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埼玉県 県立 浦和高等学校 卒
東京大学 文科一類

小村 健悟さん

■センター試験得点 804点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 87 64 60 40 33 =284/440点
自己採点 70 50 55 37 28 =240/440点

■受験した感触・・・ 数学で計算ミス!易化した割にとれなかった。後期後期。。。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 A 文科一類 A 文科一類 A 文科一類 A

コツコツ“コツ”やる大切さ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 高校に入ってから何となく東大を目指してはいたが、東大を本格的に目指し始めたのは高2の秋ぐらいだった。どうせ行くなら最高峰という軽い理由と憧れが主な動機だった。将来は弁護士か外交官に何となく興味ありだったので文一にした。以下は公立高校出身の私の勉強法として参考にしてほしい。

国語

 古文漢文はひたすら基礎が重要。単語、文法、句法をしつこいほどやるべし。現代文は林修先生の授業についていけば足を引っ張ることはない(笑)。共通テストは配点がバカ高いので国語ゲーといっても過言ではない。私なりの攻略法は共通テスト前に古典を詰めまくってここで満点を取りに行くことだ。直前期に単語帳を一日一周するのもよいだろう。

数学

 得意苦手を含む個人差が大きいので、自分のやり方を見つけるのが良い。いくつかおすすめを紹介する。①(私がやっていた)問題集の難易度を少しずつあげて、直前期は過去問を周回する②一つの参考書を完璧にする③(以下は勉強法)「指針ノート」を作る。これはオススメ。解いた問題の核は何かを自分の言葉で言語化して記録することで、その問題の理解が深まるし、次に同じような問題に出会ったときに応用しやすくなる。④解いた問題の復習として、問題を見てどう解くかだけ頭で考えて、すぐに答えを見る。見た瞬間に解法が浮かんでくるまでそれを繰り返す。復習の効率が爆上がりする。お試しあれ。

英語

 最重要教科。点数がとりやすく安定しやすいため。高2までの勉強でおすすめなのが英検などの外部試験。短期目標が立つので効率よく勉強が進む。単語は単語帳を周回して出てきた単語を逐一書いて語彙を増やした。共通テストは解き方次第で10点は上がると思う。私は第5問(人物伝記みたいなやつ)から6,1,2,3,4の順にといた。1-4は情報処理で沼りがちなので後半に回すのもおすすめ。2次試験は慣れの勝負もある。自分の解き方を早めに確立して(私は4b→1a→2a→2b→3下読み→3→1b→5→4a)模試の過去問などで演習を積むのが吉。

世界史

 特に私のような公立高校の人は通史をできるだけ早く終わらせることが大切。私は通史が終わったのが共通テスト2か月前くらいだったので2次の演習の時間が足りず結局本番までに間に合わなかった。過去問は普通に解くのもありだが、例えば大問1なら15分で構想メモを書く練習をしてすぐ答えを見て、答えの暗記に徹するのもありだと思う(私はそうやっていた)。

地理

 過去問と資料集と向き合うのが最も点が伸びると思う。地理は意外と典型問題も多く出るので、苦手な人ほどここで落とさないようにするのが大切。ちなみに私は村瀬哲史先生の授業や山岡信幸先生の『山岡の地理B教室』(東進ブックス)を活用して基礎の定着を図っていた。

理科基礎

 学校の授業をきちんと受けていれば共通テスト1か月前でも間に合う。直前期は様々な対策本を漁って間違えたところは教科書に戻って随時復習した。

総合

  • 模試はどんどん受けたほうが良い。特に東進模試は返却が速いので復習に便利。模試を受けているときも学びがあるし、間違えた問題を復習しミスの再発防止を考えることが一番伸びにつながる。
  • アプリを使って勉強時間を管理するのもおすすめ。

■東進東大特進コースについて

  • 林修先生の現代文は絶対受けるべき。私は現代文がとても苦手でセンター過去問をひたすらこなせば何とかなるだろ、と思ったが、20年解いても全く手ごたえがなかった。次に様々な参考書を漁ったが全く効果がなく、現代文の成績はどんどん下がっていった。そんな時に友人の勧めで林先生の授業を受けてみることにした。先生の授業では、構造的に文章を分析し、生徒に無理のないかつ模範的な答えをどんな問題でも提示してくれるので、答えに疑問が生まれない。第Ⅲ期講座を通して集中対策により一皮むけた手ごたえがあった。本当にもっと早くからやっておけばよかった。
  • 武藤一也先生のリスニング講座は、いかに効率よくリスニング力を上げ点につなげるかがはっきり分かった。
  • 宮崎尊先生の英語では、日本語を介さない英語読解や、シンプルに書く英作文など、東大英語のノウハウが学べた。特に第Ⅳ期講座で各分野の解き方の復習ができたのが大きかった。
  • 村瀬先生の地理は重要なことを何度も何度も口にしてくれたので脳裏に深く刻まれた。
  • 寺師貴憲先生の漢文は基礎基本がまとまっていて直接点につながる授業だった。
  • 東進リスニングアプリはかなり優秀(笑)。東大のリスニングが聞きづらいといわれるゆえんは、恐らく東大のALTの先生が直接録音しているから音がこもるためで、東進のリスニングアプリはこれをかなり正確に再現してくれていると思う。
  • 世界史の高速基礎マスター講座はよくまとまっていると思う。隙間時間に第三問対策ができた。
  • 東進模試の返却が速くてとても助かった。あと、模試の頻度が多いので形式慣れという面でも本当にありがたかった。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 特に公立高校の人にアドバイス。中高一貫の子たちは難関中学入試を突破する才能があり、その上東大合格に向けてコツコツ努力するツワモノばかりである。そんな彼ら彼女らに食い込んで合格を勝ち取るためにはどうすればよいか。それは、コツコツ“コツ”努力することだ。やる気がある日はやれるだけ、やる気が出ない日は出来るだけ進め、あゆみを止めないことが一番大切だと思う。
 あとは、最後まであきらめないことだ。現役生は最後の1日まで伸びるといわれる。実際私も共通テストが終わってからの伸びはすさまじかったと思う。後期が終わる最後の1秒まで諦めなければ最後は勝利の女神が微笑んでくれるはずだ。応援しています!