あの参考書は必須だ」などといった考えを捨て「目の前の課題を処理し続ける」というスタンスでした。自己分析し、演習量よりも弱点克服を重視しました。また、どの科目も(特に好きな科目は)つい120%まで完成させようとしてしまいがちですが、完璧さを求めるのではなく苦手分野と逃げずに向き合うことのほうが点数につながると感じました。
古文の単語帳を空き時間にやっていました。冬ごろから過去問を解いていくうちに、単語帳の見出し語だけでは不十分で、類語や対義語として補足されているものが必要だと感じたため、直前期の空き時間はそちらに注力していました。英単語や世界史にも言えることですが、初めからすべて覚えようとせず、少しずつやるのが効率的だと感じました。国語は自己採点がしづらい科目ということもあり、勉強していて最も不安に感じました。
夏休み前までに「数学ぐんぐん」の講義を受け、夏休みと秋はそのテキストの2、3周目をしていました。複数の問題集を解くのではなく同じ問題を解き直すことで精神的にも余裕を作っていました。他科目に追われ解かないでいると衰えるので週に1回でも一度やったものを解きなおすとよいと思います。
東大を志望し始めたのが遅かった分もっとも苦戦しました。一度網羅型の参考書で学習をし、秋頃は共通テストレベルの分野別問題集を解いて定着を確認していました。東大地理は基礎的な地形や現象の理解が問われるので、基礎をしっかりと固めるのが重要だと思います。逆に言えば、記述型の問題演習を冬ごろからはじめたとしても、二次過去問を通してしっかりと分析ができれば伸びを実感しながら点数につながると思います。
通史を終えたのは3年の夏休みごろでした。主に教科書と資料集を活用しました。直前期には資料集の見出しからそのページにかかれた地図や図説を思い出せるようになっていました。ですが演習は不足気味だったので、インプットだけにならないように注意が必要だと思いました。地理との繋がりを感じながら学習できると効果的だと思います。
早いうちに二次試験の戦略を立てるべき、これにつきます。私の場合は時間がぎりぎりだったので、過去問を多く問いて確実に点が取れるような作戦を決めておいたほうが良いと感じました。単語帳はそこまで分厚いものをやる必要はないと感じ、その分リスニングを習慣づけていました。本番の音質はかなり悪かったので、それを考慮してリスニングで足をすくわれないようにしておくと安心です。
■東進東大特進コースについて
以下に受験期において有用だと感じた東進のコンテンツをまとめます。
東大本番レベル模試
回数が多いため、自分の定着確認として重要でした。返却も早いため、復習のしやすさも外せません。特に英語のリスニングの問題は本番を想定してイレギュラーに対応できるよう速度や音質、話者の癖などが設定されているため、本試験で想像以上の音質の悪さにも対応ができました。また、あまり言及されませんが、解答用紙の大きさや形式も再現されているので、その点でもよかったです。
数学ぐんぐん(長岡恭史 先生)
私が東大に志望校を決定したのは6月の東大本番レベル模試を受けてでしたが、それまで数学に自信があったにもかかわらず0完で偏差値45という結果でした。しかしその後秋まで数学ぐんぐんの受講と復習を徹底的に行ったことで徐々に数学における記述答案の作り方や東大数学の解き方を理解し、冬には難化しても2完を安定させられるようになりました。長岡先生の授業は同値性に注目した厳密なものであり、「なぜそうなるのか」という疑問を完全に解消しながらのものであるため、学習していて一切の苦がなかったです。数学での苦手意識を消し、再び自信を持てるようになったことは、精神面で非常に重要でした。また。講義の中では文系向けの問題であっても数Ⅲの微分法での解法が説明されることもあり、様々な角度から問題へのアプローチを学ぶことができました。本試験でも計算ミスがあったものの2完半まで解き切ることができ、またこの数Ⅲの微分法を使った部分もあったので非常に役立ったと感じています。
基礎強化古文(栗原隆 先生)
高校二年生のときに古文の苦手克服のために受講しました。基礎的な部分から読解に必要な要素を学習でき、共通テスト・二次試験問わずまさに基礎固めとして効果的でした。講師の栗原先生のリズミカルな覚え方や歌(?)は受験期でも忘れることがなく、またそのユーモアあふれる授業から初めに苦手意識があったにもかかわらず、古文という科目が好きになり意欲的に学習できました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
結局メンタルが一番大切だと思います。私は何かあったとき心を切り替える手段として「笑うこと」を決めていました。これは「ピンチのときほどふてぶてしく笑え」、「完璧さを求めるくらいなら、恥を知り、笑え」(いずれも勉強以外の娯楽から知りました)という言葉が気に入っていたからです。本番は嫌でも緊張します。その中ですぐに気持ちを切り替える手段を決めているのは重要でした。(マスクをしていたので場所を問わず思い切りふてぶてしく笑ってやることができました)。これを読んでわかる通り、勉強一筋である必要は全くありません。モチベーションを保てれば何とかなります。皆様の成功を祈っております。