■共通テスト得点 884点/1000点
■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 物理基礎 化学基礎
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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| 開示得点 |
80 |
+ |
41 |
+ |
73 |
+ |
37 |
+ |
36 |
=267/440点 |
| 自己採点 |
74 |
+ |
37 |
+ |
62 |
+ |
44 |
+ |
39 |
=256/440点 |
■受験した感触・・・ 英語の試験中、不合格を悟った。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
| 文科二類 |
C |
文科二類 |
B |
文科二類 |
C |
文科二類 |
C |
私の身体は受験に向いていない
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
苦しい状況下であっても
タイトルにもある通り、様々な要素から、私の身体は受験に不向きでした。まず私は空腹の際、論理的思考力・計算力・集中力が大幅に低下してしまい試験に悪影響が出ていました。試験前に多めに食事をとることで対策していましたが、満腹感を得てから次に空腹になるまでのスパンがケースバイケースで本試験は問題が配られてからの時間が長いために相当困っていました。次に、私の脳には雑念が多く、集中したいときに別のことを考えてしまうことが多々ありました。そしてイヤーワーム(脳内で音楽が再生されること)が頻繁に発生し、集中力がよく低下していました。これらの悩みを簡単に解消する方法を模索しましたがあまり上手くいかず一時は受からないだろうと絶望していましたが、そんな中でも合格できたのは「苦しい状況下であっても自分のできる限りの努力をし、それで不合格だったら仕方ない」という割り切りをして勉強を進めていくことができたからだと考えています。私と同じ悩みを持っている人は少ないと思いますが、ロングスリーパーの人や緊張しやすい人など、周りと比べて不利だと思う側面を自分の中に抱えている受験生は一定数いると思います。そのような受験生は、試験が近づくにつれて辛くなってしまうかもしれませんが、先述したように割り切ることで精神的に参らず勉強を進めていくことができるかもしれません。私はこのような悩みを理解してくれる人が周囲にあまりいなかったために、しんどい思いをすることが少なくありませんでした。この合格体験記がそうした悩みを抱えている受験生を救う一助となれば幸いです。
具体的な勉強内容
私は高校受験を経て洛南高校に入学し、大学受験に向けた勉強を始めたのは高1からでした。以下に軽く各科目の勉強内容を述べますが、時間がない東大受験生の勉強内容として参考になれば幸いです。なお字数の制約上、共通テスト対策には触れません。
最も重視した科目です。高1から「単語→文法→解釈→長文」の順番で参考書を使いながら取り組みました。高3の4月から東大や京大などの過去問を使いながら問題演習をして、駒橋輝圭先生のテストゼミも受講し難問への対応力を磨きました。英語は継続が重要だと感じ、リスニング・長文を可能な限り毎日するように心がけていました。
得意科目でしたが、ブレの大きい科目であるので勉強時間を0にはせず、直前期はできるだけ毎日1題以上解くようにしていました。数学の勉強の際は、解けなかった問題に対し「なぜ解けなかったのか・どうすれば解けるようになるのか」を徹底的に考えることが最重要だと思っています。
自分に合った参考書を見つけることができず、林修先生の講座を中心に学習しました。
苦手科目で、勉強時間に対する得点力向上も他の科目より見込めないと判断し、基本的な内容を学んだ後は、少々の演習問題に取り組んだだけでした。
教科書の内容を丁寧に説明した参考書で通史を高3の1学期まで取り組みました。その後は教科書を何周か読みつつ、論述の演習をしました。過去問は第2問と第3問を25年分取り組み、時間のかかる第1問は5年程度しか解きませんでした。
高2から村瀬哲史先生の参考書に取り組みました。抜けを発見した場合はこの本に戻って確認することを意識しました。高3は1年間を通して「東大地理特講」を受講し、過去問は高3の2学期以降本格的に解き、最終的には25年取り組みました。
■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて
授業
東大特進の授業は良質でほぼ全て東大対策に特化しているため二次試験の得点力向上に相当役立ちました。
解説が丁寧で採点基準も詳しく、難度の高い問題を演習できる良い機会でした。
- 東大完成特別講座(大問分野別対策)東大英語 第4問(A)正誤問題対策 パターン解法
良質な4(A)型の問題を大量に演習することができ大変助かりました。本番は6分程度で満点を取ることができ合格に繋がったと思います。
元々数学は得意科目でしたが、この講座によってより論理的な答案作りができるようになり、手の出ない問題への対応力を高められたと思います。
論理的に再現性の高い解法を提示していただけたので現代文の解き方がはっきりしておらず感覚的に解いてきた自分にぴったりでした。
分かりやすい解説をしていただけたので一度教わったことが頭に定着しやすく地理に時間をあまり割けない自分にとってとても有用でした。2月から東大レベルの問題を解く機会が与えられたことは、対策が遅くなりがちな地理の力を上げてくれたように思えます。
東大生スタッフ
定期的に電話で親身に相談に乗っていただき助かりました。私には直接交流がある東大生の先輩がいなかったのでその点でも非常にありがたかったです。
東進リスニングアプリ
リスニングが課題で毎日演習したい自分にとって、問題数が多いだけでなく雑音入りの問題が含まれ、インド英語を収録している東進のリスニングアプリは大変便利でした。音質が相当悪い場合を想定して演習することは、本番への不安を減らしてくれると思います。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
私は受験勉強を進める中で「周囲に振り回されない」ということを強く意識していました。勉強法は十人十色で、私のように特殊な状況下に置かれている人もいるでしょう。周りの勉強方法や勉強に対する姿勢については、もちろん参考になることも多いと思うので目を向けることは重要だと思いますが、あくまでも参考程度に留め、自分に最も適した勉強内容や勉強方針を確立しようとする姿勢を持つことが真に大切なことだと思っています。