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東京都 私立 攻玉社高等学校 卒
東京大学 文科二類

広常 航平さん

■センター試験得点 786点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 72 49 72 33 38 =264/440点
自己採点 65 45 60 38 37 =245/440点

■受験した感触・・・ いや微妙すぎる。最低点でいいから受かってほしい。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 C 文科二類 D 文科二類 C 文科二類 B

頑張れ受験生!!!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 得点開示前に執筆している&締め切りギリギリに執筆しているので参考になるかわかりませんが、勉強の合間の息抜きとして軽く目を通していただければ幸いです。

時期毎の勉強の仕方

  • 高2

それまでは定期試験前に勉強するくらいでしたが高2の春に志望校を東大に決め、同時に本格的に受験勉強を始めました。といっても部活も続けていたしそんなに大した事はしていなかった気がします。この時期は平日3時間、休日は5~7時間くらい、全科目でいわゆる基礎固めみたいな勉強をしていました。秋には東大の形式に触れるべく高3に交じって東大模試を受験しボコボコにされたりしました。

  • 高3春

部活も引退し、本格的に東大対策を始めました。東進では国語、世界史を受講し始めました。数学、英語は学校の予復習に加えて問題集を解いていました。この時期は平日5時間、休日は8~9時間くらい勉強していました。

  • 夏休み

塾に行きつつ夏休み前にやった内容の復習を中心に、東大模試に向けて勉強していました。一日10時間弱は勉強していたと思います。

東大模試の結果が割とよかった(東大本番レベル模試では普通にD判定を叩き出しましたが見なかったことにしていました)のをいい事に勉強をサボりだしました。机に向かう時間は春とそれほど変わっていませんでしたが集中力は低かったと思います。この時期から本格的に全科目で過去問演習を始めました。

  • 共通テスト前

私は共テに苦手意識があったので1か月前から本腰を入れて対策し始め、1月に入ってからは2次を全捨てして共テに特化しました。特に苦手だった数学と配点が高く重要な国語、放置していた理科基礎を中心にセンター過去問や問題集をゴリゴリ解き進めました。私はなんだかんだ1か月で90点くらい伸びたので共テ苦手勢もたぶん何とかなります。頑張ってください。

  • 2次直前期

時間がどんどん無くなっているのに勉強を進めるたびに穴がみつかる事に焦りながら過去問を解き進めました。私の場合は現役で東大に限らずどこかに進学したいという気持ちも強く早慶の対策にも時間を取られました。結局本番までやりたいと思っていた模試の復習を一部やり残し、不安と後悔に苛まれながら入試本番を迎えました。

科目毎の勉強の仕方(カッコ内は東大入試同日体験受験の点数です)

  • 国語(18←笑) 高2までは割と得意科目だという意識があったのですが上記の通り同日でありえないくらいの低得点を叩き出し自分が国弱である事を痛感しました。この時点で国語で大きく稼ごうとするのは諦め、周りに差がつけられないようにするのを心がけました。現代文はいうまでもなく林修先生が素晴らしいので信じてついていけば周りと差がつくような失点は減ると思います。古典はとにかく知識が重要で、単語や文法、句法が身についていないと失点を増やしかねません。逆に言うと直前期まで得点アップが見込めるので苦手な人も最後まであきらめず頑張りましょう。あと現代文も古典も過去問を解いたら絶対に添削してもらいましょう。自分の答案を見てもらうと、自分のミスの傾向(副詞の訳し抜け、助動詞の訳し忘れなど)に気づけます。
  • 数学(8) 苦手でしたが、問題集を何周か頑張って、気合で標準的な問題はなんとかとれるようにしました。少なくとも東大では難問が解けなくても大丈夫なので苦手な人は量をとにかくこなし、標準レベルの問題を確実に押さえられるようにしましょう。余談ですが私は易化したといわれる今年のセットで計算ミスを連発し、0完の偉業を成し遂げています。計算ミスをしないよう普段から気を付けましょう。
  • 世界史(31) 中高一貫校に通っていたのもあり得意でした。学校の定期試験対策も兼ねてインプットを進め、並行して東大特進でアウトプットを行いました。通史をできるだけ早く終わらせるのが重要だと思います。
  • 地理(19) 後回しにされやすい科目です。私も直前期に焦りながらやった科目の1つです。知識というよりはそれを応用する感じの問題が多いので、なれるためにも過去問演習が大事な科目です。これも誰かに添削をお願いしましょう。
  • 英語(57) 最も対策が重要な科目だと思います。120分で過去問演習をできるだけ多く通しで行なってスピード感に慣れるとともに自分なりの解く順番を確立しましょう。ちなみに私は5→4B→2B→3下読み→3→2A→1B→1A→4A(ほぼ勘)という順番でした。またリスニングも非常に重要です。私の本番の教室では音声の反響こそありませんでしたが、音質はクソ悪かったです。恐らく差がついているので小さい音で聞いたりするなど対策した方がいいと思います。

■東進東大特進コースについて

 東大特進では現代文、古文、世界史の授業と、東大本番レベル模試を活用しました。
 授業はどれも質の高いものが展開されています。オンラインは自分の都合にあわせて視聴でき、一時停止や視聴し直すこともできる利点があります。首都圏在住の受験生でも自分の都合によって対面とオンラインを受講し分けましょう。
  • 現代文(林修先生) 主に東大の過去問を用いて感覚で解きがちな現代文を論理的に解説してくださる素晴らしい授業でした。授業中の毒舌雑談も面白かったです。あと復習はちゃんとしましょう。私は復習をサボりまくった結果苦手意識を払拭できないまま本番を迎える事になってしまいました。
  • 古文(栗原隆先生) 歌いながら授業をなさるスタイルで最初はビビりましたが面白いしわかりやすく、添削も丁寧です。付録の資料も最強です。あと直前期の激励動画はめちゃくちゃ元気つけられるので必見です。
  • 世界史(荒巻豊志先生) おそらく受験生が聞けるものの中ではトップクラスに濃い東大世界史の解説が展開されます。生徒との双方向授業で、毎回授業後の帰宅前に先生に自分の答案を見せることになります。緊張感がありますが面白いです。合間の世界史に関する雑談も毎回興味深かったです。
  • 東大本番レベル模試 年4回開催されるうえとにかく返却が早く復習がしやすいです。判定が悪くても気落ちせず、復習に力を注いでください。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験生としての生活は長いようで一瞬です。特に高3の一年間はマジであっという間です。そのような限られた時間の中では、ちょっと気を抜いただけでも後々後悔する事になりかねません。実際私も直前期は「なんであの時ちゃんとやらなかったんだ」という後悔の連続でした。受かっていたからよかったですが落ちていたらその後悔は残っていたと思います。皆さんはやる事を完璧とはいわないまでもできるだけこなして、万全の体制で本番に臨めるよう頑張ってください。ここまでお読み頂きありがとうございました。陰ながら応援しています。