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東京都 都立 立川国際中等教育学校 卒
東京大学 文科二類

菅野 統哉さん

■センター試験得点 点/900点

■センター試験得点選択科目 日本史 地理 物理基礎 化学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   日本史   地理  
開示得点 85 47 71 36 30 =269/440点
自己採点 80 40 70 35 35 =260/440点

■受験した感触・・・ 数学の答案思い出すたび間違い見つかる。明日うまく行かないとまずいな……。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 D 文科二類 C 文科二類 B 文科二類 D

E判定からの逆転合格

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は周りの人よりも受験勉強を始めるのがかなり遅く、高校二年生の1月、センター試験同日体験受験(現:共通テスト同日体験受験)の頃からでした。センター試験同日体験受験(現:共通テスト同日体験受験)・東大入試同日体験受験と受けましたが目標としていた点数には遠く及ばず、余裕のE判定でかなり落ち込みました。しかし、今考えてみるとここで酷い成績を取っていたことで、気持ちを切り替え、受験勉強に専念することができ、合格につながったのではないかと思います。
 以下、私が受験勉強をしていた中で、合格につながったと思うこと、これをしていなければより楽に合格できていたと思うこと、を簡潔に書いていきたいと思います。

していてよかったこと

  • 英語、数学を早い段階で仕上げることができたこと

コロナでの自粛期間(3月から6月頃)に英語と数学を集中的に勉強し、入試レベルに引き上げられたことでその後は定期的に軽い演習をするだけでよくなり、夏休み以降は社会や国語といった苦手科目の克服に多くの時間を割くことができたと思います。

  • 競い合えるライバルを持つことができたこと

学校の友人と模試の結果や勉強時間を共有し、競争しあうことで勉強に対するモチベーションを上げることができました。また、Twitterをやることで学校以外の友人を持つことができ、目標とすると同時に陰ではライバル視することで、勉強に熱心に取り組むことができました。ただし、やりすぎには注意です。東大特進コースで友人を作るのも効果的だと思います。

  • 適度な息抜きをしていたこと

やはり勉強は長時間連続でしすぎると、疲れてきて集中力が落ちてしまって逆に効率が悪くなってしまうことがあったので、散歩に行って新鮮な空気を吸ったり、10分くらいだけゲームをしたりして気分をリフレッシュするようにしていました。また、眠くてあくびが出てしまうような状況で勉強しても全く集中できないので20分だけと決めて仮眠をとるようにしていました。少しだけでも仮眠をとるとかなり脳の回転が良くなったような気がするのでお勧めです。受験直前の精神が安定しない時期には、好きなアイドルの動画を見ることで心を落ち着かせていました。ただし、これらのことも気づくと勉強時間がどんどん削られていたということになりかねないので、しっかりと自制して適度にするようにしましょう。

していて(していなくて)後悔したこと

  • 受験勉強の開始が遅すぎたこと

受験勉強が始めるのが遅かったせいで、ドミノ倒し的に過去問演習に入るのも遅く、最後まで満足に過去問に取り組むことができなかった科目がいくつかありました。始めるのは早ければ早いほどよく、難関大学に確実に合格したいなら高校二年生の春には始めていないといけないのかなと思いました。また、私は受験勉強中に数学にハマってしまいまして、もっと早くから受験勉強を始めて数学オリンピックにも出場したかったなと後悔しております。(数学オリンピックは高校二年生まで出場可能)

  • 高校二年生までの定期試験の勉強をそこまで真面目に取り組んでいなかったこと

受験勉強っていうのは細かい勉強の積み重ねで、高校二年生までの学校の授業などは、受験に直結することは少ないと思う人もいるかもしれませんが、真面目にやっていれば受験に必要な基礎力はつけることができたのではないかと思います。私は試験前に一夜漬けのような形で勉強をしていたので、記憶が残っていたことも少なく受験勉強を基礎からやらなくてはならなくなってしまいました。

■東進東大特進コースについて

 私は住んでいるところが都心の校舎から遠かったため、定期的に通うのが難しく、古文、日本史、地理しか受講することができませんでしたが、その短い時間で数多くのことを学べたと思いました。
 東大古文では、単語の由来に基づいた体系的な覚え方や本文を読解する上での方法論など参考書などでは学ぶことができないものを教えていただき、その後の古文勉強の方針を立てることができました。
 東大日本史では、東京大学の日本史で特徴的な未知の知識を資料文から読解し、重要な要素を抽出して論述するという方法を学ぶことができ、その後の学習に生かすことができました。
 東大地理特講では、先生と生徒のコミュニケーションが多く、質問に答えるために常に脳をフル回転させていなければなりませんでしたが、ある事象がどのようにして起こるのかを論理的に考える方法を学べました。
 また、どの科目にも共通していることですが課題の添削が非常に丁寧で自分の弱点を見つけることができ、改善につなげることができたと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私は受験勉強を始めたころはE判定しか出ず、半分あきらめ気味の中で勉強をしていましたが、今こうして合格体験記を書くことができています。ですので、皆さんも正しい勉強の仕方でしっかりと勉強していれば、きっと合格することができますのでがんばってください。また、ここに書いたしていて良かったことは、もし自分が落ちていたら後悔したことになっていたと思います。それだけ受験勉強には運も絡みますし、対照実験はできないため実際に良い方向に働いたのかわからないものなので、皆さんは終わったときに後悔しない受験生活を送るようにしてください。