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岡山県 県立 岡山大安寺中等教育学校 卒
東京大学 文科二類

藤田 圭吾さん

■センター試験得点 789点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 0 0 0 0 0 =0/440点
自己採点 70 52 62 43 40 =267/440点

■受験した感触・・・ たぶん行けた。というか行けとってくれ!

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 C 文科二類 B 文科二類 E 文科二類 C

頭を使って戦略的に

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

受験を振りかえって

 自分は高3まで模試でずっと成績下位で、東大に楽々と受かっていくタイプとは程遠かったです。それに加え、私が所属していた野球部は校内で一番忙しく、時間に余裕がありませんでした。模試でも成績はあまりよくなくこの文章はそんな自分と同じような境遇の方に向けて書きました。前述したような自分が東大を目指すにあたって一番心がけたことは戦略的に勉強を進めるということです。また部活が毎日あり時間に余裕がなかったことで、隙間時間を徹底的に有効活用することを意識しました。以下は私が科目ごとに行っていた勉強方法や戦略です。

科目ごとの勉強法・アドバイス

(横に書いてあるのは自分の目標点です。)
  • 英語(80)

学校への行き帰りの自転車をこいでいる間や歩いている間に東進のリスニングアプリを毎日倍速で聞いていました。これのおかげで20点は安定してとれるようになりました。単語は電車の中で毎日暗記しました。単語は毎日コツコツ覚えていき高3の夏前には完成させ、読解などの他の分野に時間を回した方がいいです。英語が得点でいうと一番取れるのでここで確実に取れるようにしました。本番は失敗しました(笑)。

  • 数学(45)

東大特進と東進衛星予備校で数学の真髄をやりこみ、復習も3回しました。青木純二先生の言うように問題を見た時にどんな問題でも他の解法や答案の道筋を考えてから解くようにしました。東大の問題で即答できる問題はほぼ0なので日頃から未知の問題への対応力を高めておくことが大切です。東大の問題になれるほど解きやすくなるのでなるべく早めから過去問にふれることが大切な気がします。

  • 国語(65)

夏までは得意ではありませんでしたが、古文の単語と漢文の句法・単語を徹底的に覚えたことで古漢の点数が安定しました。(寝る前にYouTubeの時間を減らして50個以上は確認を行いました。)古文漢文は短時間で簡単に成績を上げることができるのでお勧めです。上記の3つを完璧にしたことで話が大体分かるようになり古漢の(1)の問題で得点がかなり上がりました。現代文は東大特進の林修先生の講座をフル活用しました。

  • 世界史(43)

教科書を完璧に理解することが高得点への最も近道です。とにかく何度も教科書を読み込んでください。シンプルですがこれが最強です。ちゃんと理解できていれば大体の問題は対応できます。苦手な人はまずは第3問で確実に点が取れるようにしましょう。模試の類題が出題されることもあるので模試の復習を完璧にすることもおすすめです。

  • 日本史(40)

日本史も教科書を完璧に理解することが最も大切です。とはいってもお雇い外国人の名前など東大日本史では聞かれませんからマニアックな知識は最悪捨ててもいいです。要は教科書を通じて時代の流れと重要分野の理解を正確に行うことが大事です。単語の一問一答をやるよりは論述で使える形での単語の理解(単語の意味)などを行う方がおすすめです。自分が書いた論述を友達と見せ合って指摘したりするといったやり方も有効です。


 上に書いたやり方もあくまで自分に合っていたやり方でしかないので皆さんは自分なりの勉強方法を身に付けて勉強することが一番大事だと思います。

■東進東大特進コースについて

 東大特進で役立った講座について説明します。
  • 現代文 東大現代文 林先生の圧倒的に分かりやすく、論理的な授業で現代文の取り組み方がわかりました。予習・授業・復習を丁寧に行えば受験生平均以上は確実に取れるようになるはずです。添削もあるので自分を客観視できておすすめです。自分のレベルに関係なく間違いなくとるべきです。
  • 数学 数学の真髄 東大数学への心構えについて学ぶことができました。解答と解法を1対1対応させたり、なんとなくでやっていた解き方を卒業して論理的に問題に向き合い、一番いい解法で解くことができるようになりました。通期講座の発展形であるので、通期を取っていない人は厳しいかもしれないです。
  • 英語 東大特進英語 文同士の論理関係が詳しく分かりそれに伴い、速読力も上がりました。ライティングの書き方や和訳に関する自分の常識をいろいろと覆され、とてもためになりました。知的な授業で面白かったです。
  • 日本史 東大日本史 解説と図解板書がとても分かりやすく苦手だった日本史を克服できました。添削を講師の山中裕典先生本人がしてくださり、とても丁寧でためになりました。論述の書き方の説明からしてくれるので苦手な人や論述を初めてすると言う人ほど受けるべきです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験は一問の不正解が不合格につながりうる残酷な世界です。終わった後にたら・ればを言って後悔しないように今できることに全力で取り組んでください。学問に王道なしです。辛くてもひたすら地道に努力を続けるしかありません。先にも述べましたが受験では、戦略的であることが最も必要なことだと思います。自分に足りないものは何か、どうすれば、どれで何点取ればいいのかということを考えて常に戦略的にかつ点に貪欲になってください。東大特進や東進を最大限に活用して合格を勝ち取ってください。皆さんに春が訪れるよう応援しています。