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神奈川県 私立 浅野高等学校 卒
東京大学 文科二類

矢澤 翔平さん

■センター試験得点 829点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 90 25 76 52 47 =290/440点
自己採点 80 30 60 45 35 =250/440点

■受験した感触・・・ 最低点次第。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 B 文科二類 A 文科二類 A 文科二類 A

それぞれのやり方で

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大を目指したきっかけ

 それまでは明確な目標もないまま勉強をしていましたが、高1のとき、高校の担任の先生との面談で、自分は東大を十分に目指せる学力があると知って東大受験を決意しました。中高一貫校だったこともあって、周りに東大志望の同級生が多かったこともモチベーションになりました。

時期ごとの学習

  • 高1

基本は高校の宿題やテスト勉強をこなしつつ、余裕があれば英語長文や数学の網羅型の参考書を進めましたが、一日の勉強時間が少なく、途中で挫折することも多々ありました。

  • 高2

夏までは英数の基礎をひたすら固めました。秋の文化祭が終わったあとからは本格的に受験勉強を始め、英数も発展的な内容を勉強しました。世界史は完璧にするまでに相当時間がかかることを自覚し、通学中には一問一答型の問題集を周回しました。冬からはできるだけ毎日リスニングの勉強をするようにしました。(この習慣は直前期まで続けました)

  • 高3

春からは東大英語の過去問に着手し、世界史は先取りして戦後まで一通り勉強しました。6月に東大本番レベル模試を受けましたが、国語でひどい点数を取ってしまい、東進への入学を決意しました。夏からは数学の過去問を始め、世界史を一から復習しました。現代文は東大特進の受講だけで済ませました。秋からは国社の過去問をメインに行いました。英数は東大型の問題を1セットずつ定期的に解き、時間配分など実践的な感覚を養いました。12月はそのほとんどを共テ対策に費やしました。直前期は主に今までの演習の復習を行いつつ、初見の問題にも触れました。

科目ごとの学習・戦略

  • 英語

基本単語や文法は早めに完璧にしましょう。また、共テ・二次ともに時間がきついので、たくさんの英文に触れて速読力をつけることが大事だと思います。二次は4B→1A→1B→2B→4A前半→3→4A後半→5→2Aの順で解きました。特に、一気に解く必要のない4Aをリスニング前後に解くのはおすすめです。

  • 数学

英語と同様、早めの基礎固めが大事です。高3の夏以降、過去問25年と模試の過去問を解きましたが、一橋や京大の過去問に触れても良かったと思います。年度によって難易度が大きく異なるので、難易度に応じた時間配分を決めました。

  • 国語

現代文はだれか一人の先生の解法を習得し、ある程度決まったパターンで解けるようにすることが重要だと思います。古漢はあまり差がつかないと思ったので、基本的な知識を頭に入れた上で、演習は最低限に留めました。

  • 世界史

教科書をひたすら読み込み、自作のノートを作って新しく覚えた知識をまとめました。資料集を活用すると、タテ・ヨコのつながりがわかりやすくなります。余裕があれば二冊以上の教科書を併用してもいいと思います。

  • 地理

共テレベルの知識を入れた上で過去問演習を繰り返しました。この際、採点基準となる要素を意識しました。

受験勉強全体に関して

 インターネットには勉強に関する情報がいくつもあり、中には受験生は一日○○時間勉強しなきゃダメだ、とか、このやり方はよくない、といったものもありますが、皆さん一人一人は違った能力や個性を持っていますから、それぞれに向いている勉強法も異なります。そういった情報に(もちろんこの合格体験記にも)とらわれすぎず、日々の勉強の中で自分なりの最適解を見つけてください。

■東進東大特進コースについて

東大現代文

 林修先生は解法が一貫していて、先述した「解法の習得」をすることができました。また、普段本をほとんど読まない私でも文章の読み方が分かった気がします(参考までに、私の東大本番レベル模試の現代文の偏差値は32→46→55→54と、大の苦手だった現代文を、得意とまではいきませんがギリギリ戦えるレベルにはできました)。

過去問演習講座

 迅速な添削・解説授業はもちろん、明確な採点基準も役に立ち、演習・復習の質を数段階上げてくれました。

東大本番レベル模試

 返却が早く、本番の記憶があるうちに復習ができ、実施回数も多いため役に立ちました。特に、最終東大本番レベル模試は共テ後のリハビリに最適でした。また、ほかの模試(特に夏模試)は前年度の傾向に引っ張られすぎるきらいがありますが、東大本番レベル模試はむしろ新傾向の問題もたまに入れてくれるため、本番に挑むような心づもりで臨めました。

東大リスニングアプリ

 スマホ一台で気軽にリスニングの練習ができ役立ちました。ノイズが入っている音源もあって、本番の酷いリスニング環境に備えることができました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 当然のことながら、努力は必ず報われるとは限りません。受験とは、その中でどれだけ合格の可能性を上げられるかの勝負です。高3生は、勉強に手がつかないようなときもあると思いますが、一日一日を大切にして、好きな教科だけでもやるなど、力を出し切ってみてください。高2以下の方は、部活が続いていて、周りも受験のムードでない中勉強するのは大変だと思いますが、だからこそ、周りとの差をつけられる時期でもあります。後悔のないよう、頑張ってください。